スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ももたろう賞&観念の観念

2008-11-22 21:29:51 | 競輪
 岡山県で最も有名なことといったら,やはり昔話のももたろうということになるのでしょうか。今日の玉野記念の2日目優秀(動画)はももたろう賞でした。
 荒井選手が前受けし,これに石丸選手が続きました。山崎選手が上昇していきこれを打鐘前のバックで抑え,打鐘から先行。4番手を外の小嶋選手と内の荒井選手で取り合うと,荒井選手が取ったのですが,小嶋選手はそれならばとそのまま捲り発進。ごちゃごちゃしていたので山田選手が離れ,単騎の捲りだったのですが,おそらく大ギアの山崎選手のスピードが十分に乗り切る前だったようで,あっさりと捲りきりました。後方になった石丸選手がこれを追い,直線入口では小嶋選手のすぐ後ろまで追いついてきたので,あっさりと抜け出すのかと思いましたが,そこから小嶋選手もかなり粘ってゴールは接戦に。石丸選手が僅かに捕えて1着,小嶋選手が2着で,石丸選手マークの豊田選手が3着。
 石丸選手は結果的に後方に置かれてしまい,レース自体はやや失敗という感じになったのですが,小嶋選手があっさりと捲りきったこと,中団を取りきった荒井選手が動けなかったことなどが幸いしたように思います。むしろ惜しかったのは小嶋選手で,山田選手がすんなりと付いていれば,結果はまた違ったものであったと思います。

 明日は倉敷藤花戦三番勝負第二局。里見香奈女流二段が勝ちますとタイトル奪取で,清水市代倉敷藤花が勝ちますと,第三局がまた明後日に指されることになります。

 それからマイルチャンピオンシップ。これはマルカシェンク◎を狙ってみます。スーパーホーネット○,カンパニー▲,ローレルゲレイロ△,エイシンドーバー△,キスロゥヘヴン△,サイレントプライド△,スズカフェニックス△。多すぎ。

 第二部定理二三証明も,やはり論理的に厳密な意味で考えるなら,これだけでは多少の不備がありますので,その部分を解消しておくことにします。
 実際のところ,この定理をきちんと証明しようとするならば,人間の身体と人間の精神が同一個体であるということを示すだけではなくて,一般に観念と観念の観念,もっとこの定理に近づけていうならば,人間の身体の刺激状態の観念,つまりこのブログでいうところの人間身体の変状と,この人間身体の変状の観念とが同一個体であることが含まれていなければならないのです。本当は僕が示した証明の手続きは,このことを前提としていなければ明白であるとはいえないからです。
 しかしこのことは,『エチカ』においては様ざまな方法でもって示すことが可能です。最も単純には,第二部定理七の備考でスピノザが示していることに訴えればそれで十分なのですが,ここでは第一部公理六というのを利用してみたいと思います。
 このことから,Aが形相的にある場合,Aの真の観念はAと一致するということが分かりますが,これがAとAの観念が同一個体であるということの意味です。よってAの真の観念とそのAの真の観念の観念があるならば,この関係はAとAの真の観念の関係と同様でなければならないということは明らかで,この限りにおいては,AとAの観念,そしてAの観念の観念はすべてが同一個体であるということは明らかでしょう。
 このことは真の観念に限定されることではありますが,第二部定理一二というのは第二部定理九系から直接的に帰結するのであり,身体の変状はその第二部定理一二に依拠して証明されますので,これは真の観念と考えるほかなく,第二部定理二三証明の補足として十分であると思います。
コメント
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