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スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ローレル賞&不備

2008-11-05 21:04:28 | 地方競馬
 今年の川崎の夜の競馬はこの開催が最後。中日となる今日は2歳牝馬による第8回ローレル賞が行われました。
 2歳戦ということもあり,逃げて好結果を出している馬も多く,先行争いもあるかと思っていましたが,わりとすんなりブラックシンフォニの逃げになりました。シアワセノレシピ,ニットウビュー,マルノノパールといったあたりの追走。前半の800メートルは50秒5。このレベルですからこれはハイペース。
 レースを動かしにいったのはアランフェスロマンで,向正面で進出。前にいたシアワセノレシピとオウシュウダイアンがこれに対応し,逃げたブラックシンフォニと3頭がほぼ並んで直線へ。粘るブラックシンフォニと外のシアワセノレシピ,間を割ったオウシュウダイアンの3頭で叩き合いになりましたが,これらの外からヴィクトリーパールがまとめて差し切って優勝。2着はオウシュウダイアンで,3着にシアワセノレシピ。
 優勝したヴィクトリーパールはデビュー戦を勝ってここに挑戦。僕もノーマークだっただけに驚きましたが,並の馬にできる芸当ではないことは確か。川崎以外の競馬場でどうかということは残りますが,楽しみな馬が出現したとはいえるでしょう。
 鞍上は川崎の佐藤博紀騎手で管理するのは川崎の田島寿一調教師。共にこれが南関東重賞初制覇になりました。

 第二部定理一七から始める以上は,この定理の証明に進んでいくのが筋というものですが,その前に,今回の考察のテーマを明示しておくという意味で,表象の種類に関連して不備があると僕が考えるようになったということについて,この不備というのを僕がどのようなものであると考えているのかということを説明しておくことにします。
 まず,人間の精神が何らかの事物を知覚するということ,また何らかの事柄を想起するということ,そして何らかのことを想像するということ,こうしたことが人間の精神のうちに現実的に生じるということについては,僕は疑い得ないことだと思います。もちろん僕たちは,知覚し,想起し,想像するたびごとに,自分自身が知覚しているということ,想起しているということ,想像しているということを,意識している,つまりそれらの現象の観念をもっているとはいえないでしょうが,実際に自分がそういうことをしたということについては,やはりだれも疑い得ない筈だと思います。そしてまたこれらのすべてが,スピノザの哲学でいわれる意味での表象であるということも確かなことだと思います。
 したがって,表象を説明する場合には,人間が,知覚し,想起し,想像するということについて,何らかの説明が必要となるわけです。ところが,知覚と想起に関しては何も問題はないのですが,人間がある事柄を想像するということについては,どうも『エチカ』においてはそれが明確には説明されていないようにも思えるのです。そこで,いかにして人間が事物を想像するということが可能になるのかということを,僕はここで『エチカ』に訴えて考えていきたいのです。
コメント
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