スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

昇竜賞&第四部定理四証明

2008-01-15 19:58:35 | 競輪
 東日本で最初に競輪が始まったのが大宮競輪。今日はその大宮記念の2日目優秀(動画)の昇竜賞でした。並びは昨日の想定通り。
 Sの取り合いになりましたが取ったのは村本選手で海老根選手の前受け。取り損ねた荒井選手が3番手で,5番手に佐々木選手,7番手から藤田選手で周回。打鐘までだれも動かず,しびれをきらした佐々木選手がまず上昇。これを外から藤田選手が叩いて,ホームからかまし先行になりました。上昇した佐々木選手が4番手に入り,海老根選手が6番手,荒井選手は8番手。レースはこのまま一列棒状で展開し,車間を開けた後閑選手が佐々木選手の捲り追い込みに合わせるように直線から踏み出すと鮮やかに突き抜けて1着,かばってもらった藤田選手が2着に残り,3着は写真判定になりましたが,大外から伸びた海老根選手を有坂選手が退け,ラインで上位独占となりました。
 ほかのラインに徹底先行というタイプがいなかったこともありますが,ゆっくりと仕掛けて出た藤田選手の作戦勝ち。後閑選手はしっかりとした追い込み選手ですので,今日のような展開になれば500バンクではあっても楽だったのでしょう。
 

 明日は大井でTCK女王盃です。笠松のマルヨスーパーラブは出走取消。これはかなり難解な一戦で,一応はデアリングハート◎を中心に,ベルモントノーヴァ○とペディクラリス▲。サヨウナラ△,チャームアスリープ△,アウスレーゼ△。

 少なくとも第四部公理の内容が正しいということは明らかにできました。そこでこれをひとつの根拠として,第四部定理四を証明していくことにします。ただしこの定理の前半部分に関しては,ここではこの定理の意味として示した事柄によってすでに証明されているものとします。また,この部分は現在の考察とは直接的に関係するわけでもありません。
 現実的に存在するある人間が,その人間の本性だけによって理解されるような変化,いい換えれば,その人間の本性が十全な原因であるような変化しか受けないと仮定してみます。するとこのことは,この人間の本性によって生じるか,そうでなければ神の絶対に無限な本性から生じるかのどちらかであることになります。
 ところが,これがこの人間の本性から生じ得ないということは,第四部公理から明白です。しかしそれが神の絶対に無限な本性から生じるというならば,これは第一部定理二一により,この人間が無限で永遠であると主張しているにほかならず,これは不条理です。よって,人間がこうした変化しか受けないということは不可能なのです。
 これとは別に,人間が個物であることに注意すれば,次のような証明も可能です。もしある人間がこうした変化しか受けないとすれば,第三部定理四により,この人間の存在は排除され得ないでしょう。しかし個物に関してこれをいうのは第二部定義七により不条理です。
 いずれにしても,人間が,自身が十全な原因となっているような変化だけしか受けないということは不可能です。つまり,人間は常に能動的である,常に理性的であるということは不可能であるということになるのです。
コメント
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