スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

JRA賞&第一部定理一五証明

2007-01-15 22:34:42 | 中央競馬
 9日に昨年のJRA賞が決定しました。競走馬部門のみ紹介し、短評を加えておきます。
 年度代表馬は天皇賞(春)宝塚記念ジャパンカップ有馬記念とGⅠ4勝のディープインパクト。GⅠ4勝はこの馬だけですし、国内無敗ですから当然の選出でしょう。
 最優秀2歳は牡馬が朝日杯フューチュリティステークスGⅠを勝ったドリームジャーニーで、牝馬が阪神ジュベナイルフィリーズGⅠを勝ったウオッカ。共に2歳の最高峰のレースなので順当です。
 最優秀3歳は牡馬が皐月賞ダービーでGⅠ2勝のメイショウサムソンで、牝馬はオークス秋華賞のGⅠ2勝のカワカミプリンセス。このカテゴリーも、GⅠをふたつ勝っているのがこの2頭だけですから当然です。
 最優秀4歳以上は牡馬がディープインパクト、牝馬はヴィクトリアマイルGⅠを勝ったダンスインザムード。GⅠを勝っているのがこの馬だけの上、アメリカでもキャッシュコールマイルGⅢを勝ちましたのでこの馬しかいないでしょう。
 最優秀短距離馬は天皇賞(秋)マイルチャンピオンシップでGⅠ2勝のダイワメジャー。有馬記念でも3着ですから、短距離馬とはいい難いですが、選ぶとすればこの馬しかいないかもしれません。
 最優秀ダートホースはジャパンカップダートGⅠを勝ったアロンダイト。確かにこのレースは日本のダート競馬の最高峰ですが、南部杯JBCマイル東京大賞典とGⅠ3勝のブルーコンコルドがいましたので票が割れました。僕に投票権があれば、ブルーコンコルドの方に投じていたでしょう。
 最優秀父内国産馬はカワカミプリンセス。ここは投票の2位はメルボルンカップGⅠを勝ったデルタブルースでしたが、僕ならここもブルーコンコルドに投じました。
 最優秀障害馬は中山大障害GⅠを勝ったマルカラスカル。GⅠを勝ったのはこの馬だけなので妥当な選考と思います。

 明日は大宮記念決勝。2分戦で、伏見-佐藤-高谷の北日本と平原-茂木-手島-後閑の関東。山口は関東追走で村本は先手ラインの好位にいくようです。ここは手島選手◎と後閑選手○、伏見選手▲と佐藤選手△で考えます。

 第一部定理一五は次のように証明されます。
 まず、第一部公理一の意味からして、自然のうちには実体と様態だけが実在します。そして第一部定義五から、このうち様態は実体のうちにあるということが分かります。しかし第一部定理一四によれば、自然のうちに実在する実体は神だけなのですから、すべての様態は神のうちにあるということになります。これで、あらゆるものが神のうちにあるということは証明されました。
 次に、第一部公理四からして、ある様態が何らかの知性のうちに正しく概念されるためには、その様態の原因となっている実体、すなわち神の観念がその様態の観念に含まれていなければなりません。これで、あらゆるものは神なしには考えられ得ないということも証明できました。
 すなわち、第一部定理一五でスピノザがいおうとしていることは、自然のうちに実在する神と神の本性を構成する属性以外のすべてのものは神のある属性が変状した様態であって、それは神なしにはあることも考えられることもできないものであるということだと僕は理解しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする