スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

立川記念&前半の意味

2007-01-07 22:38:29 | 競輪
 立川記念決勝(動画)。1番車を得た荒井選手が前受け。このラインを佐々木選手が追走し,5番手に五十嵐選手,8番手から武田選手で周回。残り1周のホームから武田選手の上昇。まずは五十嵐選手を封じ込めるように牽制し,バックで前に出ました。ここを外から五十嵐選手の巻き返し。ただし3番手の中村選手が離れてしまいました。そこを荒井選手も上昇して,うまく武田選手との間に割り込み3番手を確保。このとき離れたために内に切れ込んできた中村選手が荒井選手の番手の山口選手と接触。このあおりで武田選手,佐々木選手,山崎選手が落車してしまいました(中村選手は失格)。結局。残り1周のバックでは逃げる五十嵐選手に牽制気味に車間を開けた渡辺選手,さらに開いて荒井選手-山口選手という態勢。ここから荒井選手が捲って出ると,そのスピードに渡辺選手もブロックできず,また山口選手もついていけずで豪快に捲りきり,荒井選手の優勝となりました。2着には切替えた渡辺選手で,山口選手は3着まで。優勝した佐賀の荒井崇博選手は先月の広島記念に続き,中一場所での記念競輪優勝。今日は得意の前受けからうまく立ち回り,3番手を確保した時点で勝負あり。スピードもかなりのもので強かったと思います。対する渡辺選手はこれでなんと記念競輪は5場所連続の準優勝。この間にFⅠでも準優勝があり,決勝レースでは6戦連続の2着となってしまいました。これはこれで凄い記録です。
 明日からは和歌山記念です。

 第二部定義二の前半の意味の方も,三角形を例として考えておきます。事物(A)が三角形,性質(X)が内角の和が二直角であるということとすると,何か分からないある図形があったとした場合,もしもその図形の性質として,内角の和が二直角であるということが与えられれば,直ちに三角形が定立されます。こういう性質を有する図形は三角形以外にはないからです。しかしもしもあらゆる図形の中から,内角の和が二直角であるという性質だけが除去されるということがあったとしたら(あり得ないですがあると仮定したら),あらゆる図形の中からすべての三角形は滅びてしまうでしょう。よって,その内角の和が二直角であるということは三角形の本性に属し,またこの性質は,三角形が存在することを定立するが,三角形の存在を排除することはないというのが,僕が考えるスピノザがここで表現しようとした意味です。ただ,このことからも,事物と本性が一対一で対応し合うということ,すなわち,一方がなければ他方もないということも出てきてはいます。この性質が排除することができるのは三角形だけであるということ,そして三角形があることによってこの性質もあることができるということは,確かに上述の説明から導き得るからです。
コメント
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