キーライムパイ

キーライムパイはその名の通り、通常に出回っているメキシコ産やイラン産等のライムではないフロリダ南端のキース辺りで産するライムで作るパイです。
キーライムは通常のライムとは違って小型でより強い酸味と苦味に独特な風味のあるフロリダや南部以外ではあまり流通していない珍しいものです。そのキーライムで作るキーライムパイやクッキーにキャンディー等のお菓子（と、お料理も）はフロリダのご当地名物的なものです。また、フロリダの１部も南部に含まれるのでジョージアを始めとする南部の近隣州でもお馴染みです。





キーライムパイはグラハムクラッカーの台にキーライム汁とコンデンスミルクが主な材料でも色々なレセピがあって、冷やし固めたりオーヴンで焼いたり凍らせたりの作り方も様々です。我が家でもその時に応じて作り変えたりしていますが、今日のは冷やし固めたものです。
パイの向こうに見える大きい（鶏卵大）のが通常のライムで、小さい（鶉卵大）のがキーライムです。そして、キーライムが流通していない土地にキーライムを使っていない（偽）キーライムパイもあります。生ではないビン詰めのキーライムジュースや飾り付けに通常のライムを使うことはありますが、キーライムの独特の風味を出すために人工的な酸味や苦味を加えて作った（偽）キーライムパイは不自然な酸味や苦味が強いのでそれを誤魔化すためにさらに大量のお砂糖を使った強烈に酸っぱくて甘いアメリカ人もビックリ！？なもですゆえに、上の画像のTシャツ（キースにて購入）には「Original（本来）のものは、Not too tart酸っぱ過ぎずNot too sweet甘過ぎません」とプリントしてあるのです。
それにしても、アメリカ人にでも甘過ぎるお菓子ってどれ程に甘いんでしょうか・・・



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