初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

経済的要因と株価の動き

2013-12-20 09:40:55 | 株・いろいろ
 主な経済的要因とそのポイントを掲げます。

 ◎景気・GDP・・・長期的にみますと、株式市場の成長率※は名目GDPの変動に近似した動きとなります。

 ◎企業業績・・・株式市場全体の指標※は全産業経常利益率にスライドしています。

 ※東証株価指数、日経平均株価指数等、と考えて頂いていいです。

 ◎金利・・・金利動向は、株価トレンドに転換のきっかけを与えます。

 ◎為替・・・大きな為替変動は株式市場に転機をもたらします。最近の動向がそうですね。

 ◎物価・・・インフレなき経済成長率が果たせる程度の物価上昇率が株式市場にもっとも好ましいのです。今は、デフレから抜け出そうとしている最中で、日銀は2%のインフレ目標を掲げていますね。この程度ならグッド?

 ◎技術革新・・・技術革新は、株式市場に新しいテーマを提供し、大きな投資機会を創りだします。ときには相場が過熱するほどの“理想買い”も。

 ・・・・・

 なお、売り時、買い時の“時”は、好悪材料の出現?の時のほかに、テクニカル面もありますが、これも折に触れて、書いていきます。

株価を動かす環境要因

2013-12-19 09:32:11 | 株・いろいろ
 株の売買している人が欲しがる?ものに“材料”があります。

 材料は、大きく分けると市場全体に影響する環境要因と、

 個々の銘柄に強く影響する個別銘柄要因の二つがあります。

 環境要因は、経済要因、制度的要因、のほか、政治的要因、海外の動きなど、に分けられます。

 例えば昨日の米FOMCが決定した“金融の量的緩和縮小”は環境要因の典型例でしょう。

 今日は、株高・ドル高(円安)に大きく振れていますね。

 “この材料を早めに欲しい”と願っても、

 “その結果株価はどう動くか”の判断はなかなか難しいです。

 なぜならば、長期間にわたって“いつ縮小策にでるか”は議論されてきましたし、

 その結果についても、取沙汰されており、

 投資家自身が、内容を咀嚼する知識がなければなりませんから。

 ということもあり、今後、環境要因のそれぞれについて、

 特徴的なことをみていくことにします。


 

株の売り時、買い時

2013-12-18 15:24:29 | 株・いろいろ
 陶芸講座の帰途、ある人が私に言いました。

 「株の売り時、買い時」についても書いてほしい、と。

 うーん、と唸ってから、「売り時は、お金が必要なとき。」と笑って別れましたが、

 ・・・・・

 NISAが控えているときでもあるし、少しずつ書いてみようと思います。

 まず、この人の聞きたかったことも含めて“前提”を考えてみます。

 ◎株式投資は「安いときに買って、上がったら売る」のであり、

 しかも投資効率を考慮すれば、

 ◎「保有期間は短く、かつ値上がり幅が大きいこと」が、最も好ましい投資の仕方です。

 でも、こんな都合のいいわけにはなかなかいきませんね。

 なぜならば、

 株式の価格は、売り手と買い手の力関係で決まるのですから。

 買い手は(すぐ?)上がる株だと思って買うのですし、

 売り手は、もうここからはあまり上値が期待できない?だろうと思って売る人が多いのですね。
 
 というわけですから、「原理、原則」にもどって、

 銘柄選択や、投資タイミングなどを見ていきます。
 

景気回復がはっきり?

2013-12-17 09:35:18 | 株・いろいろ
 昨日、発表の12月の日銀短観では、

 景気回復がはっきり見えている気がしますね。

 ◎大企業・製造業の景況感が改善。これは4四半期連続。

 ◎中小企業の製造業、非製造業がともにプラスに。非製造業のプラスは22年ぶりのこと。

 ◎大企業、中小企業とも人出不足をアピールしています。

 日経記事によると、

 パナソニックでは、2014年入社までは350人の採用だったのが、

 2015年春入社は倍増の700人だそうです。

 求人も増える、賃金も増える、・・・・

 とても明るいですね。

楽しく知る“薪窯の知識”(終わりに)

2013-12-16 09:28:00 | 陶芸
 終わりに、薪についての豆知識を。

 ◎昔から、薪窯には赤松が使われてきましたが、

 赤松は、燃焼カロリーが大きく、火力の強さが雑木の数倍あり、鉄分が少ないのが特徴。

 ◎雑木(くぬぎ、桜、樫など)は、オキを利用したいときに使います。

 木によっては微量の酸化金属を含むことがあり、熔けて流れたときの色に特徴があります。

 ◎ヒノキや杉は火力が弱く、窯焚きには適していません。

 ・・・・・

 いかがでしたか。

 薪窯について、少しでもイメージができてくれれば幸いです。

楽しく知る“薪窯の知識”(5)

2013-12-15 10:05:43 | 陶芸
 攻めの時間が過ぎたら、今度は、

 ◎ねらし です。

 この「ねらし」の段階で、

 “自然釉のかかりを期待する”ならば、1250℃前後で時間をかけますし、

 “火(緋)色の作品にしようとするならば、1300℃まで上げて火を止めます。

 いよいよ終盤です。ここで、

 ◎冷まし ますが、

 火色狙いの時は、最後の薪が燃え切ったら焚口を閉じます。

 窯変狙いの時は、ある程度燃え残りのある状態で密閉します。さらに、

 最後の薪を入れたあとに焚口を全開して急冷し、それから蓋を閉めれば青いビードロが期待できるようです。

 ここまで、小さな窯でも約36時間は焚いているのです。

 文字で書くのは簡単ですが、なかなかこうはいきません。

 そこが薪窯の魅力でしょうが。

 

楽しく知る“薪窯の知識”(4)

2013-12-14 12:32:14 | 陶芸
 さて、薪をくべて燃やす過程をみていきましょう。まずは、

 ◎焙(あぶ)りです。

 薪をくべながら温度を上げていくのですが、

 窯によって、あるいは粘土によって、温度の上げ方が違います。

 小さな穴窯であっても、一気に上げず、

 1000℃まで上げるのに13~15時間かけるというようにゆっくりと。

 一昨日、書きましたように、窯の前の方と後ろの方では温度差があります。

 この温度差を縮めるのは、この焙りのしかたにかかっています。

 できるだけ時間をかけゆっくりと上げるのはこのためです。ここから次の段階の、

 ◎攻め焚きです。

 窯の中の炎が切れないように、じっくりと1200℃台まで上げ、

 その1200℃台を14~15時間維持します。

 言葉で書くと簡単ですが、これが馴れないと難しいのです。

 薪を沢山入れ過ぎると温度が下がってしまい、少ないと燃え尽きて下がってしまいます。

 燃え尽きる直前に次の薪を入れるようにする。

 こうした焼き方で、窯の中は還元状態になり、

 いろいろな炎の模様・景色が期待できるのです。

 続きはまた。

 

 

 
 

楽しく知る“薪窯の知識”(3)

2013-12-13 13:03:03 | 陶芸
 炎で描く模様についてみましょう。

 ◎焚口に近いところ(火前)に置いた作品は“焦げ”が期待できます。

 これを期待して、火前に置きたがる人が多いと、

 「割増料金をとるぞ」と言われるほどです。(笑)

 ただ、広口の作品などには、灰が溜まって汚くなるリスクもありますよ。

 ◎皿の上に茶碗を伏せて置くなど伏せ焼きをすると、その部分が赤くなることから、“ぼた餅”と呼ばれるユニークな模様ができます。

 ◎隣の作品とくっつかないように藁を巻くと、巻いたところが赤くなる“火襷(ひだすき)”ができますが、今は隣とは関係なく意図的に藁を巻いて火襷模様を狙います。

 その他にも、

 赤貝などを使って貝の跡をつけたり、

 棚の高低差によって炎の走りが変わることを利用して、詰め方を工夫したり、

 薪窯焼成に馴れてくると、

 いろいろ面白い模様の描き方にチャレンジできるのですね。

楽しく知る“薪窯の知識”(2)

2013-12-12 16:44:09 | 陶芸
 薪窯は 1に窯詰め と書きましたね。そうなんです。

 うまく焼けるかどうかの、いちばん大事なことは、窯詰めなんです。

 というのは:

 ◎作品をまったく入れない窯は、どんなに薪をくべても1100℃以上には上がらない由です。

 また、

 ◎焚口(火前といいます)と一番奥とでは100℃以上の温度差があるのが普通です。

 そして、

 ◎作品相互の間隔を少なくすることによって、炎の走り方が変わり、いろいろな景色(模様のこと)が期待できるのです。

 これを、語呂良く言えば、

 作品の ガラガラ状態 火が逃げる 詰め過ぎ位が 具合がよろし

 作品は 天上すれすれ 詰めるべし 下は無理せず 風通し良く

 ということになります。

 続きはまた。

楽しく知る“薪窯の知識”(1)

2013-12-11 15:30:29 | 陶芸
 最近は、電気窯が普及していて、趣味で陶芸をする人の殆んどが電気窯を利用します。

 しかし、薪窯の魅力を求めて年に1度は薪窯を楽しむ人も多いのです。

 (薪窯と言っても、殆んどは穴窯です。)

 薪窯の魅力は、なんといっても“窯変(ようへん)”といって、

 予期しない“すばらしい”模様が得られることにあります。

 とはいえ、結果だけもとめるのでは面白くありません。

 そこで、薪窯の知識を増やすために、何回かに分けて書いてみます。

 まずは:

 薪窯は 1に窯詰め 2に焙(あぶ)り 炎で描く スゴ技(わざ)達人

 だとご承知ください。