円安と個人投資家の動き

　ドル・円相場がニューヨークで１２１円台をつけるなど、かなりのピッチで円安となっています。

　この円安の中で、個人投資家が二つの特徴的な動きをしています。

　ひとつは、日米の金利格差が開いていることから、海外の高金利を当て込んだ外貨建て商品を買っていること。（グローバルソブリン買いもそのひとつ）

　この動きは円を売ってドルを買っていることであり、「円安」の手伝いです。

　もうひとつは、「これまでに為替差益を狙って円が高いときにドル預金をしてきた人」の動きです。

　ここにきてそのような人たちは、目的達成で？「既に預金解約の動きが優勢★」だそうです。　★東京三菱銀行調査部の人の言葉

　これはドル売り・円買いで、「円高」の手伝いとなりますね。

　個人の金融資産の移動が為替変動にダイレクトに関わっているということです。