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楽しく知る“薪窯の知識”(4)

2013-12-14 12:32:14 | 陶芸
 さて、薪をくべて燃やす過程をみていきましょう。まずは、

 ◎焙(あぶ)りです。

 薪をくべながら温度を上げていくのですが、

 窯によって、あるいは粘土によって、温度の上げ方が違います。

 小さな穴窯であっても、一気に上げず、

 1000℃まで上げるのに13~15時間かけるというようにゆっくりと。

 一昨日、書きましたように、窯の前の方と後ろの方では温度差があります。

 この温度差を縮めるのは、この焙りのしかたにかかっています。

 できるだけ時間をかけゆっくりと上げるのはこのためです。ここから次の段階の、

 ◎攻め焚きです。

 窯の中の炎が切れないように、じっくりと1200℃台まで上げ、

 その1200℃台を14~15時間維持します。

 言葉で書くと簡単ですが、これが馴れないと難しいのです。

 薪を沢山入れ過ぎると温度が下がってしまい、少ないと燃え尽きて下がってしまいます。

 燃え尽きる直前に次の薪を入れるようにする。

 こうした焼き方で、窯の中は還元状態になり、

 いろいろな炎の模様・景色が期待できるのです。

 続きはまた。

 

 

 
 

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