ここ3週間の週末現在(7月22日、29日、8月5日)における、
信用取引の「売残」が減少しています。
信用取引の売残の増加は、「目先、相場が下がる」と思う投資家が増えていることであり、
実際に、相場が下がると「買いもどし」をしますので、売り残は減少します。
(買い残の増加・減少はその反対の動きですね。)
そこで、気になるのは「売り残高」と「買い残高」のどちらが多いか、です。
信用取引データの見方として、「信用倍率」があるのはそのためです。
「信用倍率」とは、「売り残高に対する買い残高の倍率」、すなわち
買い残高 ÷ 売り残高 の値です。
残高の数字は、「金額」と「株数」の両方がありますが、おおざっぱに言えば、
相場全体の信用倍率を見るときは「金額」で、
個別銘柄の信用倍率を見るときは「株数」に主眼を置くのがわかりやすいです。
信用倍率をどう見るか、この続きはまた。