３月の景気ウォッチャー調査から

　内閣府発表の、３月の景気ウォッチャー調査によると、

　街角の声は過去最高に並ぶほど景気の現状は良くなっているようです。

　◎家計部門では：

　高額商品が売れ、タクシーに行列ができるなど、消費マインドが向上。

　◎企業部門では：

　受注や引き合いが増え、製品価格も維持され、業績が改善。

　◎雇用部門では：

　製造業や建設業などの現場で人手不足感がでる。

　などの由です。

　景気ウォッチャー調査は、

　タクシー運転手やコンビニの店長など、

　地域に密着して景気に関連の深い動きをつぶさに観察できる人が景気ウォッチャーに任命され、

　３か月前と比べた景気の現状・２，３か月先の見通しなどを５段階でヒアリング。

　それを指数化するのです。

　生の声に加え、速報性に優れているのです。

　今回の調査では、現状は“上々”ですが、２，３か月先の見通しは５か月ぶりに下げています。

　やはり、輸入価格上昇などが背景にあるのですね。

　今後、それはどう吸収されるか、です。