不動産投信その５・ＲＥＩＴの仕組み（１）

　不動産を主な運用対象とする“投資法人”あるいは投資信託を総称して“不動産投資信託”という、ことは前に書きました。

　つまり、投資法人とは「投資家から集めた資金で不動産などを買い、保有・運用することを目的とした会社」です。

　不動産投資法人は、投資証券と呼ばれる有価証券（注）を発行して投資家から資金を集めます。

　不動産投資法人は、集めた資金や金融機関からの借入金などでオフィスビル、商業施設、マンションなどの不動産を購入して運用します。

　不動産投資法人は、購入した不動産をテナントに賃貸し、

　その賃料収入から管理費用、金利などを支払ったあとの利益を投資家に分配するのですね。

（注）この投資証券を取引所に上場するのです。投資家が購入する不動産投資信託はこれのことです。