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初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

親子陶芸・絵付け教室

2014-03-23 14:51:54 | 陶芸
 今日の午前中は、花見川いきいきプラザで、

 親子陶芸・絵付け教室をやってきました。

 今月1日の「市政だより」で募集案内がしてあり、

 ママと小学生のお子さん(おじいさんの付添の人も)が集まりました。

 ママは花器、小学生はペン立て、として、

 すでに筒型の作品を作成し、素焼きしておきました。

 参加者は、パレットと筆を持ってくるだけ。

 こちらで、絵の具(赤、青、黄、緑、茶、黒)、はっ水剤、釉薬などを準備しておきました。

 いつもそうですが、お子さんの絵は実に自由闊達。

 豪快に?色を塗りたくる子など、見てても楽しいです。

 「夏休みもやるから、また来てねー。」とさよならしました。

 終了後、窯入れを済ませ、27日には渡せます。

花器・一輪挿しを作りました

2014-03-12 14:41:44 | 陶芸
 “春近し”の雰囲気に誘われて、

 一輪挿しのような小さな花器を作りました。

 まだ、湿っていて良く見えませんが、

 装飾として、文字を書き入れました。

 手前のもの、一つは論語から:

 思而 不學 則殆 ⇒ 思いて学ばざれば則(すなわち)殆(あやう)し

 もう一つは、淮南子から:

 禍之來也 人自生之 福之來也 人自成之 ⇒禍の来るや人自らこれを生じ 福の来るや人自らこれを成す

 中の方にちらっと見えるものには、「歩」という字が見えると思います。

 これの意味は、「これからの日々は急がない、でも止まらずにしっかり歩いていく」ということ。

 そしてこの花器の反対側には、「と」が書いてあります。つまり、

 止まらず目的に向かってしっかり進んでいけば、

 “歩”(ふ)は、“ときん”になるという将棋の駒からのアイディアです。

 いかがでしょうか。

 

陶芸絡みの読書を楽しむ

2014-03-09 14:34:07 | 陶芸
 寝る前のひと時を読書で楽しむ、・・・・

 今、その時の気分で少しずつ読んでいる陶芸絡みの本は3冊です。

 その1:木澤聰「自然釉焼締壷」ほか×北大路魯山人「私の陶器製作について」ほか

 という長いタイトルの本

 著者は、木澤聰(陶芸)、北大路魯山人(文)の二人です。

 魯山人が陶芸について、昭和29年頃までいろいろな角度から講演などをしたものが文章化されています。

 亡くなる5年前までですから、若いころの講演録の「魯山人陶説」と併せて読むと興味深いです。

 その2:やきものの楽しみ方 完全ガイド  監修者 荒川正明

 です。

 日本の「やきもの文化」は、匠とよばれる作り手とレベルの高い鑑賞者との共同のもとに誕生した。

 という前提で、豊富な写真とともに分かりやすく解説しています。

 その3:千家奔流 著者 井ノ部康之 

 です。

 千利休が切腹と、その後、お家断絶にならずに至る過程を小説化した、

 「千家再興」「千家分流」との三部作の一冊です。

 どれも面白いので、一気に読まず?

 少しずつ楽しんでいます。

千葉市生きがい活動で陶芸を

2014-02-09 14:34:54 | 陶芸
 私が陶芸講師をつとめている千葉市花見川いきいきプラザでは、

 “千葉市生きがい活動”という事業も行われています。

 これは、65歳以上のシニアが運動や趣味活動などを行い、参加者同士が交流を深めることで、

 心身の健康を保つとともに自立した生活の維持を図ること、を目的としているのだそうです。

 毎週火曜日から土曜日までの一日を選んで参加していますが、

 各日とも15人が限度で楽しく活動しているグループ。

 このグループが先週の火曜日から土曜日まで、陶芸をしたのです。

 1日2時間弱の時間内に作品を作るという計画でしたので、

 “タタラで小どんぶり作り”をしました。

 10時からの開始でしたので、私は9時前に入館し、

 タタラ作りをすることから始めました。

 生徒さん?(笑)の方は、毎日かわりますが、

 私は5日間連続で、土練り、タタラ板作り(粘土をのし棒で板状にする)・・・・

 始まりますと、あちこちから呼ばれて、「ここはどうするの、こんなになっちゃった・・・」に応えます。

 でも、活動を支援している担当の方の応援にも支えられて、

 楽しい、楽しい、作陶を5日間無事に終えました。

 このあと、乾燥、素焼きを行い、3月初めにまた5日間かけて、

 絵付け、釉掛け、そして本焼きをします。

 

陶芸講座の閉講

2014-01-29 14:03:33 | 陶芸
 昨年4月に始まった平成25年度の陶芸講座が本日閉講しました。

 期初の学習目標は

 ◎粘土という自然の素材を、熱の力で焼きあげる陶芸、

  その魅力は、誰でも簡単にできるくせに、奥が深いことにある。

 ◎「粘土を知り」「成形や装飾を楽しみ」「釉薬を学び」「焼く力を知る」

 ◎そんな陶芸の基本知識や技量を身に着ける。

 “楽しみながら”としました。

 楽しみながらすすめることは、私たちの生活にとって、とても大事ですよね。

 しかも、アメリカのゴルファー、タイガー・ウッズ選手も言ってます。

 「楽しみながらやると、上達も早い」って。

 年度を通じて、

 手びねり、紐作り、たたら作りなどの技法を使い、

 ぐい飲み、湯飲み茶わん、壺型花器、筒型花器、陶印

 などを作りました。

 最後の窯出しとなった筒型花器や陶印を持った皆さんと、

 楽しくお別れしました。

映画「利休にたずねよ」で使われた茶碗

2014-01-21 10:27:37 | 陶芸
 モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した映画、

 「利休にたずねよ」を見てきました。

 ストーリーはすでに原作を読んでいましたが、この映画では

 主演・利休役の市川海老蔵が撮影に使った茶碗がすごい!

 実際に利休が使っていたという初代楽長次郎作の茶碗・銘「万代屋黒(もずやぐろ)」

 同じく長次郎作の銘・「小手巻」

 はじめ、すばらしいものばかりです。

 「万代屋黒」は3億円の値段がついたことがある由。

 海老蔵もすっかりお茶の世界に魅せられたとかで、

 「自分でも茶碗を買うようになった」そうです。

 

 

もう一つの馬の絵皿

2014-01-05 09:57:09 | 陶芸
 毎年、干支の絵皿を大小2枚制作して、

 大きな方の写真を年賀状などに使っていますが、

 これは、小さな方の絵皿です。

 写真では大きさは分かりませんが、直径22.5cmです。

 大きな皿は白馬の雄姿を描きましたが、

 この皿は「馬の鼻面に小鳥が来て、なにか囁いている」という

 可愛さを表現しました。

 なんとなく、

 ほのぼのしませんか?(笑)

楽しく知る“薪窯の知識”(終わりに)

2013-12-16 09:28:00 | 陶芸
 終わりに、薪についての豆知識を。

 ◎昔から、薪窯には赤松が使われてきましたが、

 赤松は、燃焼カロリーが大きく、火力の強さが雑木の数倍あり、鉄分が少ないのが特徴。

 ◎雑木(くぬぎ、桜、樫など)は、オキを利用したいときに使います。

 木によっては微量の酸化金属を含むことがあり、熔けて流れたときの色に特徴があります。

 ◎ヒノキや杉は火力が弱く、窯焚きには適していません。

 ・・・・・

 いかがでしたか。

 薪窯について、少しでもイメージができてくれれば幸いです。

楽しく知る“薪窯の知識”(5)

2013-12-15 10:05:43 | 陶芸
 攻めの時間が過ぎたら、今度は、

 ◎ねらし です。

 この「ねらし」の段階で、

 “自然釉のかかりを期待する”ならば、1250℃前後で時間をかけますし、

 “火(緋)色の作品にしようとするならば、1300℃まで上げて火を止めます。

 いよいよ終盤です。ここで、

 ◎冷まし ますが、

 火色狙いの時は、最後の薪が燃え切ったら焚口を閉じます。

 窯変狙いの時は、ある程度燃え残りのある状態で密閉します。さらに、

 最後の薪を入れたあとに焚口を全開して急冷し、それから蓋を閉めれば青いビードロが期待できるようです。

 ここまで、小さな窯でも約36時間は焚いているのです。

 文字で書くのは簡単ですが、なかなかこうはいきません。

 そこが薪窯の魅力でしょうが。

 

楽しく知る“薪窯の知識”(4)

2013-12-14 12:32:14 | 陶芸
 さて、薪をくべて燃やす過程をみていきましょう。まずは、

 ◎焙(あぶ)りです。

 薪をくべながら温度を上げていくのですが、

 窯によって、あるいは粘土によって、温度の上げ方が違います。

 小さな穴窯であっても、一気に上げず、

 1000℃まで上げるのに13~15時間かけるというようにゆっくりと。

 一昨日、書きましたように、窯の前の方と後ろの方では温度差があります。

 この温度差を縮めるのは、この焙りのしかたにかかっています。

 できるだけ時間をかけゆっくりと上げるのはこのためです。ここから次の段階の、

 ◎攻め焚きです。

 窯の中の炎が切れないように、じっくりと1200℃台まで上げ、

 その1200℃台を14~15時間維持します。

 言葉で書くと簡単ですが、これが馴れないと難しいのです。

 薪を沢山入れ過ぎると温度が下がってしまい、少ないと燃え尽きて下がってしまいます。

 燃え尽きる直前に次の薪を入れるようにする。

 こうした焼き方で、窯の中は還元状態になり、

 いろいろな炎の模様・景色が期待できるのです。

 続きはまた。