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初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

楽しく知る“薪窯の知識”(3)

2013-12-13 13:03:03 | 陶芸
 炎で描く模様についてみましょう。

 ◎焚口に近いところ(火前)に置いた作品は“焦げ”が期待できます。

 これを期待して、火前に置きたがる人が多いと、

 「割増料金をとるぞ」と言われるほどです。(笑)

 ただ、広口の作品などには、灰が溜まって汚くなるリスクもありますよ。

 ◎皿の上に茶碗を伏せて置くなど伏せ焼きをすると、その部分が赤くなることから、“ぼた餅”と呼ばれるユニークな模様ができます。

 ◎隣の作品とくっつかないように藁を巻くと、巻いたところが赤くなる“火襷(ひだすき)”ができますが、今は隣とは関係なく意図的に藁を巻いて火襷模様を狙います。

 その他にも、

 赤貝などを使って貝の跡をつけたり、

 棚の高低差によって炎の走りが変わることを利用して、詰め方を工夫したり、

 薪窯焼成に馴れてくると、

 いろいろ面白い模様の描き方にチャレンジできるのですね。

楽しく知る“薪窯の知識”(2)

2013-12-12 16:44:09 | 陶芸
 薪窯は 1に窯詰め と書きましたね。そうなんです。

 うまく焼けるかどうかの、いちばん大事なことは、窯詰めなんです。

 というのは:

 ◎作品をまったく入れない窯は、どんなに薪をくべても1100℃以上には上がらない由です。

 また、

 ◎焚口(火前といいます)と一番奥とでは100℃以上の温度差があるのが普通です。

 そして、

 ◎作品相互の間隔を少なくすることによって、炎の走り方が変わり、いろいろな景色(模様のこと)が期待できるのです。

 これを、語呂良く言えば、

 作品の ガラガラ状態 火が逃げる 詰め過ぎ位が 具合がよろし

 作品は 天上すれすれ 詰めるべし 下は無理せず 風通し良く

 ということになります。

 続きはまた。

楽しく知る“薪窯の知識”(1)

2013-12-11 15:30:29 | 陶芸
 最近は、電気窯が普及していて、趣味で陶芸をする人の殆んどが電気窯を利用します。

 しかし、薪窯の魅力を求めて年に1度は薪窯を楽しむ人も多いのです。

 (薪窯と言っても、殆んどは穴窯です。)

 薪窯の魅力は、なんといっても“窯変(ようへん)”といって、

 予期しない“すばらしい”模様が得られることにあります。

 とはいえ、結果だけもとめるのでは面白くありません。

 そこで、薪窯の知識を増やすために、何回かに分けて書いてみます。

 まずは:

 薪窯は 1に窯詰め 2に焙(あぶ)り 炎で描く スゴ技(わざ)達人

 だとご承知ください。

陶芸体験教室

2013-11-30 14:03:38 | 陶芸
長沼原勤労市民プラザ主催の陶芸体験教室をやって来ました。

好きなもの作ろう、というテーマでしたので、

小さな子供の筆立てからお父さんの表札やお母さんのお皿まで、

みんな楽しく作りました。

次回までには素焼きをしておいて、絵や模様を描き入れます。

どんな絵や模様を描くか楽しみです。

体験希望の多い陶芸

2013-11-08 13:40:29 | 陶芸
 陶芸そのものを趣味とするのはたいへんだけど、

 体験してみたいと思っている人はとても多いのですね。

 私が講師を務める千葉市花見川いきいきプラザでは、毎年2度、親子の陶芸教室をしますが、

 とても人気があります。(今度は来年3月に予定されています。)

 さらに、千葉市長沼原勤労市民プラザでも体験教室が開かれます。

 粘土に親しみ「なんでも好きなものを作ろう」と呼びかけます。

 小さなお子さんは、昆虫でも、動物でも、怪獣でも・・・・

 大人の方は、茶碗でも、カップでも、小どんぶりでも・・・・

 好きなものに挑戦です。

 11月30日(土)に作って、

 12月14日(土)に色を塗ったり、釉薬を掛けたり、と計画しています。

 素焼きの日、本焼きの日をいつにするか、

 今日、相談してきました。

 

備前焼の景色

2013-10-25 14:03:47 | 陶芸

 先日、備前祭りに行ったことについてはこのブログで紹介しましたね。

 ところで、備前焼というのは、釉薬をかけないで時間をかけて焼くのですが、

 窯の中の置き場所によって炎の当たり方や、灰のかかり具合が異なり、

 二つと同じ焼き上がりにならないという、

 “窯変”の景色(模様)の味わいが素晴らしいのです。

 景色には、いろいろあるのですが、

 その中で代表的なものに火襷(ひだすき)があります。

 ◎火襷(ひだすき)とは、

 隣の器どうしがくっつかないように藁をまくのですが、

 その藁が溶けて、写真のように襷状の緋色の筋が生じたものを言います。

 写真は、小さなぐい飲みですが、

 花器にも、鉢にも、皿にも、藁を巻いたあとの模様が着いています。

 この模様が人気があるものですから、

 最近は、器どうしがくっつくとかくっつかないとかに関係なく、

 模様をつけるために藁を巻いていることが多くなっています。

 その他の景色(模様)については、いずれまた。

最近の陶芸活動

2013-10-12 10:08:09 | 陶芸
 “芸術の秋”ですね。

 と言うわけでもありませんが(笑)、最近の私の陶芸に関する動きから:

 ◎見たもの

 〇もう終わりましたが、日本伝統陶芸展・・・日本橋三越

 〇国宝「卯花墻」と桃山の名陶・特別展・・・三井記念美術館・11月24日まで

 ◎進行中のこと

 〇千葉市花見川いきいきプラザの「陶芸講座」講師

 〇同場所での陶花会の講師

 〇千葉市長沼原勤労市民プラザで、

  釉游会、陶寿会、十寿会などの陶芸クラブでの作陶、指導など

 ◎今、相談・準備をすすめていること

 〇今月19日の岡山・伊部市で開かれる備前焼祭りの見学

 〇11月初めの、喜兵衛窯(穴窯)で焼く作品作り

 〇千葉市長沼原勤労市民プラザで計画している陶芸イベントの講師

 などなどなど。これ、陶芸関連だけですから、

 忙しがっています。(笑)