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初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

山下清の絵を陶板に

2017-07-11 14:41:46 | 趣味

 予てより「機会があったら」と考えていた「陶板」を作りましt。

 それは、黒い粘土を板にして、その板に「白化粧土」を筆で塗ります。

 乾いてから、表面(白化粧土)を削ると、下地の黒がでてきます。

 そのようにして、「山下清」の最晩年の作「東海道五十三次」から1枚、

 「箱根旧道」を選んでみました。

 縦30センチににも満たない小さな陶板ですが、

 その作品を収める額縁を「百均屋?」さんで売っている材料をもとに、

 自分で額縁を作って、今日、出来上がり、飾りました。

 陶板ですから、絵の巧拙だけでなく、「削り」「素焼き」「釉薬・釉掛け」等々

 時間もかかりました。

 写真がうまくこのブログにのらないのが残念です。

 次回には写真をご覧いただきます。

 


草木萌え動く

2016-03-01 09:48:20 | 趣味

 

 今日から3月ですね。旧暦では雨水の末候「草木萌え動く・そうもくもえうごく」で、

 草木が芽吹きだすころなのですが、北海道では猛吹雪の由。気を付けてください。

 関東地方も北風が強く寒いです。

 久しぶり(5年ぶり)に自画像にチャレンジしました。

 タイトルは「トレッキングポールを持つ私」にしようかと。

 (昨年暮れに足の骨折をしたときに、娘が買ってくれたトレッキングポール)

 絵はまだ完成ではありません。なにしろ自分に似せて描くのはとても難しいこと。

 誰でもそうですが(と言われていますが)、自分より若くカッコよく?描くそうです。(笑)

 過日も、建設会社の方が来られた折、「鼻が・・・」「鼻の穴がが・・・」といろいろ注意を受けました。(大笑)

 最後の手直しをしてサインを入れて完成です。

 また、ご紹介します。

 


三井家伝世の至宝

2015-11-21 10:22:01 | 趣味

 いま、三井記念美術館で「三井家伝世の至宝」という特別展をしています。

 それに対応して、大人の休日・ジパング倶楽部主催の「三井家伝世の至宝講座」が開かれ、

 昨日、その講座に行ってきました。

 三井記念美術館は、日本橋という足の便もいいし、

 国宝、重要文化財なども多く、これまで何度も行ってますが、

 意外に?「三井家がいつごろから、どのように至宝を集めたか」を知りませんでしたので、

 良い機会だと思い行ったのです。

 講師は、同美術館の清水学芸部長と赤沼参事の二人。

 三井家では、高利(たかとし)1622~1694を元祖に、数代にわたって

 呉服、両替で財を成し、その財力で多くの美術品を集めたのですね。

 現在開催中の特別展でも、国宝級の至宝を展示しており、

 講座を受講した私たちには招待券をもらったのですが、

 来年1月23日まで開催しているので、

 後日の楽しみにして、帰ってきました。


絵画「犢橋の初夏」

2015-08-24 09:40:59 | 趣味

 世界的な株安で、今朝も日経平均株価は400円以上も安いところにいます。連日の暴風雨並みです。

 そして実際の台風15号が沖縄に接近し、石垣市では1時間に65.0ミリの大雨、最大瞬間風速71.0mと、

 まるで、想像できません。

 沖縄の人たち、台風の進路にあたっている地域の人たち、どうかお気を付けください。

 連日、熱中症が気になる暑さを吹き飛ばすのが台風とは・・・・

 ところで、紹介が遅れていました今年の絵画ですが、

 暑さのためにたった1枚しか描いていません。それも初夏の頃の絵です。

 毎朝の私のウォーキングコースのひとつです。

 犢橋(こてはし)というところで、今でも水稲が少し残っているのですね。

 田植えが済み、少し葉が伸びていた頃、その美しさに魅せられたのと、記録の必要を感じて描きました。

2,3日前に行きましたら、見張り役の案山子がたくさん立っており、

稲穂がたれていました。


「聖プラクセディス」を見てきました

2015-06-13 10:11:04 | 趣味

 今、はっきりとフェルメールの絵だとされているのは32点で、

 その他研究者の間で意見が一致していない?作品が5点?あります。

 その5点の中の1点「聖プラクセディス」が、昨夏、オークションにかけられ日本の蒐集家が10億86百万円(当時)で落札、

 上野の西洋美術館に寄託され、常設展にあるので行ってきました。

 この絵は、イタリアの画家フェリーチェ・フィケレッリが1640~45年頃に描いたものを、

 フェルメールが(1655年に)模写したものだということで。

 根拠は、絵の中(しかも2か所・・・絵の下・左右)に署名(Meer・・・)があったからなのです。

 ところが、署名の解釈を巡って疑義を唱える研究者が多くいる、とか

 袖口に使われている白色の顔料がフェルメールの初期に使われたものと類似しているという、

 根拠も示されましたが、真筆と立証するには不十分だ、とか、

 その他、いろいろ。結論がでないまま現在は、「フェルメール帰属」の絵として検討中です。

 左側がフェルメール、右側がフィケレッリの絵です。

 私の見た印象は、“フェルメールの絵の感じはしない”・・・です。

 それは、フェルメールの初期(23歳)の作品だからというのですが・・・

 その他、面白いこといっぱい!でした。  

 

 


ルーブル美術館展に

2015-05-10 14:17:25 | 趣味

 六本木の国立新美術館で開催中の「ルーブル美術館展」に行きました。

 お目当てはフェルメールの「天文学者」です。

 ルーブル美術館には、フェルメールの作品は「天文学者」と「レースを編む女」の2点が展示されているのですが、

 以前ルーブル美術館に行ったとき、「天文学者」は貸し出し中で見ることができなかったし、

 今回この絵は、初の来日ですので逃す手はないと。

  私もフェルメール・ファンの1人で、いろいろな本も読みますが、

 今回は、福岡伸一著「フェルメール 光の王国」をしっかり読んで(笑)行きました。

 例えば、

 ◎右手でそっと触っている天球儀は1600年にオランダのホンディウスという地図製作者が作ったもので、

 触っている箇所は「はくちょう座」のあたりであるとか、

 ◎その手の上にフェルメールは絵を描いた年記を入れているとか、

 ◎書物は1621年にアードリアン・メディウスが書いた本の第3部「星界の調査/・・・」の見開きのページであるとか、

 ◎左手そばの器具は、「地理学者」の右手に持っているディベイダーとそっくりのものとか、

 その他、よくもそこまで、と感心します。(もちろん、これはフェルメールを調べたプロたちの成果?)

 また、「天文学者」と「地理学者」は同一人物で、絵の依頼者(クライアント)は、

 顕微鏡の父といわれるアントン・ファン・レーウェンフックではないかと思う(これは福岡氏)とか。

 レーウェンフックは、フェルメールの生まれた日(10月31日)の1週間前の24日であり、

 教会の洗礼者名簿の同じページに二人が載っているとか、

 ともかく面白かったです。

  


フェルメールの天文学者

2015-03-08 10:31:18 | 趣味

 今、六本木の国立新美術館でルーブル美術館展が開かれていますね。

 ルーブル美術館所蔵の絵画が約80点飾られており、その中に目玉のひとつ?

 フェルメールの「天文学者」がある由。「天文学者」は日本初公開でもあり、

 行きたいのですが、待ち時間は?とか、絵はゆっくり見れない?とか、もちろん写真撮影はダメとか、

 考えると二の足を踏んでしましまいます。

 私は昔から?多くの人と同じように「フェルメール大好き人間」で、

 15年近くも前、ルーブルに行ってフェルメールを見てきました。

 全部で30数点しかないフェルメールの絵の内、ルーブルには2枚展示されています。

 「天文学者」と「レースを編む女」です。

 その時に「レースを編む女」の前で写した写真です。

 因みにこの「レースを編む女」は、フェルメールが描いた絵の中で最も小さく、縦23.9横20.5cmで、

 「天文学者」は縦50横45センチです。

 この「レースを編む女」の隣に「天文学者」があるのですが、何故か写真が残っていません。撮らなかった?

 海外の美術館では日本のように“写真ダメ”はあまりありません。

 いろいろ思い出します。

 


平山郁夫展

2015-02-19 15:27:32 | 趣味

 昨日とは打って変わった好天気に誘われて、平山郁夫展に行ってきました。

 千葉県立美術館 開館40周年記念特別企画ということで、1月24日から開かれていたのです。

 平山郁夫は、日本を代表する日本画家のひとりで、断片的にその絵を見ることはありましたが、

 いくつもの大作を含め、93点が展示されていました。

 広島生まれの彼は、1945年8月6日、中学生の時に原子爆弾を被ばくしたのですね。

 精神的、身体的に受けた苦しみが、画家としての生き方に影響を及ぼした由です。

 1959年発表の「仏教伝来」以降、仏教をテーマに絵を描き、

 シルクロード各地の絵画は世界的に有名になりました。

 絵を描くだけでなく、シルクロード(ヨーロッパ、アジアの約37か国)の美術品も収集されたそうですし、

 民族紛争など政情不安から文化財保護のために尽力したのですね。

 すばらしい展覧会です。

 3月22日まで開催していますし、シニアは入館料はタダです。(笑)


芥川龍之介の猿蟹合戦

2015-02-11 14:09:55 | 趣味

 芥川龍之介は、“その後のさる蟹合戦”を書いているのです。面白い部分を要約すると:

 “・・・・彼等(蟹、臼、蜂、卵等)は、仇(かたき)を取った後、

 警官の捕縛(ほばく)するところとなり、ことごとく監獄(かんごく)に投ぜられた。

 しかも裁判(さいばん)を重ねた結果、

 主犯(しゅはん)蟹は死刑になり、臼、蜂、卵等の共犯は無期徒刑の宣告を受けたのである。

 ・・・・”

 ここからは、私なりに要約します。

 蟹(かに)の発言「握り飯と柿と交換したが、猿は熟柿(じゅくし)を与えず、青柿ばかり与えたのみか、

 自分に傷害を加えるように、さんざんその柿を投げつけた。」

 反論「蟹は猿との間(あいだ)に、一通の証書も取り換(か)わしていないし、

 握り飯と交換した柿は熟柿とは断(ことわ)っていない。

 青柿を投げつけられたというのも、猿に悪意があったかどうか、その辺(へん)の証拠は不十分である。」

 と。

 さらに芥川の小説は、

 新聞雑誌の輿論(よろん)や商業会議所会頭某男爵(だんしゃく)や大学教授某博士(はかせ)の意見なども書いており、

 蟹の仇打ちは識者の間(あいだ)にも、一向(いっこう)好評を博さなかった。

 などとしています。

 もっと面白い角度からの表現もありますが、

 要は、時代背景のなせるわざと感じましたがどうでしょうか。

 なお、小説のなかでルビをふってあるところを( )書きしました。

 

 


猿蟹合戦の続き

2015-02-10 09:43:36 | 趣味

 仇討というとすぐ頭に浮かぶのは赤穂浪士の討ち入りですが、

 これは、“浅野長矩が吉良義央を松の廊下で切りつけた”事件であって、

 むしろ被害者は吉良義央であり、浅野長矩は処分(切腹)されたあとの討ち入りで、

 仇討ではなかったのですね。

 閑話休題:

 さて、仇討に寛大?であった江戸時代が過ぎ、明治に入ると政府の対応はがらりと変わりました。

 ◎明治6年2月7日付 太政官布告第37号で仇討禁止令がだされました。

 復讐ヲ厳禁ス として、

 人ヲ殺スハ国家ノ大禁ニシテ人ヲ殺ス者ヲ罰スルハ政府ノ公権ニ候・・・・・

 としたのです。(分かりやすいですね。)

 ところで、(日経紙にも紹介されましたが)

 芥川龍之介が面白い“猿蟹合戦”を、短編に書いています。

 400字詰原稿用紙で6枚くらい?の短い物語ですが、

 書いたのは大正12年2月ですから、復讐厳禁を踏まえたものです。

 面白いと書いたのは、そのような時代背景だからだったのか、

 と思わせるからですが、また明日。