浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

しらなかったよ、Pixi

2006-08-01 23:35:24 | 
先日の「オシムの言葉」に続き、ユーゴサッカーもの。今度はストイコビッチ。

著者の「ユーゴサッカー三部作」のひとつ。

誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡   /木村元彦


しかしまぁ僕が無知過ぎるんだけどユーゴ紛争というのは大変。本当に何もしらなかったよ。ストイコビッチがマルセイユ(フランスリーグのチーム)に行き、八百長疑惑に巻き込まれ(ストイコビッチはほんとに巻き込まれただけ)、リーグの審判の未熟さ故にイエローを出され、監督と衝突し、その後ベンゲルにあって、活躍して日本を好きになったことなんて。

内戦によるチームの分裂、国際試合の禁止、そんなことを経験した人が口にする
「次のワールドカップは誰のために戦いますか?」
「…祖国のために」
という言葉は重過ぎる。

ベンゲルと出会った後の、グランパス快進撃時代の彼はほんと楽しそう。びっしゃびしゃの芝の上での平泳ぎ、「なんじゃそりゃ!?」という感じのパス。ほんと絵になるなぁ。ガッツポーズも、シュートはずした後の「次は決める」という機関銃ポーズも。

(大体この動画で見られます。ほんと「え!?」って声が出てしまう)

ほんといい選手だ。そして醜い戦争だ。

四つ星★★★★☆