浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

一つの時代の終わり

2005-09-21 00:45:13 | 日記
最近、ふと思い出すことがある。
大学の時に、彼女と二年間住んでいた彼女の部屋。
同棲なんてかっこいいもんじゃなくて、
僕が勝手に転がりこんだだけ。
2階で、二間。
二人で住むにはちょっと狭かったけど、文句は言えない。

その部屋をふと思い出す。
そして、「ああ、あそこにはもう僕も彼女もいないんだ」と思う。
何も知らない人があそこに住んでいるんだ、と思う。
未練、なんてもんがあるわけじゃないけど(もう8年も前だ)
あの場所がもうない、というのは少しだけさびしい。
大げさだけど一つの時代の終わり、という感じがする。

札幌では、
・大学に入って最初に住んだ家、
(12畳ワンルームで、下が地下の駐車場で恐ろしく寒かった)
・男友達と同居した3LDKのマンション、
(家賃7万の癖に新築、駅まで徒歩五分といういい物件)
・彼女と過ごした家、
・居候させてもらった別の男友達の家
・3ヶ月くらい住んだ美術館の隣のマンション
(当時のオフィスが2階で部屋が5階と言う
 これ以上ない近さ。通勤はエレベータだけ)
・そして最後に住んだ8畳一間
(3万3千円で札幌駅まで自転車で五分)
とたくさんの部屋に住んできたけど、
こういう寂しい気持ちになるのは彼女の家だけだ。

生きていくというのは、雪の上に足跡を残す、ようなものだと思う。
足跡が消えるのがやだったらずっとそこにいるしかない。
寒くても。1人でも。

実は

2005-09-21 00:31:48 | 日記
終わっちゃったけど、昨日、9月21日はこのブログの1周年だったんですよね。
一番最初の記事は、「アフターダーク」の紹介。
もう一年経ったのか。。。

日記すら一ヶ月と持ったことがない僕が一年も書き続けるなんて
(多少ブランクはあったけどね)
奇跡に近い。

多くの人のコメントやTBがとても支えになっている。
この場を借りて深謝。

アースダイバー

2005-09-21 00:17:37 | 
ほぼ日刊イトイ新聞 - はじめての中沢新一。でも紹介されているんですが、
この夏読んだ本で、「アースダイバー」を載せるのを忘れてた。

「ほぼ日」で、糸井重里とタモリがほめてたんで。

タモリ好きなんですよね。


縄文時代の地図を持って東京を歩く、というコンセプトの本なんだけど、
当時(=縄文時代ね)から陸地があったところは、現在でも、
神社や寺など厳かなものが建てられてるらしい。
縄文時代のことを考えながら歩くっていう発想がワイルドでいいなぁ。

ただし、僕は東京在住と言っても浅草と上野と錦糸町くらいしか知らないので、
あんまりイメージできなった。。。
(本の性ではなくて僕のライフスタイルのせい)

札幌編とか茨城編とか出してくれるといいんだけど。。
(縄文時代なんてそのへん何もないか。)