最近、ふと思い出すことがある。
大学の時に、彼女と二年間住んでいた彼女の部屋。
同棲なんてかっこいいもんじゃなくて、
僕が勝手に転がりこんだだけ。
2階で、二間。
二人で住むにはちょっと狭かったけど、文句は言えない。
その部屋をふと思い出す。
そして、「ああ、あそこにはもう僕も彼女もいないんだ」と思う。
何も知らない人があそこに住んでいるんだ、と思う。
未練、なんてもんがあるわけじゃないけど(もう8年も前だ)
あの場所がもうない、というのは少しだけさびしい。
大げさだけど一つの時代の終わり、という感じがする。
札幌では、
・大学に入って最初に住んだ家、
(12畳ワンルームで、下が地下の駐車場で恐ろしく寒かった)
・男友達と同居した3LDKのマンション、
(家賃7万の癖に新築、駅まで徒歩五分といういい物件)
・彼女と過ごした家、
・居候させてもらった別の男友達の家
・3ヶ月くらい住んだ美術館の隣のマンション
(当時のオフィスが2階で部屋が5階と言う
これ以上ない近さ。通勤はエレベータだけ)
・そして最後に住んだ8畳一間
(3万3千円で札幌駅まで自転車で五分)
とたくさんの部屋に住んできたけど、
こういう寂しい気持ちになるのは彼女の家だけだ。
生きていくというのは、雪の上に足跡を残す、ようなものだと思う。
足跡が消えるのがやだったらずっとそこにいるしかない。
寒くても。1人でも。
大学の時に、彼女と二年間住んでいた彼女の部屋。
同棲なんてかっこいいもんじゃなくて、
僕が勝手に転がりこんだだけ。
2階で、二間。
二人で住むにはちょっと狭かったけど、文句は言えない。
その部屋をふと思い出す。
そして、「ああ、あそこにはもう僕も彼女もいないんだ」と思う。
何も知らない人があそこに住んでいるんだ、と思う。
未練、なんてもんがあるわけじゃないけど(もう8年も前だ)
あの場所がもうない、というのは少しだけさびしい。
大げさだけど一つの時代の終わり、という感じがする。
札幌では、
・大学に入って最初に住んだ家、
(12畳ワンルームで、下が地下の駐車場で恐ろしく寒かった)
・男友達と同居した3LDKのマンション、
(家賃7万の癖に新築、駅まで徒歩五分といういい物件)
・彼女と過ごした家、
・居候させてもらった別の男友達の家
・3ヶ月くらい住んだ美術館の隣のマンション
(当時のオフィスが2階で部屋が5階と言う
これ以上ない近さ。通勤はエレベータだけ)
・そして最後に住んだ8畳一間
(3万3千円で札幌駅まで自転車で五分)
とたくさんの部屋に住んできたけど、
こういう寂しい気持ちになるのは彼女の家だけだ。
生きていくというのは、雪の上に足跡を残す、ようなものだと思う。
足跡が消えるのがやだったらずっとそこにいるしかない。
寒くても。1人でも。