ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

実技講習に参加されている方からの嬉しいメール♪♪

2010-06-22 13:41:51 | 診断即治療と虹彩学
鍼灸実技講習に参加された方々から、講習でわからなかったこと、来ている患者さんのこと、本に書かれている疑問点と、いろいろなメールが届きます。

患者さんの治療法を質問されるときは、メールに書かれた情報だけで診断しなければならないので、多少困惑するときもあるのですが、できるだけわかりやすいようにイラストをいれて解説したりしています。

このようなメールのやり取りは、「ああ、こういうところがわかりにくいのか」とか、「どのような文章にすればいいのだろう」とか、私自身が勉強になるところが多いもので、メールの中には、「本の原稿に書き加えたほうがいい」と思うのもあり、実際に原稿に書き入れたのもあります。

昨日も、こんなメールを送ってくれた方がいました。

ご本人の許可をもらいましたので、掲載させて頂きます。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
7月25日の七星一穴鍼法の講習ですが、凄く楽しみにしています。

実は過去と言っても随分前のことですが、経絡治療の勉強会に出ていましたが、ちんぷんかんぷんで、なんか経絡治療は治すより自分の理屈の善し悪しが第一のような感じを受けて、鍼は痛みを取るだけのものに傾倒した覚えがあります。

確かに脈診やそれに合わせた治療は素晴らしいと思うのですが、私自身も若かったですし、講義をする先生のように特殊な才能が必要なのではと思いました。

このたびの、新城先生の七星鍼法でしたら信じられます。
誰にでも脈診は可能だし、先生の治療法は再現性があります。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。

脊柱管狭窄症もおかげ様で、10ある痛みでしたら5くらいになるようになりました。
午前が楽でも午後から痛みが強くなるので、それを良くしたいです。
骨格矯正鍼もバンバン使っていまして、ぎっくり腰は抜群に効いています。
患者さんは狐につままれたみたいになっています。
(あれーーーという顔を見るのが楽しみです)
ある柔整師の方が、合う度に、いまだに先生に感謝していると言われていましたが、今それがわかりました。

昨日は先生の研究会に参加したかったのですが、昨日は他の治療法の講習に○○先生と行ってきました。
それなりに良かったですが、残念ながら対処療法どまりでした。効果はありますが、、、
先生の本治法までとか、未病を治すまでの未来を見据えた治療ではないので、レベルが違うと思いました。

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研究会参加者からの嬉しいメール。ヽ(^o^)丿

2010-06-22 08:54:43 | 診断即治療と虹彩学

日曜日の研究会に、新幹線や夜行バスで来てくれた方々もいました。
ほんとに遠いところをありがとうございました。
さらに参加された方々から、こんなメールまで頂きました。
感謝感謝です。

――――――――――――――――――――――――――――――
今日は研究会ありがとうございました。
新城先生の鍼灸研究のお手伝いということでしたが、私自身にも大変勉強になりました。

今日、新城先生の治療院で経験したことは、今後自分の治療にとてもプラスになると思っています。

来月の実技講習会は所用で残念ながら行けませんが、また実技講習会に参加したときは、ご指導よろしくお願いいたします。

それでは失礼いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――
昨日の研究会ではお世話になりました、ありがとうございました。

講習会に参加させていただく度に進化していく七星論にはいつも驚かされますが、今回も進化した査穴とその効果にはびっくりしました。
これからも置いて行かれないように頑張りますので宜しくお願い致しますm(__)m
週末の刺絡学会にもなんとか参加することが出来そうですので宜しくお願い致します。

――――――――――――――――――――――――――――――
昨日は研究会に参加させていただきありがとうございました。
案の定、というか予定通り、というかしっかり出ました筋肉痛(笑)。

せっかく資料で査穴の位置教えていただいたので、特にしっかり筋肉痛のでている心包に帰宅したら鍼してみようと思います。

今日は友達があまりに眠そうだったので、頭に二本鍼をさせてもらいました。
友達も鍼灸師なのですがずいぶん驚いて喜んでくれました。

臨床の事を何も知らない私でも教えて頂いた事でちゃんと喜んでもらえる鍼ができました。
ありがとうございます。

次回の勉強会も楽しみにしておりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――
昨日は本当にありがとうございました。
鍼までうっていただき、夜行バスの疲れも少なく、一日過ごすことができました。

そして、何よりも貴重な会に参加させていただいたことに感謝しております。
七星論による経絡治療の凄さを目にすることができ、それだけでも行った甲斐がありました。
歴史の証人ですね。

いろんなお話を伺い、食事を含めた自分の体調管理の重要さを改めて教えていただき、まずは自分を見つめ直すことから始めたいと思います。

とても楽しい時間でした。
また伺った際は何卒宜しくお願いします。
改めまして、ありがとうございました。

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人民元切り上げに過剰反応、週明けNYダウ一時145ドル高、終値では8ドル安

2010-06-22 08:28:33 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「人民元相場の弾力化」のニュ-スを受けて、今後人民元が切り上がるとの期待から、21日のNYダウは、一時、先週末比145ドルドル上げた。しかし、「中国には人民元を直ちに大幅切り上げの意思はない」と頭を冷やして、8ドル安、10,442ドルで取引を終了した。

21日のWSJ紙のPeterAMackay記者は、「一足100ドルの中国製のシューズが、せいぜい101ドルか102ドルになる程度のことだ。」とのDearBornPartnersマネジングディレクター、PaulNolte氏の話を紹介していた。

21日NY金先物市場で、人民元切り上げが進めば金需要が増えるとの思惑から、金先物相場は一時、トロイオンス1,266ドルへ新高値を更新したが、終値では17ドル安の1,239ドルへ値下りしたとNHK・BS「おはよう世界」が紹介していた。ここでも投資家は、冷静さを取り戻したようだ。相場にまだ、自律神経が機能している。

「おはよう世界」が伝える香港CNNテレビは、「人民元は5年振りの高値を付けた。しかし、対ドルの基準値はそのまま、変動幅も0.5% で据え置き、何も変わっていない。G20で各国からの非難をかわすだけの発表だ。」との専門家の発言を紹介していた。

21日のNY外国為替市場では、取引開始早々はドルが対ユーロで買われた。しかし、格付け会社フィンチが、フランスの銀行BNPの格下げを発表後、ヨーロッパ金融の先行きに対して不安感が再燃、1ユーロ=1.2374ドルから1.2321ドルへユーロが売られた。ユーロが下げに転じたあと、NYダウもつれて下げ足を速めたとWSJ紙は解説していた。

「大山鳴動して鼠一匹」ということわざがある。広辞苑によれば「前触れの騒ぎばかりが大きくて、実際の結果は小さいことのたとえ。」と出ている。今回の「人民元弾力化」のニュ-スも、G20をクリアするためのしたたかな中国の戦略ではなかろうか。

昨日の「経済学」で、「人民元が切り上がれば、円はつれ高」と書いた。愛読者のお一人から「つれ高」とはどういうことですかと質問を受けた。「人民元につれて円が上がることです」と答えたら、「つれしょん」と同じ意味なら分かりますと即返事がはいった。

広辞苑で「つれしょん(しょうべん)」を引くと、「つられて他人と一緒に小便すること」と至極あたり前のことが書いてあった。「つられる」を広辞苑で引くと、「巧みな誘いに乗せられ、それに沿った行動をする。思わず周囲の動向に引きずられること。」と出ていた。

世界ジョーク集に「豪華客船が沈み始めた。皆さん飛び込んでますよと言うと、日本人は必ず飛びこむ。」と出ていた。ひとが並んでいるからというだけで並んではいけない。(了)

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人民元切り上げに幻惑されるな、中国企業による日本企業丸のみにこそ備えよ

2010-06-21 20:09:50 | 経済学
(学校で教えてイくれない経済学)




話題の「人民元切り上げ」は、週明けの外国為替市場では変化はなかった。26,27日にカナダトロントで開かれるG20を前にした、中国の時間稼ぎのための声明だと、はじめから指摘されていた。中国にとってプラスと彼ら自身が判断すればであるが、それも、「急激にではなく、せいぜい金曜日の相場の1ドル=6.8275ドルから6.8265ドルへ切り上がる程度だろう。」と21日のWSJ紙にShen Hong記者が書いていた。

数週間前に、温家宝首相は、「景気を余りにも急激に余りにも強力に進めることは避けるべきである」と語っていた。中国の1~3月期のGDPは11.9%増加した。しかし、4~6月期は、不動産投資規制と欧州信用不安のため減速すると見られている。

中国は、新たな労働者不足に直面している。中国全土で賃金が急激に上昇している。中国経済は依然、輸出に依存している。人民元切り上げは、事態を悪化させるだけだ。今、中国は、これらリスクに神経質になっている。人民元が切り上げではなく、逆に切り下げになるような事態になっても、決して驚かないことだとHong記者は原稿を結んでいた。

21日付けの経済紙の日経夕刊の一面トップに「人民元上昇は小幅、弾力化後初の取引、大幅上げ認めぬ構え」と出ていた。同日の一般紙の一つである読売夕刊は、一面トップは、相撲協会、午後に臨時理事会,琴奨菊野球賭博がトップ、横に並んで「人民元基準値据え置き、対ドル、市場取引0.22%高」と出ていた。

21日の東京外国為替市場では、人民元高期待から小幅円が上昇した。しかし、中国が、人民元の基準値を据え置いたことを確認したあと、円が対ドルで売られ、1ドル=90円後半で取引された。ただ、中国が人民元を切り上げれば、円も対ドルで目先つれ高するとの思惑は消えていない。

いずれにしろ、08年7月から23ケ月続けた、金融危機下の緊急避難的に実施していた、ドルと一体に動くペッグ制は終了した。今後は、ユーロ、円など含めた通貨バスケットに対し動く制度に戻る。バスケットの中身は見えない。中国の狙い通りの展開かもしれない。

中国にとって、通貨政策は一国の安全保障に関わる最重要事項である。他国に指図されて右顧左眄することは基本的に許されない。G20で自国の通貨政策がテーブルに置かれること自体容認できない。米国が圧力をかければかけるほど、人民元切り上げ実施時期は大きくずれる可能性さえ十分考えられる。こういう時期こそ大局を見失わないことだろう。

中国にとって優れた技術を持つ日本企業は垂涎の的である。人民元の小賢しい上げ下げより中国企業による日本企業買収に対する備えをする方がはるかに重要と思われる。(了)

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研究会でのすばらしい成果。七星論での一穴鍼法

2010-06-21 08:00:00 | 診断即治療と虹彩学
昨日は七星論での経絡治療をまとめる実験の研究会を開催した。
非常に素晴らしい成果があった。

参加してくれた方々に御礼をするつもりで、最初に一穴鍼法の奥義を披露したのですが、右膝の痛い人がいて、脈をみると腎虚が出ていた。

全員に脈を確認してもらった後で、脊椎診をしたら、脊椎が腰椎下部で、誰でもわかるぐらい右に曲がっているので、これも全員に確認してもらった。
脈には出ていなかったが、肝虚が潜んでいるわけです。
ほとんどの人が、「あ、ほんとだ。曲がっている」と声をあげるぐらい歪んでいた。

仰臥になってもらい、膝裏を確認したら、右膝裏の腱に明らかな緊張があった。
それも全員に確認してもらった。

理論を説明してから、5番鍼で左腎木穴を刺した。(痛いのは右膝)
膝の痛みが軽減したので、全員に膝裏を確認してもらった。
最初に膝裏を確認するときには、「痛い!」という顔をしていたが、今度は痛みがほとんどなく本人も納得した顔をしていた。

座位になってもらい、先ほどの腰椎下部を確認したら、先ほどの歪みが取れている。\(◎o◎)/!
私自身がビックリした。
まさか足に刺した一本の鍼で、腰椎がそこまで矯正されるとは考えてなかったからだ。
全員に確認してもらった。
「ほんとだ。ほんとに伸びて真直ぐになっている」と何人もの人が言った。

膝の痛かった人が、「自分でもわかります。さっきまで、座っていてもお尻が右に歪んでいると感じていましたが、今はなくなりました」と言ってくれた。

脈を確認したら、先ほどの腎虚の証は消えていた。
参加者の方々は、不思議そうな顔の中に満足そうな顔があった。
何故だ、という質問にも応えて、誰にでもできることを知ってもらった。
そこには、「納得した」という顔がいくつも見えた。

もう一人の「右頚部が痛い」という方も、同じように全員で脈を確認してから、一穴で症状を軽減させた。

その後、七星論による「他経補寫」、「自経補瀉」、「対応経絡の補寫」、「緑茶を飲む前後での筋力」等々を全員で見守りながら実験を続けた。
これも非常に満足のいくものであった。
参加者を中心に、七星論での経絡治療がゆっくりと広がるかもしれない。

この成果は、7月25日の実技講習会で発表することにしているが、ちょっとどころか、非常にもったいない気がする。
しかしケチ臭いことは嫌いなので、実技を交えて教えることになると思う。

皆さんのおかげで、ほんとに、ほんとに素晴らしい研究会になった。
夢のような一日だった。

参加協力してくれた皆さん、ほんとにありがとうございました。

また、ここまで呼んでくれた方にも御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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ドクダミ大いに受ける、スケッチの効用と自画自賛(学校で教えてくれない経済学)

2010-06-21 06:24:39 | 経済学
ドクダミ(十薬)のスケッチとコメントをさるご婦人に送った。「自宅の庭に娘がいっぱい植え付けており、大事にしています。真夏に刈り取り3日ぐらい天日に干し、1ケ月くらい陰干しをします。手間がかかりますが、今年は一年間お茶代わりに飲みました。そのお陰でしょうか、老人病のいやなモレというのを知らずにいます。ごめんなさい。こんなことを書いてしまって。昔からの自然の薬草はいいです。」といただいたはがきにあった。

早速お礼の電話をいれたところ、「あのはがきを健ちゃんに出したあと、妙なことを書いてしもたなと後悔していた。よろこんでもらってほっとした。実は娘は、あの小さい白い花を化粧水に使って重宝している。」と十薬の効用を加えて教えてくれた。さるご婦人とは、72年前の6月、筆者の誕生に立ち合ってくれた母の従妹で、「もう88にもなったんよ。」と電話口で元気な声を聞かせてくれた。

日経朝刊のコラムに、「うたの動物記」という覧がある。先日、ヤモリの話を、歌人の小池光さんが、書いておられた。その中で「ヤモリは爬虫類、イモリは両生類だ。たんぱく質を分解した後の、アンモニアを、両生類は水溶性の尿素として排出する。爬虫類は不溶性の尿酸として糞とともに出す。つまり、イモリはおしっこするが、ヤモリはおしっこしないのだ。」のくだりが特に面白かった。

小池光さんは、「筆者は動物学者でないから何の専門知識もないが、ひとつだけ蘊蓄を披露する」と書いたあと先のおしっこの話しへ進んだ。歌人がおしっこの話しも面白いが、おしっことウンチの話しを日本人はまずしない。はしたないと思っているのだろう。これほど身近で大事なことはないと先の電話で母の従妹に、よく書いていただいたと力説した。

15年以上経ったが、神戸は大震災に見舞われた。いまでもあの時の経験はからだにしみ込んでいて忘れられない。テレビ画像には臭いが伝わらないと言わずもがなだったが、書いた記憶がある。突然の災害に見舞われたらまず水である。食べることは当然だが、食べれば出る。おしっことウンチの話しをテレビがほとんど報道しないことが一番不満だった。

母は地震を知らずに他界したが、震災のあと父の介護を経験した。介護と一口でいうが、突き詰めれば、おしっことウンチの問題だと常々考えている。何が基本で、何が基本でないか、人それぞれだが、介護を経験したことがない人が介護の話しをするのはやめて欲しい。地震を経験しない人が地震のご注意という番組に出ていろいろ講釈しておられたが、失礼かえりみず、スイッチを切った。

ドクダミの話が脱線した。「牡丹全開」の文に、あれは芍薬と同窓のH君がメールをくれた。同窓のS医師は芍薬の薬効を教えてくれた。スケッチの効用と自画自賛している。(了)

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ここだけの話と言うのが一番危ない?人民元切り上げ問題で考える(学校で教えてくれない経済学)

2010-06-20 09:39:59 | 経済学
中国人民銀行は、19日、為替政策に関する声明文を発表した。WSJ紙に添付された英文の声明文を読むと、①「人民元為替制度改革を進め、人民元為替相場の柔軟性を高める」、②「為替制度改革の推進と相場の柔軟性を高めることは望ましい」、③「貿易収支は均衡に近づいており、人民元の大幅な切り上げの根拠は存在しない」と書いていた。

声明文には、期限も幅も明示していない。切り上げの根拠は存在しないとさえ明言している。19日のWSJ紙は、G20開催を26,27日に控えて、中国はむしろG20で人民元問題について議論させないことを宣言したにすぎないとまで書いていた。これが正解だろう。

元IMF中国担当のEswarPrasad氏は、「①98年以前までの中身が不明な通貨バスケット制度へ戻る、②中国貿易の25%はユーロ建てで、そのユーロは、対ドルで大幅に値下がりした。人民元は実質的に対ドルで大幅に切り上がっている。」と述べたと19日付けのWSJ紙は紹介していた。

NY選出。Charles Schmer上院議員は、「声明文の中身は曖昧で限定的(vague and limited)」と指摘し、「どれだけ早く、どの程度切り上げるかについて、中国から具体的に情報提供がない限り、中国がルールに基づきプレーを始めるかどうか好印象を持ち得ない」と語ったとWSJ紙は紹介していた。

オバマ米大統領、ガイトナー米財務長官、EU委員会いずれも書面で、今回の中国人民
元相場「柔軟性(flexibility)拡大」声明文を歓迎した。G20開催まで1週間残している。現実の為替取引が週明け始まる。人民元を切り上げる、切り上げないで、ああでもない、こうでもないと賑やかなことだろう。何事も同じだが他人任せにしないことが基本であろう。

他人任せにしないことでは、メキシコ湾原油流失対策で、米当局が、さまざまな情報に振り回されて混乱、二転三転した様子が、少し古いが、17日付けのWSJ紙に詳しく出ていた。オイルフェンスを用意する、しないで混乱した。原油を分解する溶剤を撒く、撒かないでもめた。BPがその過程で圧力をかけたとも書いていた。

膨大な数のロビストが、言葉は悪いが、今回のBP事故問題でも暗躍しているに相違ない。トヨタ問題の時もそうであろう。日本の繊維業界の過去の経験でも、ポリエステル織物のダンピング問題に限らず、多くのロビストがダンピング問題を彼らの飯のタネにした。

ところでトヨタはどうなったのだろうと門外漢ながら気になる。日本では新聞、雑誌が取り上げれば、そこではじめて事実になる。特に日本は、『殿、ご内密に』が好きな国である。「ここだけの話」というのが一番危ない。今回の人民元切り上げの話も同じだろう。(了)

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NY金史上最高値更新、ヨーロッパ不安、米経済先行懸念で(学校で教えてくれない経済学)

2010-06-19 11:59:04 | 経済学
2004年のアテネオリンピックの競技場の多くが鍵が掛けられ放置されている姿を見ると怒りを覚えるという現地主婦の声を17日のWSJ紙が紹介していた。オリンピック施設に14億ドル使った。ギリシャの財政赤字3,700億ドルから見れば微々たるものだという声もある。しかし、後のことも考えずにIOCにせきたてられて建てたと市民の憤りは収まらない。

IOC(オリンピック委員会)は、開催地選定基準にポスト・オリンピックの施策を考慮すると言っているが、2016年のリオデジャネイロでは、南アメリカでの開催という以外なにも説明していない。北京の鳥の巣競技場のケースも似たようなものだとWSJ紙は書いていた。

オリンピックに限らない。俗に言う「箱もの」が市や国家財政を揺るがす。震災後赤字の神戸では中途半端な空港を建てた挙句、JAL倒産の煽りを食った。建物があるだけで借金の利払いで日々、市の財政を蝕む。おとなしい神戸市民は見て見ぬふりをしている。

18日のNHK/BS「おはよう世界」を見ていたら、ドイツもイギリスもスペインも財政赤字の
話題だった。ドイツでは115億ユーロ(約1兆3,000億円)の支出削減を巡り与野党の意見がまとまらない。大統領選とも絡みメルケル首相の支持率は低下とZDFが伝えていた。

ロシアテレビは、国際経済フォ―ラムがサンクトぺテルスブルグで開かれメドベージエフ大統領は、バブル崩壊でロシアも被害を受けた。しかし、今こそ強いロシアを目指してチヤレンジするチャンスだと演説していた。一方、プーチン首相が、コマツの現地工場開所式に出席、ブルドーザーの運転席に乗って、ご機嫌で祝福する映像を紹介していた。

18日のNY株式市場は、ワールドカップにアメリカが出場する。株どころでない。商い閑散だった。NYダウは前日比16ドル高、10,456ドルで取引を終了した。その中で、NY金先物市場は、ヨーロッパ不安、米景気先行き懸念から、トロイオンス9.70ドル上げ、史上最高値の1,257ドルで取引を終了したと、米ブルームバーグ二ュ-スが伝えていた。

米CNNテレビは、Gold roaring rally(ゴールドラッシュ上昇)という小見出しを付けて、コメンテーターが金相場の高値更新を伝えていた。ユーロも買えない。ドルも買えない。金と日本円が消去法で買われている。NY外国為替市場では、ドル、ユーロ共に売られ、1ドル=90.75~77円、1ユーロ=112.21~28円で取引された。

26,27日にはカナダでG20が開催される。BP原油流失が止まらない。11月の米中間選挙を控えて、オバマは日々議会の圧力を受けている。人民元切り上げを出してくると言われている。中国は、他国に指図されたら絶対にうんと言わない。しかも、ユーロ急落で中国の保有外貨は目減りしたから国益に反する。日本の姿がG20の場でも見えて来ない。(了)

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BP原油流失事故は人間の傲慢さに対する天罰か(学校で教えてくれない経済学)

2010-06-17 21:55:48 | 経済学
「塞げない穴は掘るな」ということが、今回メキシコ湾で起きた原油流失事故の教訓だとウイリアム・サレタン記者が、さらに「流失事故で海が悲鳴を上げている」のタイトルで、「化学処理剤で油が変質、海底では逆効果となっている。」とシャロン・べグリー記者(サイエンス担当)がそれぞれ近着のニューズウイーク(NW)誌に書いていた。

オバマ非難が米国で高まって来ている。オバマ大統領は、4月1日、環境への影響を懸念する民主党内の声を押し切って、アメリカ沖合での石油・天燃ガス探査・開発にゴーサインを出した。その直後の4月20日、深海油田掘削施設が爆発、作業員11名が死亡した。

「あれから8週間、いまだ原油流失は止まっていない。オバマは5月2日、始めて現地を訪問した。オバマは技術を過信した」、「オバマ大統領はBP事故への対応のまずさから共和党の餌食に晒されている。オバマはBP対策に忙殺されそうだ」とNW誌は書いていた。

ところが、同誌は別ぺ―ジで、「メキシコ湾での惨状を見れば、業界関係者はさぞ肩身の狭
い思いでいるだろう。。。などと想像したら大間違い。現実には、世界で海底油田事業が益々盛んになりそうだ。」とNW誌は書いていた。

インドと中国のエネルギー消費は,2030年には1990年の3倍に増え、世界全体の28% を占める。中国のエネルギー消費は14年にアメリカを抜く。30年までに日量6500万バレルの供給増が必要だとIEA(国際エネルギー機関)が予測しているとWSJ紙は紹介した。

現在の世界の原油需要量は、日量8600 万バレルである。20年先には75%増加するとIEAは予測した。特に中国の需要増加がリードする。このところ都市と農村からの出稼ぎ労働者との賃金格差が縮小してきている。その裏には、中国の一人っ子政策がある。45歳以上の人口は10年前の27% が現在は32% へ増加した。故郷の近くで働きたい。同時に劣悪な労働条件では働きたくない。給料は上がり、消費は増えるとWSJは書いていた。

緊縮財政を今後ますます余儀なくされる欧米経済には多くを期待できない。世界経済は、好むと好まざるとに関わらず、欧米からアジアへパラダイムシフトしていくのであろう。

足元の原油(WTI)相場はどうか。17日、バレル73セント高、77.67ドルで取引を終了した。ハリケーンがメキシコ湾を襲えば、BP原油流失事故の解決はさらに先延ばしされるとの思惑が底流を流れている。ユーロ相場の落ち着きも原油相場を下支えしたようだ。

米海洋技術協会は「遠隔操縦ロボットアームは人間の腕や手に匹敵する。」と言い放った。いまだ原油流失を止められないとNW誌は書いていた。人の傲慢に対する天罰だろう。(了)

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最終校正の準備

2010-06-17 09:12:09 | 診断即治療と虹彩学

執筆中の本がようやく最終校正の段階にきた。
ほんとに長い年月が過ぎた。
6年ほどかかった。

そんなに時間がかかるとは思わなかった。
人体惑星試論は、伝統的な鍼灸学と理論的に違うところがあるので、その摺り合わせをするため調べものと、「根拠の示せる鍼灸療法」にするための実験に時間を取られた。
古典文献中の持論否定にも手を焼いた。

調べては書き、書いては調べ、実験をしては調べ、調べては実験をし、書き直しては調べて実験し、の生活が何年も続いている。
おかげで何年も8畳の部屋が本で埋まり、真直ぐ歩くことができない。^-^;
書くのに時間はかからないが、調べるのに時間がかかった。
歳月の流れの90%以上が調べものや実験に費やした。
いや、98%以上かもしれない。

多くの方々に協力をお願いした。
そして多くの方々から協力があった。
今度の日曜日に行なう実験で最後にしたいと考えている。


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