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≪左のお尻から大腿外側が痛い。左の肩も痛い。脈を診ると、心包経と大腸経と少し肝経の脈が弱かった。大腸→「肝は筋膜を主る」。心包→「肝は筋膜を主る」。診断から考察して、左肝経火に刺鍼して脈を整えたら痛みが取れた。≫
左のお尻から大腿外側が痛むというときは、多くが下行結腸の問題です。左肩が痛いというのは心か心包が関わっている場合が多い。しかし、時々肝臓からの経筋腱収縮牽引で、左が引っ張られて痛みが出ているときがありますので、必ず脊椎診をする必要がある。
脊椎診の結果は、胸椎上部が左に曲がっていたので、心か心包と診断したが、脈診で心包虚がありましたので心包としたが、心包は心筋と診ていて、筋なので肝に支えられていて、「肝虚すれば心筋も虚する」と理解したほうがいい。
これで、大腸・心包・肝と三つの繋がりを考えると、肝虚→筋虚→心筋虚→心包虚。肝虚→消化器の筋虚→大腸虚となるので、肝虚を整えれば心包も大腸も整うことが想定される。よって肝査穴に刺鍼する。
左の肝経火を選んだのは、大腸からの症状が一番強く出ていたので、大腸が右手の脈位にあるし、左のお尻から左の大腿外側の痛みなので、右手脈位でも上下交差理論と、主訴の痛みが横隔膜より下なので左に選穴するわけです。
≪左のお尻から大腿外側が痛い。左の肩も痛い。脈を診ると、心包経と大腸経と少し肝経の脈が弱かった。大腸→「肝は筋膜を主る」。心包→「肝は筋膜を主る」。診断から考察して、左肝経火に刺鍼して脈を整えたら痛みが取れた。≫
左のお尻から大腿外側が痛むというときは、多くが下行結腸の問題です。左肩が痛いというのは心か心包が関わっている場合が多い。しかし、時々肝臓からの経筋腱収縮牽引で、左が引っ張られて痛みが出ているときがありますので、必ず脊椎診をする必要がある。
脊椎診の結果は、胸椎上部が左に曲がっていたので、心か心包と診断したが、脈診で心包虚がありましたので心包としたが、心包は心筋と診ていて、筋なので肝に支えられていて、「肝虚すれば心筋も虚する」と理解したほうがいい。
これで、大腸・心包・肝と三つの繋がりを考えると、肝虚→筋虚→心筋虚→心包虚。肝虚→消化器の筋虚→大腸虚となるので、肝虚を整えれば心包も大腸も整うことが想定される。よって肝査穴に刺鍼する。
左の肝経火を選んだのは、大腸からの症状が一番強く出ていたので、大腸が右手の脈位にあるし、左のお尻から左の大腿外側の痛みなので、右手脈位でも上下交差理論と、主訴の痛みが横隔膜より下なので左に選穴するわけです。