ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

連載(6) 七星論での一穴鍼法 症例5 お尻から太ももが痛い

2010-06-06 06:35:01 | 診断即治療と虹彩学
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≪左のお尻から大腿外側が痛い。左の肩も痛い。脈を診ると、心包経と大腸経と少し肝経の脈が弱かった。大腸→「肝は筋膜を主る」。心包→「肝は筋膜を主る」。診断から考察して、左肝経火に刺鍼して脈を整えたら痛みが取れた。≫

 左のお尻から大腿外側が痛むというときは、多くが下行結腸の問題です。左肩が痛いというのは心か心包が関わっている場合が多い。しかし、時々肝臓からの経筋腱収縮牽引で、左が引っ張られて痛みが出ているときがありますので、必ず脊椎診をする必要がある。

 脊椎診の結果は、胸椎上部が左に曲がっていたので、心か心包と診断したが、脈診で心包虚がありましたので心包としたが、心包は心筋と診ていて、筋なので肝に支えられていて、「肝虚すれば心筋も虚する」と理解したほうがいい。

 これで、大腸・心包・肝と三つの繋がりを考えると、肝虚→筋虚→心筋虚→心包虚。肝虚→消化器の筋虚→大腸虚となるので、肝虚を整えれば心包も大腸も整うことが想定される。よって肝査穴に刺鍼する。

 左の肝経火を選んだのは、大腸からの症状が一番強く出ていたので、大腸が右手の脈位にあるし、左のお尻から左の大腿外側の痛みなので、右手脈位でも上下交差理論と、主訴の痛みが横隔膜より下なので左に選穴するわけです。

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