ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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カメルーンに勝っても、酔っぱらっている余裕は、今の日本にはない(学校で教えてくれない経済学)

2010-06-15 09:14:10 | 経済学
小惑星探査機「はやぶさ」の7年振り帰還、ワールドカップでの対カメルーン勝利と、日本で久しぶりの明るいニュースが続いた。「はやぶさ」については今朝NHK・BS「おはよう世界」で香港ATVが、豪州政府高官が画期的成果と語ったと紹介していた。

カメルーン戦は、岡田監督自身、前半0-0、もしくは0-1を覚悟するなど下馬評は芳しくなかった。ところがカメルーンの予想外の鈍い動きにも助けられ、前半に逆に日本が1点を先取、後半も相手の二度にわたる攻撃を際どくかわして、日本中を大いに沸かした。

「はやぶさ」本体は大気圏突入の際、燃え尽きた。しかし、搭載したカプセルはオーストラリアの砂漠で無事回収された。今後、日本、アメリカ、オーストラリア三国で詳細な分析が予定されている。米国のアポロ探査以来の宇宙科学の世界での日本の技術の高さを証明したと香港ATVが今回の日本の成功を高く評価していたのが印象に残った。

経済関係ニュ-スとして米ブルームバーグが13日のNYダウは、アジア、欧州とも株価堅調を手掛かりに、一時、前日110以上上げていた。格付け会社の米ムーディーズが、ギリシャ国債を4段階格下げ発表後下げに転じ、結局20ドル安、10,190ドルで終了したと伝えた。ギリシャ格下げと聞くだけで簡単にNYダウが下がる構図は変わっていない。

ユーロ不安問題について、13日、ドイツ、メルケル首相とフランス、サルコジ大統領が会談した。両国に考え方に大きな隔たりがあり、再度、会談することになったとフランスF2が報道していた。ドイツZDFは、財政問題をめぐりこのところ与野党対立が激しさを増してきた。メルケル信任投票や一気に総選挙へ進む可能性も出て来たと解説していた。

スペインtveは、政府の財政政策に労組が反発、ゼネストに突入する可能性が出て来た。一方、スペインの財政赤字は大部分が外国人からの借金で賄われている。ただ、イタリア、ギリシャ、ベルギー、ハンガリーの赤字はスペイン以上であると解説していた。

財政赤字関連では。英予算責任事務局のまとめとして、英国の財政赤字額の対GDP比率が、前政権が発表した7.3% を8%へ、経済成長率は、2010年(3.25% ),11年(3.5% )をそれぞれ2.6%と2.8%へそれぞれ下方修正したと英BBCは紹介していた。

英BBCは、メキシコ湾原油流失事故に関連して、住民の激しい抗議の中、オバマ大統領の5度目の現地訪問の様子を伝えていた。一端、値を戻していたBPの株価はこの日、3.3%急落、再び30ドル台へ下げた。無配に留まらずBP破たんの声が出ていると紹介していた。

世界は激しく動いている。カメルーンに勝ち酔っている余裕は今の日本になさそうだ。(了)

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