ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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左の肘の内側が痛い! 一穴鍼法の巻

2014-04-25 15:46:23 | 診断即治療と虹彩学

ピンク色に塗った辺りが痛いと言う


「左の肘の内側が痛い」と訴える方が来られました。

顔を見るとニコニコしているので、ちっとも痛そうにありません。(笑)

「痛いところを触ってみて頂けませんか」と言うと、左肘内側を触って、

「イタッ!」という顔をしたので、「結構痛いんだな」と納得した。

脈診をすると、左尺中の沈(腎)が虚しているので、「ははーん」と思って、

「これは経絡では心経になるのですが、根本は腎臓にありますねー」と言うと、

「それで腰が重たかったのでしょうかねー」と言う。

「そうですね。今から腎臓の経絡に1本鍼をすると、その肘の痛みが消えるので、それを見たら納得する?」と言うと、ニコッと笑いながら首を縦に振っていました。

左の腎査穴に1本鍼を刺し、軽く捻鍼してから、

「はい! 先ほどの肘の痛みを確認してください」と言うと、早速肘の内側を触って、つねって、引っ張って、またも強く押したりしてから、笑い顔で、

「痛くないです。おほほ!!!」と笑っていました。

七星論では左の尺中を腎としますが、腎と心経の関係は、対応経絡という形で、お互いに補いあっているからで、この方のように痛みの出た経絡は心経でも、脈診では腎虚となると、心経を使う必要はなく、腎経で治るわけです。



と言うよりは、腎経と心経はシーソーのようにも働きますので、この場合に心経を使うと、腎経がもっと虚して治りが悪くなるのです。

このことから言えることは、経絡上の痛みは、「即、その当該経絡の異変」と判断するのはよくありません。
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