ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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ピアノの聴こえる道

2008年08月02日 | ルネの日本語の歌
 カナダのルネ・ファン、シャンタルさんの音楽サイト”bebo-musicographiesimard”で、ルネの全曲日本語アルバム『君のすべてがほしい/ルネ』が聴けるようになりました!!



 この記事を書くに当たり、ダメモトで確認に行きましたら、何とっ! ”musicographiesimard”の君のすべてがほしい/ルネ』が聴けるようになっていました! シャンタルさんに感謝っ!! 早速久しぶりに全曲堪能してしまいましたよ♪ みなさんも是非、お聴きになって来てくださいね♪
http://www.bebo.com/MusicAlbums.jsp?MemberId=2591195085

 そして、今回紹介いたしますのは、同アルバムに収録されている『ピアノの聴こえる道』です。


 ピアノといえば、ルネ・ファン・クラブ『メープル・メイツの会報に掲載された”RENE A TOKYO”に、ノリノリでピアノを弾くルネ画像があります。でも、実際には、当時のルネはほとんどピアノを弾きませんでした。家には楽器がたくさん揃えてあったようですが、歌うことに専念していたルネは、ピアノだけでなく、ほとんどの楽器を習ったり弾いたりしなかったと、インタビューで答えています。

       
 また、カナダのコミュニティー”Passion Rene et Nathalie Simardでも、ピアノを弾きながら歌うルネと、耳をふさいでいるレジスの写真が紹介されています。こちらは来日当時よりずっと以前のものなので、ふたりともまだまだ幼い感じで可愛いですね♪  
 

 そして、ルネのデビュー25周年記念誌にも掲載された大人のルネ。楽譜を見ながらピアノにもたれているポーズが素敵でしょう?

     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 さて、ここで紹介する曲は、ピアノを弾く少女に恋する少年の歌です。どちらかというと、恋に恋しているような、幼く淡い恋心が歌われています。

 私のイメージでは、この物語の舞台背景は、ルネが当時住んでいたオルレアン島(プリンス・エドワード島でも良いですね)。並木やそれぞれの家の生け垣が続く坂道を上ると少女の家がある…という感じ。少女の家は白い壁にミドリ色の屋根(笑)、張り出し窓にレースのカーテン。ピアノは普通のピアノのイメージですが、グランドピアノでないと、弾いている姿は窓から見えない? 少女は『赤毛のアン』のダイアナみたいな感じです。

 曲については、ぐっと抑えた前半部をしっとりと歌うことで、垣根越しにそっと見つめるだけの切ない気持ちを、そして曲の最後では、溢れる想いを伝えたいという、気持ちの高まりを表現しているように思います。イントロでピアノの音が段々大きくなっていくのは、少年が、恋している少女の弾くピアノの音をうっとりと聴きながら、少女の家に続く坂道をゆっくり歩いていく感じを出すためなのでしょう。

 このアルバムのタイトルにもなっている『君のすべてがほしい』を製作する時、ルネの声質やパーソナリティ、今までの路線でいくかどうかなど、関係スタッフが集まって協議したそうです。ルネの声が一番良く聞こえる調や、ルネが日本で活躍していくために適した曲について話し合っています。このアルバムの曲も、その時の協議内容を基盤に作られたのだと思います。ほとんどの曲が、ルネの歌唱力を生かした今までの路線を崩さずに作られているのに対し、『ピアノの聴こえる道』はどちらかというと単調で、製作側のチャレンジは認めますが、残念ながらこの曲は、私にとって気に入っていた曲ではありませんでした。

※過去ログ「”君のすべてがほしい”制作裏話」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/131.html



      ピアノの聴こえる道

山上路夫(作詞) 村井邦彦(作曲) 松任谷正隆(編曲)

坂道の上の 小さな家から
いつでも聴こえる ピアノの音が
窓ごしに見える 少女の姿に
いつしか僕は 恋してた
垣根のそばに 立ちながら
あなたのピアノ 聴いている
この僕の恋ごころ
悲しいほどの 胸のうち
いつかとどいて あの人に

夕闇がせまり 小さな窓にも
明るくともるよ ランプが一つ
カーテンごしに ソナタがひびく
あなたは僕に 気づかない
あの部屋の中 二人だけ
あなたのピアノ 聴ける時
今日もまた 夢見てる
悲しいほどの 胸のうち
いつかとどいて あの人に

コメント
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