柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀に関するアンケートです

2011年11月13日 | お葬式
葬儀社向けのセミナーで
一般の方々の葬儀に関するアンケート調査を示して
葬儀社と一般の方の意識のギャップを説明しています

アンケートはNPO法人ライフデザイン研究所が
2007年~2010年にわたり、全国で葬儀勉強会を開き
そこで6630人にアンケートをとった結果です

回答年齢は60代が35.2%,70代が35.2%と大半を占めています

葬儀勉強会に出席しようと思ったきっかけは?(複数回答)

①知識を深めたい・・・・・・・46.8%
②自分や配偶者のために・・・・41.8%
③情報収集・・・・・・・・・・26.6%
④高齢者がいる・・・・・・・・20.0%
⑤実際に葬儀を経験して・・・・11.4%
⑥身内に容態の悪い人がいる・・ 6.3%
⑦その他・・・・・・・・・・・ 2.8%

この結果を見ると
葬儀の情報が欲しい、ということ人がいかに多いかわかります

やはり葬儀は未だに、よくわからない世界なのですね
60代、70代の女性は
夫の両親
自分の両親
そして
寿命から考えれば
自分の夫と、5人の人を送る可能性があります

親の近くに子供たちが、住んでいるとは限らず
親の世代も、嫁より自分の娘に世話をしてもらいたいと思う人が増えているそうです

この年代になると親の死を考えながら
同時に自分たちの死も考えるようになります
どちらが先に逝くか、解らない年になっているからです

だから、機会があれば知識を得たいと思うのですね

そして、次の質問は
葬儀、仏事に関することで、『不安』だと思うことを教えてください(複数回答)

①葬儀費用・・・・・・・・・・39.8%
②死亡後~葬儀後の流れ・・・・37.3%
③葬儀社選択・・・・・・・・・33.5%
④知識不足・・・・・・・・・・33.2%
⑤宗教者のお礼・・・・・・・・31.7%
⑥葬儀後の手続き・・・・・・・28.8%
⑦安置先・・・・・・・・・・・16.3%
⑧宗教者の手配・・・・・・・・14.1%
⑨遺産相続・・・・・・・・・・13.8%
⑩墓地・・・・・・・・・・・・ 9.4%

葬儀そのものだけでなく
宗教者や
死にまつわるいろいろな手配、手続き
自分が動くべき内容など
多岐に渡る不安がみられます

この不安は、一体、どこで聞いたらいいのでしょう
きっと、聞く場所さえ見当がつかないのではないでしょうか

マスコミで常時取り沙汰されている、とはいえ
自分の欲しい情報がうまく聞き込めるとは限らないし

もしかしたら
あのマスコミの葬儀情報も
目にしたり、買いあさっていたのは
騒がれていた葬儀社自身で
一般の方たちは、ごく一部の方しか
見ていないのかもしれない・・・と最近になって
思い始めました

こういう不安は
地元の葬儀社に気軽に聞ける環境ができていると
いいですね

わざわざ「葬儀勉強会」などと、名付け無くても
買い物ついでにちょっと寄って聞けるように
なると良いですね