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柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬式の服装

2008年10月26日 | 喪服もおしゃれに
このブログを分析すると
「喪服のおしゃれ」でアクセスされる事が
多いと気が付きました。

葬式に出かける時は
おしゃれ・・・は無縁でしたね。

「葬式」に出るには
服も決まった物だし、バッグも靴も靴下も決まった物です。
何も考えずに支度できちゃいますね。

本来、喪に服すのは遺族親族であって
参列者は、喪服を着用する必要はないのです。
でも、決められていると、楽ですよね。
それに、他の人と違う格好は敬遠してしまうでしょう。
だから、黒の喪服が安心なんですね。

そのために、着替えを持ってくる人もいます。
葬祭ホールでは更衣室を準備してある所も多くなりました。

それが今、少し変わり始めています。
人々の生活スタイルが変わってきているのです。
通夜が始まる6時や7時に職場から自宅に戻って
着替えている時間はありません。
また、葬儀告別式も出先から出向く方もいます
ですから、参列者の服装も少しずつ変わってきています。

男性は、仕事帰りにそのまま参列される方が多くなりました。
ネクタイだけ黒に変える人もいます。
黒のポケットチーフがあれば、それだけでも印象が変わりますね。

女性はその点、仕事帰りでも、葬式用バージョンが間単に作れます。
パールのネックレス等のアクセサリー。
黒いストッキングに履き替える。
黒のジャケットを着る。
黒のスカーフやコサージュをつける。
黒の手袋をつける、又は持つ等‥

大切なのは、服装より
「故人へのお礼や、お別れがしたい」
「大切な人を亡くして、大丈夫ですか」
そんな気持ちを持って参列することです。

遺族にとっては、服装より
「わざわざ、仕事の帰りに寄ってくれた・」
その気持ちのほうが、どれだけ有難いか。

お焼香の列に並びながら
知り合いと世間話をしている人、をよく見かけます。
こういう人達は声高になっている事にも気が付きません。

故人と親しい者から見れば
こんな風景は見たくないと思うはずです。

こんな処にも、
「形式で出る葬式は必要ない」
「形より、心が大切」の本物志向が見えてきています。

私がよく使う「黒の手袋」を紹介します。
マナー本では、透けない物と書かれることもありますが
普段にも使うことを、考えれば
季節を問わずに、使えるので、私はこれを利用しています。

葬儀に出て、私が服装よりも気になるのは
むしろ、香水のほうです。
この場で、残り香はきついですよね。

それから、お数珠はぜひ、お持ちになってください。