38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

台風通過、書道パフォーマンス。

2018年07月29日 | 農と暮らしの日記
オクラの畑。
きのう1列はなんとか草をとったが、台風の襲来に間に合わず。

まあ、畑全体としては乾燥でぎりぎりの状態だったので、恵みの雨。
まずは最低限の水分を蓄えてくれた。



台風12号はきょうの日中に中国地方の瀬戸内側を西進。
三重県に東から上陸して近畿を横断、兵庫から岡山・広島・山口を経て、いま、20時ごろは福岡県とのこと。

当地(愛媛県西条市の東寄り)ではさほどの強風はなし。
未明からしとしと降り、朝9時ごろから昼前まで、土砂降りほどではない本降り。
いったん上がって、昼過ぎにまた少し降り、あとはこの時間までほぼ雨なしの曇り。

ただ、予報では明日も終日雨がちで、火曜も傘マークが出ている。
この予報どおりの降り方なら、きのう播いた人参の発芽にとってはかなり良い環境になる。
明日すぐに元の晴天・高温に戻られると、ちょっとつらい。

台風は明日、九州の西側で停滞する予報になっている。
引き続きご警戒ください。



日曜、午前はほぼ昨日の予報どおり。午後は予報に反してほとんど降らず。
5回目を迎える西条の野外フェス、「ストーンハンマーフェス」は残念ながら中止。
おそらく予報とにらめっこでのぎりぎりの検討が続いて、苦渋の判断だったと思う。風がひどくなく、午後からはほとんど降らなかっただけに悔しさも募るところだけど、すばらしい判断だったと思う。
今後も続いていく、ますます進化していくフェスですから。



一方、「書道パフォーマンス甲子園」は開催された。
四国中央市の紙まつりの行事のひとつとして、11回目。

四国代表の3校のうち、愛媛からの西条高校と新居浜西高校はまさかの出場辞退。
県教委の判断で県内高校の部活動が台風接近ですべて禁止となったそうで、全国からの出場校と同じくきのう既に会場入りして前日の行事にも参加したのに、予定されていたという宿泊をとりやめて帰ってきたという。
少なくとも安全面に関しては県外からの参加校と同じ条件と思われるだけに、web上でも多くの声が挙がっている。

事の詳細はわからないけれど。
事前に決まっていた悪天時の翌日順延に、なぜならなかったのかというのは率直な疑問。県教委もその方向を想定していたのに主催者の最終的な判断は違ったというところのズレが生んだ悲しい出来事のような気がする。

愛媛県は7月上旬の西日本豪雨で大きな被害を受け、いまなお災害の真っただ中にある。
そうした中での台風襲来は二次災害のおそれもあり、行政的にはいわば非常事態だろう。このところの猛暑による熱中症対策のこともあり、生徒の安全は教育委員会としては極めて優先順位の高い課題であったことは想像できる。そして、その思いは同じ県内自治体が関係する書道パフォーマンスの主催者ともかなりの部分で共有していたのではないか(もちろんわからないけど)。
ただ、最終的な結論は違った。

今回、幸いなことに台風の大きな被害は開催地(四国中央市)や出場2校の地元(新居浜市、西条市)では発生していないようだ。
もし、大きな被害が出ていたら、出場辞退がここまで批判されたかどうか、これは「たら、れば」だからわからない。

JR四国はきょう、始発からすべての列車の運転を見合わせた。
夕方ごろから一部路線で順次運行を始めたが、危機管理的にはかなり緊張感のある1日だった(まだ今も)といえる。



書道パフォーマンス甲子園には、少し、思いがあり、悶々としてしまった。
いまは大学生となった長女の高校生活はまさにこれ一色とも思えるくらいで、結局、本大会に出ることはできなかったが、きょう出場するはずだったのは、一瞬重なっているその後輩たち。

一方の西条高校は、縁があって昨年、猛暑の中の練習を2回も見せてもらい、本大会の3位入賞も現地で見た。
そのときの1年生3人が核となり、新1年生をわずかな日数で導いて4年連続の出場を果たした。



きょうのところはとりあえず、結論めいたことは書けない。
せめても、両校の選手たちのここまでの努力に敬意を表するのみ。
コメント
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