38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

キャベツ定植、人参播種。

2015年01月14日 | 農と暮らしの日記
松本清張の『砂の器』を図書館の文庫版で読んだ。
年の暮れに借りた上巻が大阪行きのバスでさっさと終わってしまい、年が明け、それを返してから続きを借りて読んだので、えーと、これは誰だっけかなというようなことが何度かあったが、それほど複雑な謎解きというわけではないから、問題なく読了。

物語の場面のひとつに島根県が出てくる。
その奥深い山あいを僕も旅したことがある。旅といってもバックパックを背負ってというわけではなく、革靴にネクタイ。会社員時代の出張で、たしか初日は山口で仕事があったときのことだ。翌日が都合で1日あき、3日目の午後の仕事が松江市か出雲市だからというので、あいだの1日を「のんびり列車旅」に設定したわけだ。

経路は広島から芸備線~木次線。
夕刻、芸備線の備後西城で降りた。「西城」はおそらく当時は比婆郡西城町で、現在は庄原市の一部になっている。日が暮れるまで散策していると、高校の看板が出ているので驚いた。こんな小さなまちの山ふところに。「県立西城紫水高等学校」はかつて西城高等女学校、その後、西城商業高校の時代を経て現在の校名になっている。

その昼に電話で予約した小さな旅館はどうやら客が僕ひとり。
こんな旅人もたまにはいるのだろうか普通に迎えてくれ、鯛かぶと酒蒸しなどおいしい夕食をいただいた。
運んでもらった瓶ビール1本を寝酒にした。

翌朝はタクシーを頼んでいた。
時刻表で、この駅の始発に乗ったのでは午後の仕事に間に合わないことがわかっていたから、数キロ先の備後落合まで走ってもらい、そこから木次線に乗った。この路線は旅好きに人気のローカル線で、それなりに風景など楽しみながら昼頃に宍道に着いた僕は、再び「サラリーマン」となって出雲の国での任務にいそしんだのである。



またまた2日分まとめて記入。

13日、火曜、曇り時々晴れ。
朝ごはんは、こんにゃくと竹輪の炊いたの、白菜と焼き豚の炒めたの。

午前:主に出荷作業。
昼ごはんは、玄米炒飯。

午後:新居浜配達は薫が行き、僕は赤玉葱の草とり。
晩ごはんは、南瓜の炊いたの、厚揚げと小松菜の炊いたの、なぜかトマトソース・スパゲティ。

14日、水曜、曇り一時晴れ。今夜から雨の予報。
朝ごはんは、南瓜の炊いたの、納豆。

午前:春キャベツの定植、人参播種とトンネルがけ、早生玉葱の草とり。
昼ごはんは、鰯の丸干し、弁当おかずの玉子焼き。

午後:早生玉葱の草とり、1列終了。収穫。
晩ごはんは、大学芋、揚げと若布のうどん、キャベツとツナの炒め煮。



そろそろ春作の準備が目白押しとなる季節。
温床の仕込み、育苗の種播き、じゃが芋の種芋の浴光、などなど。あ、麦踏みもしなくちゃ、だけど雨予報だからまた乾いてからだ。植えてない玉葱の苗がまだある。脱穀待ちの大豆もまだある。
忙しいのは何よりということで。
コメント
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