38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

オクラ、今年は順調。

2009年07月01日 | 農と暮らしの日記
5月末に播いたオクラがぐんぐん成育している。
つい10日ほど前はまだこんな感じだったのに、広がった葉が畝全体を覆うほどになった。これまでの3年間のオクラは、初期の成育が鈍い感じで、大丈夫なのかなぁと思うような弱々しい姿が5月、6月と続いていたのだが、オクラに対するイメージがちょっと変わった。今年は5月上旬に播いたものが調子悪く、播き直した今回のは暦からいうと出遅れた気がしていたのに、気温が高くなってから発芽したということもあるのだろうか、成育が停滞することなくここまで来た。

もちろん、今後の成育や実の付き方はまだ不透明。
だけれど、この段階までこうすんなり育ってくれるなら、オクラは焦らず5月末、または6月上旬播きが楽かもしれないと思う。野菜セットの構成から考えても、夏の野菜が次々に加わってくる時期で、しかもいまは莢隠元(いんげん)があり、朝の収穫に同じように手のかかるオクラが加わるとちょっとつらい。梅雨が明け、隠元に疲れが見えてくる頃にオクラから若々しい声がかかれば、待ってましたと鋏(はさみ)を持っていく、そんな流れが理想だ。



写真奥に見える建物は飯岡小学校。
学校敷地に隣接するこの畑は、子どもたちの声も貴重な“肥え”になっている気がする。各教室からの「はじめましょう」の声、音楽室からの元気な歌声、始業前や給食、清掃の時間に聞こえる放送係のアナウンス、そしてこの季節は小道を隔ててすぐ隣にあるプールの歓声……。



野菜セットのない水曜、朝は2日ぶりの青空。しかし予報は昼頃から雨。
朝:5時すぎから荷造りして6時に市街スーパー地産地消コーナー出荷。品不足で5月末から休んでいたのを本日再開。とりあえず、ズッキーニを少し。今後、夏野菜でセットに入りきらない毎日の収穫があれば棚に並べていく予定。長らくお待たせしました、近くに来られたら寄ってみてください。スーパーフジグラン西条店「私の自信作」コーナー(鮮魚・精肉側)です。



午前:市街から戻って7時前から朝ごはん。臨時の出荷があり、収穫・荷造り。にんにくの残っていたのを収穫。11時頃から発芽が揃った二番手のゴーヤに支柱立てとネット張りを薫とふたりで。作用前は晴れていたのに途中で雲行きが怪しくなり、正午前から雨。作業終了、戻って昼ごはん。
午後:本降りではないけれど畑は過湿なので机しごと。夕方、渚のピアノ練習の送迎、その前後に梅雨末期のような激しい雨。戻って18時すぎから晩ごはん。

夜:19時半から「ゆうき生協」の周桑・西条地区会運営委員会。
これは西条市域の会員(消費者)が集まって活動する地区会のお世話をする人たちの集まりで、今日は4人出席。僕は消費者でもあり生産者(出荷者)でもあるのですが、なかなか大量に揃う野菜ができず、去年はこの時期に出していたズッキーニも今年はセットに入れるのが精一杯。なので、主に消費者としての気分で出席。7月中にある行事2つの段取り等について話し合い、22時前終了、解散、帰宅。



夜にもしっかり降る予報だったが、降らず。
畑はかなりたっぷり水分を得ているので、しばらくはこれでもいい。のだけれど、なんとなく梅雨らしい日が続いて鬱陶しい……ということがないので、「雨かぁ。しょうがない、家で仕事しよ」というような日あるいは時間帯がほとんどなく、それが真夏ならそれも当たり前で割り切れるけど、いまは梅雨なんだから当たり前じゃなくて、実質的な降水量とは別に、気分的に“渇いてしまう”のが本音。



明日は午前中に傘マーク。
その後は回復して来週明けまで雨は少なそうな予報。そろそろ秋冬の畑づくりをしていかなければならないので、梅雨明け前の“雨なし期間”は有効に使いたいところだ。
コメント (1)
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