38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

里芋、初の中耕。

2009年05月14日 | 農と暮らしの日記
約ひと月前に植えた里芋の畑。
きょう初めての中耕をした。管理機で畝間の草をかき混ぜる感じで。植えているときの畑はこんなようすだった。種芋を植えたあとに草やら去年の稲藁やらを被せて保温と保湿、それに草抑えをねらった。保温と保湿についてはその効果がどうだったのかよくわからないけれど、草抑えの効果は出ているようだ。というのは、畝の中央部分のみに被せたので、畝の両肩部分には草が出ているから。

この数日、発芽が始まっている。
そこでまず、畝の両肩を三角ホーでなでるようにして薄く草を削り、そのうえで畝間に管理機を通して(ロータリは正転の低速、走行速度は低速の1)草ごと耕す。まだ発芽が揃わないので、ここでは土寄せというほどには土を飛ばさない。草削りが主目的。6月に入ってからになるだろうか、発芽が揃った時点で株まわりの草を手でとり、マルチした草や稲藁をいったんどけてから管理機を畝間に走らせて(今度はロータリ逆転)土をしっかり株もとに飛ばしてやる予定。そのうえで草や稲藁のマルチを再度被せておく。でもこれが、たぶん梅雨どきになる見込みで、タイミングよく作業できるかどうか、ちょっと心配ではある。



写真を見ると、このひと月で畑の風景が変わっている。
里芋を植え付けた隣(左手)には、小松菜、かぶ、ほうれん草をほぼ同時に播いてあり、それがいまは(上の写真)小松菜が収穫期、かぶはまびき収穫がそろそろ、そしてほうれん草はというと、発芽はしたけれど、たぶんこの高温ではものにならないのではないだろうか。小松菜と里芋のあいだのひと列には葱苗が芽を出している。これら里芋以外はいずれも6月中にはすべて片づけてしまい、7月に秋冬どり人参の種を播く予定。

さらに、左手の隣の田んぼは先日ようやく耕耘済み。
秋に稲を刈り取ったあと、ずっとそのままにしていたが、周りの田んぼはほとんどすべて春の荒起こしが済んでしまい、ちょっと目立っていたのでやっと片づいてほっとひと息である。6月上旬に再度耕耘、水を入れて荒代掻き、本番の代掻き、6月20日前後に田植え予定。援農募集中!



木曜、昨日未明の雨はもう跡形もなく畑はカラカラ。
朝:5時半から収穫、水やり、ごはん。
午前:野菜セットづくり、10時前に市街スーパー出荷と買い物など。

買い物の小売店で小学校からの同級生に遭遇。
こちらは客で、相手はお店の人。声をかけられてびっくりした。前回来たときにごく少額の買い物をして、しかもその「取り付け」みたいなこともお願いした折りに、ずいぶん丁寧に応対してくれるなぁと、やはりこういう買い物はホームセンターとかじゃなく専門の小売店でするもんだと思っていたところ、それが自分の同級生だということがわかって、なんだかそういうのはとてもうれしいことだ。逆に、自分はどうだろ、ということになる。自戒自戒。

戻って昼まで冒頭の里芋の除草・中耕。
午後:その管理機を別の畑に持っていって、今度はじゃが芋の中耕。こちらも畝間の除草を兼ねて、さらにもう発芽はとっくに揃っていて緑濃くなってきているので、株もとにしっかりと土寄せしてやる感じでのロータリの使い方である。前後して、トマトの誘引。
夕方:いんげんの手除草。ここはしつこい根塊の草が毎年生えるところで、根本的な対策をいつかしなければならないのだけれど、とりあえず畝の上の草を手で地中からむしりとってきれいにしておくのみ。つるが伸び始めているので、早く支柱とネットをつけてやらないと。
日没まで明朝出荷ぶんの一部収穫。

18時をすぎてから急に涼しくなった。
今日も畑の上は30℃くらいになっていたはず。明日から少し気温が下がるという予報が出ていたが、それを先取りしたように日暮れどきは冷たい風が吹いてきた。土曜と日曜に出ていた傘マークは日曜だけになったが、暑さはとりあえず少し和らぎそうだ。



<本日の野菜セット>例
葉つき人参、ほうれん草、小松菜、ロメインレタス、リーフレタス、一寸蚕豆、スナックエンドウ、莢つきえんどう(絹さやの実のしっかり入ったもの)、ブロッコリィ。
※ブロッコリィは頂花蕾どりの一般的な品種を初出荷。これからしばらく、茎ブロッコリィかこのブロッコリィかどちらかが野菜セットに入る予定。
コメント
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