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雨の降る日は読書 図書館で借りてきた
アラスカ育ちの女性咲音(さいん)父親が亡くなり故郷の山へ帰ってきた
山へ向かうバスの中で乗り合わせた住民と老婆
「ハイネコってなんですか」
「ハイネコはハイネコや、若奥さまのなれの果てや」
山中で一人暮らす老婆「灰猫」の謎
何年かに一度出現する森の中の湖
著者がことば、文字一ツ一ツにこだわり18年4か月かかって書き上げた
さっぱりした読後感
著者は現参議院議員
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その1 花曇り
浅草の油屋利根屋の娘お玉と、本所随一の大店の主との見合いの前日に
お玉は置手紙を残していなくなってしまう
見合いの日、お玉の身代わりになった奉公人・おまい
当日「えにし屋」を名乗る女・お初が現れ、
おまいは美しく着飾ってピンチヒッターで登場するが・・・
その2 夏の怪
えにし屋とは?
才蔵から「人を扱う商いを俺と一緒にやってみねえか」
と声をかけられたお初
「人を扱う? 口入屋のことか?」
「似ちゃいるが、ちょっと違うな、
商うのは仕事先じゃねえ、縁さ」
何処へも出られない暇つぶしにはもってこいの本