「失楽園」「愛の流刑地」などの著者の新作「愛ふたたび」を図書館で借りて読んだ。
「愛ふたたび」は十勝毎日新聞など全国の19地方新聞で連載が始まったが、突然著者に断りなく連載が中止されたそうだ。
連載を続けたのは「日刊ゲンダイ」「北国新聞」「富山新聞」だけだったようだ。
理由は「過激過ぎて子供によくない」と云う読者からの声が大きかったからとか。
本の内容は、インポテンツになった男性が女性を悦ばす為に一生懸命になるという話。
今までは男性だけが楽しんで女性は殆ど楽しむことなく、一方的にコトが終わっていた。
しかし男性が不能になったら女性を楽しませることで男性も満足を得ると云うストーリー。
そんな男性がおるのだろうか、それでよろこんでいる男性はサディストだと思う。
急所を責めることで悶え苦しむ（淫らになる）女性を見て満足を得る、本当だろうか？
何も出来ない自分にますます不満が募るだけだろう、これは一種のいじめに他ならない。
連載が中止になったのは、子供の所為だけではなく、読んでいて面白くなかったからだと思う。
