先週末、WBCクルーザー級タイトルマッチが行われました。
ドン・キング興行というのも久し振りですが、なんといっても王者イルンガ・マガブが、かのカネロ・アルバレスの対戦相手候補に挙げられて、にわかに注目されていました。
以前WOWOWかなんかで、一回見たことあります。
あまりスピードはないサウスポー、でもパンチ力はけっこう。打ちつ打たれつ、ふらふらしてたような記憶あり。
今回、1位タビソ・ムチュヌという選手と対戦(再戦だそうです)、そのうちWOWOWでやるかいな...と思っていたら、YouTubeにフルラウンドの動画、それも画質まずまずのものが上がっていました。
見てみたんですが...見終えた感想としては、強いて見んでもええな、これ。というものでした。
で、一応貼っておこうと思ったら、消されてました。
代わりにハイライトがあったんで、貼っておきます。
ハイライトで見るとそれなりに見えてしまうかもしれませんが、フルに見たときの感想は、なんというか、これに目を付けるカネロや陣営の眼力...もちろん皮肉ですけど、それは流石やなあ、というものでした。
こんなのが世界だなんだと、ご冗談でしょうと。
これに買って、じゃなくて勝って、やれ何階級制覇やとか、何の意味もない。
あれこれつべこべとやかく言う必要もありません。この試合の動画を、我慢して3分でも見れば、誰にでもわかることです。
ボクシング界において、今、トップ中のトップと目されているボクサーが、一番しょうもないことを企図し、やって然るべき試合から逃げている。
これではボクシング界全体が低調なのもむべなるかな、というところです。
まあ、これを相手に試合して、大金になるかというと、さすがにどこかからストップがかかりそうな気もしますが。
統括団体はアレですが、TV局とかプロモーターは、商売とはいえ、さすがに信用に関わる、てなものでしょうしね。
(どうやら、その後、これとは別の話も持ち上がっているようですが)。
もし、それでもカネロがこのカードを「強行」するなら、冗談抜きで、干したったらええのに、と思います。
かつて晩年のシュガー・レイ・レナードが、一試合二階級王座獲得を画策したドニー・ラロンデ戦で、5階級制覇という記録と引き換えに、大衆の支持を失った一件がありましたが...メキシカンやヒスパニックといった「ファンベース」たる人々の見識がいかなるものか、今後、色々と見えてくるのかもしれませんね。
レナードも色々言われていますが、ハーンズやハグラーとやってますからかね。
で、PFP一位!ヤクもありだった人、何でもありですね。
大橋会長!尚弥様にはこういうセコいマッチメイクやつまらないマッチメイクは無し、羽ばたかせてくれ、というところです。
尚弥様、クロフォード、この二人が真に強い選手ですが、マッチメイクがいまいちですよね。
マカブもそうですが、この前の試合で同じドンキング配下のWBAレギュラー王者ブライアンも結構な穴だと思ったので、前にカネロ陣営が言っていたヘビー級までの道筋がそこにあるのではと邪推してしまいました
ただ、ブライアンの次戦は指名試合でデュボアという話があるので喜憂だとは思いますが
ボクシングに限らず、他の競技でも記録狙いの似たような事案がありますよね。
ボクシングは、一番酷く感じますが(笑)
高山勝成がミニマム級で四団体で世界チャンピオンに、と言われてますが、WBAは暫定王座でしたし、暫定王座まで記録にカウントするのは失笑でした。
カネロさまの擁護とかする義理も謂れも、これっぽっちもありはしないのですが⦅爆、
でもウェルターくらいから始めたちっちゃい人が、
多少は穴っぽかろうが、クルーザーの王座に挑むって言うのならば、
本来ならそれはそれで、別に非難されるようなことではない気がするんですけどね。
例えば井上が、結局バンタムでこのまま統一戦とか何もやれずに、
フェザーとかSフェザーにいきなり上げて、穴っぽかろうがまず世界王座に挑むって言うシチュなら、
それはそれで注目だし、評価もされるだろうしと。
・・・んまあだから結局は、
あの頭一つ二つ小さいカネロさまが、自分から平気でズンズン攻めて行っちゃ、
SミドルだⅬヘビーだのの、デカい相手の方が逃げ回るという、ファンタジーで不可思議な光景を見続けて来て、
世界中のみんながすっかり不感症になっちゃってて(慣笑、
カネロさまなら、たとえクルーザーとかの非常識な階級差でも、
並みの王者なら雑魚扱いして勝って当然☆
・・・って、
ここ数年繰り広げられてる、カネロさまの超人劇場☆
に対して、すっかり半笑いの信頼感ができておるんだなあと(緩笑
いや本当にここまで来たならば、
あらゆる政治力や裏技を駆使してでも、一体どこまでやれるものなのか、
最後まで超人劇場☆の顛末を見届けたいものですが。
それこそはじめの一歩の鷹村のように、
マジでヘビーまで制覇して☆ですね。
んまあヒューリーだワイルダーだに勝てるかはともかく、
調子が凄い悪い時の、ルイスjrとかパーカーとかなら何とかなるんじゃなかろうかとか(祭笑
元々、各階級において、なんだかんだ余計なことをやってきた御仁です。いかにも「当世風」というか。その挙げ句にこんな話ですから、ええ加減にせえよ、という話です。ゴロフキン戦をかろうじて「突破」した後は、本当に、ええように相撲取り続けとるな、と見えますね。今やるべき試合は他にある、と誰の目にも明らかですが、やっぱり避けて通ろうとしている、と。プロモーターサイドはさすがに、違う話を持ってきてるとかいう記事もあるようですが、はてさて。
大橋秀行は、もちろんコロナの影響もありますが、基本的にはやはり「会長」であることの陥穽に落ちてしまっている、というところでしょうね。
>モノクマさん
穴とか、ちょっと落ちる、とかいうレベルにすらないと思いますけどね。ウシクやドルディコス、ブリーディスあたりとはかすりもしていないから、これでも王者として通じているに過ぎません。ドン・キングにしたら、先方から言うてきてくれたもの、美味しい話ではあるんでしょうが。しかし久々にドン・キングの興行を目にしましたが、実にお寂しい雰囲気でしたね。色々と現状を反映しているというのか何というのか。
>ポイズンさん
私はもう15年以上前、4回戦の頃から高山勝成のファンですが、確かに彼の経歴、肩書きの表示には、違和感を感じるのも確かです。事実として彼が勝ち取ったタイトルである、それはわかっているんですが。
>宇弓さん
それはもう、どこに視点を置くのかの違いです。単に上のクラスのそこそこの選手とやる、という意外の意味は何も無いですね。
新井田戦は僅差で新井田の判定勝ちでしたが、納得いかない高山が「八百長」と。
あれはダメでしたね。