ということでFODプレミアムの配信、簡単に感想。
試合として一番良かったのはセミの田中湧也vs山口友士。
高山涼深の日本スーパーフライ級タイトルに挑む予定の日本1位、山口仁也の弟、友士も4、5回は肉迫したが、疲れもあってか田中のカウンターが出る間を取られてしまい、及ばず。
最終8回、田中の左ストレート、ヒットが重なり、残り10秒で青コーナーのセコンドがタオルを持ってリングイン、TKOに。
しかしタイプの違う若手同士の好ファイトでした。両者とも今後、上位進出の可能性あり。見といて良かったと言える試合かも。
メインの大畑俊平はカルーン・ジャルピアンラードに判定勝ち。
キャリア71戦目と5戦目、キャリアは14倍から違うわけですが、体格差を考えると制圧したかったところ。それが出来るパワーは大畑には無かった。
もっとも、倒しに行くスタイルではなさそうで、身体付きもそういう「出来」ではない。なので、そういう勝ち方を求めるべきではない選手かもしれません。
木村蓮太朗は竹本雄利にボディブローを効かせて初回KO。
パワー、体格の差は思った以上にあって、それを利しての勝利。
もう少し竹本がやれるかと思いましたが、半ばハンディキャップマッチの様相でした。
木村は確かに強いが、59.5キロ契約だったこともあり、この試合だけで今後どうとは言えない。
次回以降、どの階級でやるのかも含めて、色々と「見合う」相手との試合を見てから、ですね。
磯金龍はタイ人を2回、切るような右ボディでKO。
相手は左ボディストレートには耐えて、頑張っていましたが、違う角度からボディを打たれると堪えきれませんでした。
B級デビュー戦の大胡晴哉(オオゴ ハルヤ)は、中国のペン・ファンを初回KO。
相手は23戦(10勝10敗3分)のキャリアがありましたが、ラフに打ちかかってくる相手に動じず、右ショートで効かせて追撃、また右決めてのKO勝ち。
アマ歴49戦41勝25RSC、おそらく8敗のキャリアで、高校二冠、とアナウンスあり。
ライト級で、スラリとした体型、振りの小さいパンチが切れて、思い切りも良さそう。ちょっと「マナー」が良すぎる?ところは気になりましたが、今後に期待です。
所属ジムは「吉祥寺鉄拳8」ジム、だそうです。阿部麗也に善戦した川本響生がいるジムですね。
新春一発目、ホールの入りは盛況とは言えず、セミ終了後少し観客が帰ってしまった?ようにも見えました。
しかしセミは好ファイト、速いKOも多く、全体的にはまずまずというところ。やはり、地味な雰囲気は否めませんでしたが。
来月は偶数月で、FODダイヤモンドグローブ、いわゆる「三迫枠」。
永田大士vs星大翔、川浦龍生vs田井宜広のダブルタイトルマッチですので、もう少し華やかになると思います。
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