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さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

「田舎」の試合/強打健在/転落を免れ安堵/PPV価格変わらず

2025-04-21 17:11:25 | 海外ボクシング


そんなことで昨日と今日未明の試合についての感想など。簡単に。


吉野修一郎は韓国ベースに活動するウズベキスタン人、チェ・シロ(シロチベック・イスモイロフ)に11回TKO負けでした。
アマチュア歴がけっこうあるのか、あの国から韓国にスカウトされて?活動する選手というのがどの程度のレベルにあるのか、ちょっとわからなかったですが、基本的には良い体格、バランスが取れているフォーム、スピードもパワーもアジアゾーンではトップクラスの好素材、と見えました。

対する吉野は、特に対サウスポーの時に顕著ですが、上体が前に呑めって、下肢からの連動がないフォームで打つ型になってしまう悪癖が出て、序盤から分が悪い立ち回りが続き、それでも強振して抵抗していたが、10回にダウン、11回にストップされるという流れで敗れました。

チェ・シロは確かに力のある選手でした。しかし悪い面での韓国ボクシングによる風味付けがきつくて、そこは大マイナス。
自分がやや優位に進めている試合で、さらにそれを展開するためにアタマから突進すること再三。
さらに10回のダウン奪取時にも、その方向性は変わらず、倒れた吉野に追撃を試みるパンチが複数。
往年の具志堅も真っ青、カメダに匹敵するみっともなさ。実に「手癖」が悪い。
これが要因で韓国に「売られた」のか、或いは後から仕込まれたのかどうかは知りませんが、いずれにせよ、西欧や米国のマーケットでは売り物にならんな、これは、と。

また、これら一連に対してレフェリー、何もしない。通常の軽い注意もそこそこに、という感じで、もちろん減点なども一切無し。
最近の韓国ボクシングがどういう調子か、詳しいことは知りませんが、こういうところは相変わらず「田舎」やなあ、と。
それは80年代の黄金期でもそうで、良し悪しある韓国ボクシングの「悪し」の面は、変わること無く続いていることを改めて見た、というところでした。


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中川健太はキム・スンヨルという選手に3回TKO勝ち。WBOオリエンタル王座獲得となりました。

相手は若くて元気そうでしたが、中川の年齢やブランクを含め、ちょっと舐めていたのかなあ、という印象。
中川の強い左を浴びてびっくりしていましたが、元々7連続KOでしたっけ、何しろ強打のサウスポーとして売り出し、その後数々の試練を経て、試合展開の妙も身に付けた、という中川の片面だけを見ていた、のかもしれません。
序盤からそんなとこ立って、大丈夫なのかこの兄ちゃん...と思っていたら、案の定でした。

またこの相手、時々露骨に肘打ち狙っていたり、まあ要らんことばっか教わっているなあ、という...この試合の段階で、嫌な感じはあったんですが。
まあ、中川が叩き伏せてくれたんで、何ごとにもなりませんでした。この試合に関しては、それで済みましたね。


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さて、一日勘違いしてました(改めてお詫びします。すみません)U-NEXTの未明試合配信、ベンジャミン・ウィテカーはリアム・キャメロンとの再戦、2回に右オーバーハンドから一気の猛攻、レフェリーストップによるTKO勝利。
試合後は場内に嫌われものポーズを取ったかと思ったら、キャメロンと健闘を称え合ったり、前回の不評を覆した安堵から落涙したり、何とも忙しい(笑)様子でした。

実際、SNSを中心に、知名度だけはすでに世界的スターに匹敵するウィテカー、ここで拙い試合を続けたら、スター街道というか「売れ線」からの転落を余儀なくされていたでしょう。
その重圧は相当なものだったと思います。それ故の落涙でもあったのでしょう。

しかし、言って悪いですが試合自体はまあ、本来の素質の差がそのまま出たもので、何故、前回の試合でこう出来なかったのか、という話でしかないです。
言えば自作自演というか。キャメロンは何も変わったことはやっていない。前回も今回も、彼は彼の技量力量でもって闘っただけ、です。

とりあえず今回「転落」は免れたウィテカーですが、やはり問われるのは今後の展開ですね。
キャメロン程度の相手なら、それこそ往年の若き快足カシアス・クレイばりに、目で外して当てていき、好機には倒す、ということも出来るでしょうが...はてさて、どうなりますやら。


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さて、先日触れた5月上旬のDAZN、連日PPV配信ですが、結局DAZN日本の料金は、合わせてどうとかいうのは一切無く、共に単品3100円です。
それでも米国の価格よりは割安ですが。しかし、世界で何が起ころうと、なーんにも関係ないんですね。やれやれ...。

とりあえず堤麗斗が出る、日本時間5月3日、タイムズスクエアの方は買うとします。
カネロ、スクル戦はパス。メインカードが弱すぎます。カネロも如何なものかというのに加え、スクルがまた...U-NEXTで見た戴冠試合は、本当に見られたものではなかったですから。
後日結果知って、アーカイブ眺める、で充分です。
翌日にはAmazonで井上尚弥が見られますし、一日、間が空くくらいが丁度良いですね。


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