早朝からこんなニュースが飛び込んできました。
ライアン・ガルシア、3.2ポンドオーバーで計量、タイトル獲得資格を失う。
でも、試合自体は当然のように、やる方向らしいです。
Ryan Garcia weighed in 3.2 pounds over the 140-pound limit, and afterward didn’t attempt to lose the extraneous weight, sources told @MikeCoppinger.Garcia won’t be eligible to win Haney’s WBC junior welterweight title on Saturday. If Haney loses, the title will become vacant. pic.twitter.com/Py9ar7VqEC
— ESPN Ringside (@ESPNRingside) April 19, 2024
まあ、何の驚きも無い話ではありました。むしろ納得というか。いかんのですけどね、こんなこと言ってちゃあ。
とりあえずPPV購入は見送りです。欠陥商品ですもんね。
そのうちアーカイブは置かれるでしょうし、ハイライトならYouTubeでも見られるでしょう。
いやもう、それも要らん、という向きもおられるでしょうね。
アメリカのスターボクサーは、計量パス出来なくても、罰金というのか、報酬を一部減額されはするでしょうが、試合自体は出来てしまう、というのが一般的です。
また、それで評判が落ちて、次の試合が出来なかったり、干されたりということも無い。
最近ではシャクール・スティーブンソンがそうでしたが、計量をパス出来ず、再計量に向けて落とす努力もしない。損なだけだから。
当日の体重設定についても、試合の直前ではなく、8時間とか10時間とか、えらく猶予があるので、痛くも痒くも無い。
しかしあちらでは、少々目方が違おうと、自分たちが応援するボクサーが出さえすれば、ドーピングがあろうが体重が合わなかろうが、細かいことなんて誰も気にしないようで、それで観客が減って報酬額が落ちて、どうにもならんという話も、一向に聞きません。
日本でもその辺は似たようなもので、特に実害はないと言えるでしょうか。
世間から見れば少数のファンが怒るくらいで、後楽園ホールの客入りが多少悪くなるくらいですかね。
出場停止も6ヶ月とかでおしまいですし。
先日の堤駿斗が、ABEMAからの契約を切られ、他も引き受け手がなくなって、当面スターとしての待遇を失う、ということは起こらないわけですし。
かつて
結局「やらかし」ても、罰や処分に実害がないから、いい加減な話が横行する、という意味で、東西通じていますが、ではその現状に歯止めをかける力がどこにあるかというと、その部分がどうにも弱いんですよね...詳しい評判なんて知らないですが、ニューヨーク州のコミッションにも、そういう力が無いのか意志が無いのか、わかりませんが、試合を許可はするわけでしょうし。
まして日本では...以前から何度もこの辺についてはあれこれつべこべぐちぐちと書いてきましたが、本当にいつまで経っても変わらないし、改まらないですね。困ったものです。
何せ無理して減量するより、とか3ポンドのアドバンテージとか、このスポーツ根底から無視ですからね。最近計量もそうですが、最低限の尊厳もない輩がはびこるタチの悪さ。
そういう話で、尚弥様がネリと関わるので嫌なのは、あのクズが肘や頭やらやらんかと。
悪童成敗とか安い話よりも、まずルール守れない奴は追放。これが一番の成敗だと誰も思わないのでしょうね。嘆かわしいです
この手のことは、目に見える実害は少ないですが、確実にボクシングの人気低下に繋がっていると思いますね。そしてボクシング関係者は、その危機感が薄いように思います。世の中の多くを占める「普通の人」は、黙って呆れて去っていく、もしくはイメージの悪さから最初から見ようとしない。この人たちは声を上げてくれませんから見えにくいですが、ネットに熱心に批判を書き込む人たちよりはるかに多いかと。ボクシング界が抱える多くの問題から目を背け、人気低迷の理由を「プロモーションの下手さ」で片付けていたら、ボクシングは本当に終わりますよ。
先日の堤ですが、今後は一切応援しない、何しても認めない、という頑なな人は少ないかと思います。単にそこまでの「熱意」は持てない。でも、何となく「冷めた」人は多いかと。体重超過そのものよりも、堤の振る舞いが美しくないのですよね。そして JBC は相変わらず「権威と信用」なんちゃらとお決まりのフレーズを使ってますが、体重超過以上にそれでも試合が挙行されてしまう、それが可能なルールが定められていることが、それらを貶めているとは思わないのですかね。
さうぽんさんらしくない(笑)
まあ、表沙汰になっていないだけで、ヤバい人は昔もいたんでしょうけど(試合中に泣き出した人とか)、SNSで自分から、とか、計量後の振る舞いとか、本人を周りが抑えられない(抑えようとしていない?)ことも含め、異様ですよね。もう何がどうなっているのやら。この振る舞いが結果的に、お金になるというのならもうお手上げです。計量オーバー1ポンドにつき500万ドルにしたら、ピタッと収まるのかもしれませんが。いや、そうもいかんか...。
ネリーのリング上での振る舞いは、確かに心配です。それ以前の心配は、今回に限ればまあ、大丈夫かなあと思いますが。
本当に、お金になるから、投資してきたから、というような理由なんでしょうが、結局試合が出来るからやっちゃうんですよね。
>海の猫さん
ボクシング関係者というのか、まあお偉いさん、親分衆は、結局のところボクシングを大事にするつもりは毛頭無いんでしょうね。仰る通りで、何でも良いからわーわーぎゃーぎゃー言う層以外は、アメリカにおいてもどんどん離れていってるんじゃないかなあと。アンチより怖い無関心、というやつですね。
堤に対しての、世の関心はその程度でしょうね。試合後、落涙して謝罪して、というあたりは好意的に見ようと思えば見られるというか、まだマシな部分ではありますが、さりとて秤の上でビールかっくらう奴と比べてマシだったとして、それが何ほどの事か、という。
JBCは人が変わっても、結局は業界との力関係で左右される張りぼてのままですね。管理運営組織が業界の都合に反しないものであることが、ボクシングというスポーツの後進性、そして宿命的な衰退に繋がる、という認識を、業界首脳と言える人々は持たないし、持ち得ないんでしょう。選手のレベルが上がり、各々の健闘がこれだけ重なってもなお、と思うと、気が遠くなるというか...情けないことですね。
>のぶさん
ご指摘ありがとうございます。レイモンド・ベルトランと間違えておりました。
誤字脱字に人間違い、事実誤認など日常茶飯事の拙いブログですが、今後ともどうか広いお心でお付き合いください。