もう数日早く発表あるかなと思っていた、井上尚弥vsポール・バトラー戦ですが、昨日、発表されました。
試合が決まること自体は何も意外なことはないんですが、場所とか配信については、ちょっと驚きあり。
二ヶ月連続でさいたまスーパーアリーナか、まあしょうがないけど辛いなあ、と思っていたら、有明アリーナ、という会場だそうです。
そりゃ、こちらも都心からは少し外れてますが、それでもだいぶ楽ですね。
東京五輪のために新設された会場で、新しいでしょうし、設備も色々良いんでしょう。
何でも、会場運営者にNTTdocomoが入っているそうで、Wi-Fiのアクセスポイントが60席につき、一つずつあるんだそうで。
スマホやタブレットで映像確認することも容易に出来そうですね。
あとは、見やすい形状の客席であることを祈ります。
と、こういう流れですんで、配信もAmazonPrimeではなく、ひかりTV及び、dTVということになりました。
PPVではなくてサブスクに含まれるとのことですが、ひかりTVだと、スマホやタブレットはともかく、大画面TVで見るには、相変わらずチューナーが要るんでしょうね。何とも...。
私はdTV派ですが、こちらはこちらで、アーカイブ置くのに一週間とか10日とか、何が理由か知りませんが、変に日にちがかかるなど、不便もあります。
こちらは会場に行きますんで、アーカイブを見るしかないわけで、そういう不便は何とか解消してもらいたいですね。
まあ色々ありますが、円安の件や、最大限の条件を求めるだろうバトラー側との交渉など、いろいろ難しいのだろうなあ、と思っていたので、正式に決まってまずは安心です。
あとはリングの上で大いにやってもらって、というのみですね。
チケットに関してはこないな情報も。「井上尚弥アプリ」というのがあるんですね。知らんかった...。
で、アンダーカードですが、またちょっと意外というか、一部、現時点での知識でいくと、不思議な感じもあり。
平岡アンディが韓国チャンピオンと闘うというのは、まあ普通の話ですが、武居由樹の相手がブルーノ・タリモとあって「?」と。
確かDAZNで見たと思うんですが、IBFスーパーフェザー級の挑戦者決定戦だったか、英国のゼルファ・バレットと闘った、小柄なサウスポー。
タンザニア人で、オーストラリアが拠点だったと思うのですが、フィリピン国籍の表記になっていますね。
長身ゼルファの左フックで「チェック」され、ダウンを喫して判定負けでしたが、果敢に攻めて健闘してもいました。
確かにスーパーフェザーでは小さく見えましたが、フェザー級なら普通か。武居、階級上げるんでしょうか。試しにやってみる、にしてはランクが高い選手ですが。
井上拓真の相手ジェイク・ボルネアは、一部でIBFスーパーフライ級1位と出ていて、こちらも「?」でしたが、これは双子の兄弟「ジェイド」ボルネアというのがいまして、そちらと混同されたのかもしれません。
この「ジェイド」は、IBFスーパーフライ級王座への指名挑戦権を持つというから、拓真とやる理由はどこにもありません。
アマ時代には田中恒成に勝ち、ムロジョン・アフマダリエフと勝ったり負けたりというから、相当強い選手みたいです。
で、今回拓真と闘う「ジェイク」はスーパーバンタムの選手で、ファイタータイプとのこと。
戦績はまずまずですが、拓真にしたら順当に勝たねば、というところでしょう。
で、結局、小國以載戦はありませんでしたね。今後バンタムで上を目指すわけですから、これをどうしてもやらねば、とも言えない。
まあ、仕方ないですね。ファンの勝手を言えば、やってほしかったですけど。
あと、久々に清水聡も試合出場。相手は未定ですが、どういう相手でしょうか。
他が外国人相手ばかりだから、こちらも同じくそうなるのか、それともここだけは国内から「おお」という相手を選んで組むのか。
まあ、あまり過大な期待はしないでおきますが、出来たら良い意味で驚かせてほしい、ですね。
今回バトラーが心配なのは計量。明らかに力量差あり、昨今の傾向から何もなく、厳格な管理で試合して欲しいです。
まともな試合なら懸念はないです。
武居くんの相手は最初誤植かと思いましたが、本当でしたね。まだ二年経たないうちからまた骨太。一番面白そうです。
後日WOWOWでやってくれないかな。
考えたらアベマとか、Amazonプライムとか、色々用意ですが、これからはテレビで皆が満足するコンテンツを準備できないんでしょうね。凋落というか、良き時代のオマージュとかフジがやってますが、なかなか難しいようですね。
後は、競争によって生まれる利益を目先のものでなく、ボクシング配信がより発展するような長いスパンでのものにして欲しいです。ひかりTV,dTVは定期的な配信やスポンサーをしてくれて今回はそれが実った形でしょうし、AmazonPrimeでは11/1にメインを他のジム同士の選手に据えた興行を行うなど、少しずつ希望が見えている気がしますが、より配信環境を発展させるには、日本にはプロモーターが存在しない以上もっとジム間の協力が必要になると感じます
話は変わって、武居の相手ですが、調べてみるとオーストラリアを拠点としたタンザニアの選手で、オーストラリアで相手の多いSフェザー級で減量せずに戦っていたら案外勝ってしまったため、そのままその階級で戦い続けていた選手のようです
身長は165cmで適性階級はSバンタム級らしく、Sフェザー級で負けてからはSバンタムに戻したそうなので(それでOPBFランカーになっている)、普通にSバンタム級の選手として戦うようです
ただ、Sフェザー級で体格的な不利もありながら豪州で凌ぎを削りランカーになった選手なので手強いとは思いますが
なるほど、計量ですか...ただ、かつてのジェイミー・マクドネル戦のように、契約でその辺、かなり厳しい条件付けをした前例もありますし、そこは大丈夫と信じていいのではないでしょうか。
テレビはいよいよ斜陽産業と化していくのでしょうね。テレビ局が早々にネットビジネスに乗り出して、それこそ電波を手放してでもネットの世界に軸足を移すくらいのことをやっていれば、生き残りの道はあったことでしょうが。まあ無理ですよね。
ボクシングに関して言えば、複数の好カードを組んでも映像では見られない、そんな枠が取れないテレビの限界が、ネットにはないので、有り難いことです。今回はAmazonではないので、それこそアンダー、第一試合から全部、なのでしょうし。出るボクサーにとっても励みになりますよね。
>モノクマさん
確かにAmazonPrimeなら「すんなり」見られる話ではあったでしょうね。ひかりTVやdTVとは、視聴者の桁が違うことでしょうし。でもディパエン戦4千円とかより、よほど良い話だと思います。
わけのわからない、とは厳しいですが、確かにこれPPVにして、実際のところどうなのかなあ、と思うものはありますね。志成ジムファンクラブ配信のような、桁外れのトンデモを別にしても。
AmazonPrimeでなくなったことを残念に思うとしたら、ボクシング界が(「窓口」は帝拳なんでしょうが)ビッグカード、ビッグマッチを年に数回実現し、そこには大手ジム所属でなくても、その価値を認められたボクサーが集う、という形の象徴として、Amazonが今のところ一番相応しいプラットフォームとして固まるところだったのに、という点ですかね。まあしかし、独占になるのもよろしくないですから、これはこれで受け容れねばならないでしょう。
ただ、記事にも書いたとおり、Amazonと比べて色々不便ではあるんですよね。安価とはいえ新たに別の出費をせねばならない視聴者のために、ひかりTVやdTVには、色々と改善してもらいたいです。
タリモはスーパーバンタムでも問題無いのですね。だとしたら武居にとり、試練の一戦となるのかもしれませんね。