ということで早朝から英国よりDAZNのライブ配信、午前はU-NEXTのライブ配信をかいつまんで見ておりました。
エマヌエル・ロドリゲスは、ニカラグアのサウスポー、メルビン・ロペスを相手に終始、圧力かけて正対しつつロープを背負わせ、「ジャブ以上、ストレート未満」の右をヒットしていく流れ。
しかし相手の反撃に強い警戒もしていて、右打ったあと前にのめらないことが最優先、無理な追撃はしない。
対するロペス、初見でしたが、巧い選手ではあるのだろうけど、ロドリゲスのパワーに圧され過ぎで、散発的に左やワンツー返すものの、有効打はほぼ皆無。
腰引けたまま打って、時に頭が前に出てしまい、バッティングでロドリゲスの顔に傷を付けるのがせいぜい。
サイドに出るでなく、打って出て切り拓くでなく、ポイントの失点が嵩んでいっても、特に「打開」の手がない。
この選手、確かWBA上位にも名前があって、井上拓真と闘うのかも、と思っていたんですが、やんなくて良かったですね。
ロドリゲスの勝ちは動かないだろう、しかしいまいちでは済まん凡戦やなあ、と思っていましたが、最終回も残り1分切ってから、ロドリゲスが身体を寄せて、小さい左アッパーのダブル上下を、インサイドから決め、ダウンを奪う。
何とか立ったロペスに、ロドリゲスが追撃して、強打はないが二度ダウン追加。
ロペス三度立ったところでゴング。実質KOみたいなものですが、判定に。当然ロドリゲスが大差で勝利でした。
今後は西田凌佑との対戦か、はたまたWBC王者アレハンドロ・サンティアゴとのPBC枠内における王者対決か、というのは、今日の試合内容である程度読めるかな、と思っていました。
華々しく耳目を集めるような勝ちっぷりだったら、それこそPBCが放さず、一気にサンティアゴ戦になるかもしれない。
けれど、けっこう地味な試合するときもあるから...と。
で、今日の試合は、そのどちらの要因も含まれた試合でした。正直、わからんようになったなあ、というところです。はてさて。
アンダー他はまた後日ですが、U-NEXTの配信、派手に音がずれていましたね。
最初の試合の開始時に、実況アナが「今ゴングでしょうか?」と言っていましたが、驚くほど絵と音が合わない。
2回開始のとき、気をつけてみていたら、時間表示が「2:51」のときに、ゴングが聞こえました。9秒遅れです。
ボクシングって、ちょっと音ずれしたら気になってしまうものですが、今回のはちょっと、見た(聞いた)ことがないレベルでした。
セミ、メインと進むにつれて、ずれ幅は小さくなったようですが、それでもなあ、という。
でもU-NEXTの海外ボクシング配信でいうと、前回のジャロン・エニスvsロイマン・ビジャ戦でも、ちょっとあったんですよね。
この辺はボクシングに割く予算の限界もあり、また「あちら」の体制、規模の問題でもあるのでしょうが。