先の週末、観戦や生中継があり、書きそびれた話題あれこれを、軽めに。
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旧聞もいいところですが、井上尚弥のWBSS初戦は、ファンカルロス・パヤノに決定しました。
昔のK1と似た?方式で、相手を指名する形で決まったと。
ノニト・ドネアがライアン・バーネットに指名されたので、残るはパヤノと、
少し前の記事で紹介したミハエル・アロイヤンだったので、パヤノの方にした、とのことです。
パナマの大師匠アンセルモ・モレノに負傷判定勝ち、超速ラウシー・ウォーレンと一勝一敗。
荒くてタフで変則のサウスポー、と簡単に言えばそんな感じの選手ですが、
考え得る初戦の相手の中で、一番やりにくそうなスタイルの相手だと思います。
試合展開、技術がどうという以外の部分でも、危険性がある、というか。
試合日時については、10月頃、日本でという話らしいですね。
出来れば「大箱」でやってもらいたいものです。
世界中が見ることになりましょうからね。何これ、と思う向きもおられましょうし。
あと、放送形態はどういうところに落ち着くんでしょう。色々楽しみですね。
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しかし、井上の「大会初戦」が、国内で「落ち着いた」後に、井岡一翔の再起初戦が、
ロスのSuperfly3興行に決まり、相手がマックウィリアムス・アローヨとなりました。
金曜日、試合後に同道した友人から聞いて「え、正式に決まったの?」と聞き返してしまいました。
フロイラン・サルダールをKOし、アムナット・ルエンロンを敵地タイでダウンさせ、事実上勝っていた。
フライ級時代のローマン・ゴンサレスには判定負けも、堂々と渡り合い、
スーパーフライ級に転じて、元WBC王者クアドラスに判定勝ち。
世界王座獲得歴こそないものの、実質、元IBFフライ級王者と見るべきでしょうし、
知名度、人気ともに、アメリカのリングで一定以上の水準にある、トップクラスのボクサーでしょう。
再起、というか復帰、そしてさらにいうなら「脱出」初戦、とも言える試合で、
いきなりこんな試合が実現することには、色々思うこともあります。
井岡一翔にとっては厳しい試練なれど「これ」を望んでの一連の行動だった、と見るなら、
あとはもう、やるしかないでしょう。勝ち負けどう以前に、しっかり見せてもらうで、という気持ちです。
それにしても、日本のトップボクサーから「ジム」「会長」を取っ払うと、
すぐにこういうカードが実現してしまうものなんですね。
日本のボクサーにとって、ジムや会長って、いったい何なんだろう...と
改めて思ってしまう、そんな一例ですね。
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久我、和氣戦に限らず、国内の地上波TV放送は、フジやTBSの関東ローカル、
深夜録画放送が大半ですが、数少ない関西限定のコンテンツが、辰吉寿以輝の試合です。
G+でも来週日曜に放送らしいですが、先んじて関西では、よみうりTVで、当日深夜放送でした。
相手はインドネシア・フェザー級チャンピオン、ノルディ・マナカネ。
以前は、あの一家が「使った」選手を、他のジムの選手が狙うと、邪魔やら横槍やらが入ることが
実際にあったらしいですが、ある時期から「解禁」され、その頃に、続けて来日を重ねた経歴の持ち主です。
とはいえ、アマ経験なし、プロ9戦目の辰吉寿以輝にとっては、やりにくさのある相手で、
実際に、試合でもなかなか思うように捉えられず、逆襲を続けて受け、打たれる場面もありました。
辰吉は左を突いて崩そうとしますが、世界戦でもシャッチョさんを怯ませた右スイングは、
けっこう思い切り振るので、辰吉の攻めを食い止める効果あり。
しかし5回、辰吉のパワーを込めた左ボディブローが決まり、強烈なフィニッシュ。
そこまでの試合展開は、とても見目鮮やかとは行きませんでしたが、KOシーンだけは、
そこだけを切り取って見たとしたら、なかなか強烈なものでした。
エンドレスファイター六車卓也さんの指導も受けている、という寿以輝ですが、
試合がTVで放送されるA級ボクサー、メインイベンター、という位置づけは、
まだ少々荷が重いかな、と見えてしまいます。
それでも随所に見せるパワーショットは、目を引くものがありはしますが。
今後はユース王座狙い、という記事もちらっと見ましたが、Sバンタムだと、水野拓哉ですが。
先日は初回KO勝ちしたようですが、若手の強いところと、続けて闘っている選手ですし、
さて、勝算となると...実現すれば、注目を集める一戦となりそうですけど。
※そういえば、WBCユースとなれば、清瀬天太ですね。
関西同士、組むならこっちかも?よくわかりませんが。
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東京五輪におけるボクシング競技の開催が危ぶまれる、なんてニュースも出ている中、
日本ボクシング連盟、及び終身?会長の山根明氏を巡り、
まあ、あれやこれやと出るわ出るわ。
ざっと見ただけでも数があり、しょうがないのでリンク貼っていきます。
1.ボクシング連盟、JSC助成金不正流用か
2.アマボクシング連盟を告発…審判に不正指示、JOCに調査要求
3.ボクシング連盟 代表コーチ日当“ピンハネ”、助成金不正に続き
4.今度はアマボクシングで発覚した不祥事…東京五輪を前に監督官庁は厳しい態度を
堰を切ったがごとし、ですね。
今までも高山勝成の選手登録の問題とか、その他諸々、常識の通じない組織であり、長であるとは
様々に知られ、語られてきましたが、他競技でも起こった様々な問題同様、
いや、それ以上に悪質というか「異様」が、世間にもっと知られ、問題視されるべき、だと思っていました。
こうして次々に報じられることで、五輪を目前に膿を出し切って欲しい、と願います。
...と思っていたところ、村田諒太が敢然と批判の声を上げました。
金メダリストとして、という以上に「他ならぬ」村田の発言は、非常に重いものでしょう。よく言ってくれましたね。