さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

年に二回のご降臨前夜

2011-05-07 21:15:34 | マニー・パッキャオ
しばらくお休みしていた更新ですが、明日は年に二回のパッキャオ登場ですので(笑)
前日ちょいと予想というか思うところを。

試合のたびに階級差の壁を破壊し続ける、高品質の立体的攻防技術の見本のような存在となった
マニー・パッキャオ大先生なわけですが、明日はひょっとしたら?という気がしなくもないです。
って、いっつもこんな予想というか想像をしては、驚きをもって「参りました」とか書いてるんですが。

明日の相手は三代目シュガーことシェーン・モズリー。昨年メイウェザー戦で大敗した試合も含め、
アントニオ・マルガリート戦の快勝を最後に、不出来な試合が続いている印象があり、
予想は当然パッキャオが圧倒しているようです。

しかしここ数試合、ことにファン・マヌエル・マルケスとの再戦を最後に、苦戦らしい苦戦の無い
パッキャオの試合ぶり...体格面で劣りながらも機動力で勝り、要所で強打を決める姿を見て、
誰もが内心思っているのと同じことを私も思っているわけです。
ひょっとして、パッキャオに勝つには、体格面であまりアドバンテージが無い方が良いのでは、と。

もちろん、体格面でまさるということは、パッキャオに一瞬の隙やミスがあれば一打で勝負をつける、
或いは試合の帰趨を決定づける武器を持つ、ということでもあります。
しかしハットン、コット、マルガリートといった「決め手」の持ち主たちは、
結局はそれを披露することなく敗れました。事情は違えどデラホーヤとて然りです。

それを考えると、シェーン・モズリーはどうか、ということです。
昨年大差で敗れたメイウェザー戦で、2RにあわやKO勝ちかという場面を作った右の一撃。
ライト級時代に数々のKOを演出し、ウェルターに転じて以降もデラホーヤ攻略を始め、
最近ではマルガリートを打倒し得た彼の最大最高の「決め手」。
そしてこの決め手を持つモズリーは、決して体格面でのアドバンテージに頼って闘うほど、
ウェルター級として大柄とは言えないわけです。

もちろん明日のリングで両者が正対したとき、両者がどう見えるのかは分かりません。
当然モズリーが体格で上回るのは間違いないとは思います。
しかしその体格差が、ここ数試合の相手とは違い、あからさまに大きくはないとしたら、
そのことは決して、パッキャオに幸いしないのではないか、とも思うのです。

いずれにせよ、パッキャオがキャリアで初めて迎える米国籍黒人ボクサーとの試合は、
番狂わせまで行かなくとも、ここ数試合にはない展開があるのかも、という気がします。

もう14時間くらい前ですね。明日の試合を楽しみに待ちます。


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今日の試合についてですが、以前OPBF王座獲得試合を見た仲村正男が
なんでも初回61秒KO負けで初防衛に失敗したとの報を知りました。
相手はOPBF1位のフィリピン人、ロナルド・パンティーリャスという選手だそうです。

見ていない試合ですから語りようもないですが、なんというか、
悪い方の目がまともに出たんやろな、という感じです。残念です。


コメント (6)
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