さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

満員じゃなかったけれど

2008-03-08 22:58:24 | 関東ボクシング

ということで、両国国技館にて観戦してきました。

さて、初めての枡席は思ったよりも狭く、あそこに4人掛けは
かなり厳しそうでした。
一応、座布団は持参したんですが、やはり前座から長時間の観戦は、
ちょっと足の付け根が痛かったです。
しかし、ああいう姿勢で観戦したことは今までになかったことで、
それなりに楽しくもありました。
ただ、もう一度といわれると、ちょっと考えますが。


チケット売れ行きの不振が報じられた興行でしたが、
アリーナ席はほぼ埋まっていたものの、
なるほど、枡席も二階席も、空席がかなり目に付きました。
ミスター「国民の期待」こと内藤大助の試合で
これはちょっと寂しいなと思ったんですが、
いざメインイベントが始まると、そういう思いは消し飛びました。


試合は皆様もご覧の通りの、一進一退の好ファイト。
序盤はポンサクレックがやや優勢、中盤から内藤が巻き返し、
その後は一進一退ながら、やや内藤優勢と見ました。

猛練習で鍛えた体力で、普通の倍の労力を使うかのような
ダイナミックなボクシングを展開する内藤。
対して、王座奪回に執念を燃やす元王者ポンサクレックは
右で相手を正面に置いて、強烈なコンビネーションを狙う。
両者のせめぎ合いは、見ていて息つく暇すらないほどに激しく、
12R36分間があっという間に終わった印象でした。

けっして満員とは言えない場内だったのですが、
内藤大助への熱い思いと、強敵ポンサクレックへの敬意が充満して、
まるで超満員であるかのような熱気と興奮に包まれていました。
王座奪回ならず、リングを去るポンサクレックに対し、
場内から盛大な拍手が送られるという、素晴らしい光景も見られました。

リングの上で闘われたボクシングの内容はもちろん、
様々な意味で、これぞ本物のボクシングだと感じました。
やはり内藤大助は、その実力、実績だけでなく、
その存在そのものが、ボクシング人気復興の旗頭、象徴であると
改めて確信した次第です。


...しかし、ガクちゃんの君が代は凄かった(^^;)
いや、冗談でなく、タイ国歌と君が代斉唱の際に、
なにやらわけのわからん野次を飛ばしていた人がいたんですが、
ガクちゃんの歌声と共に、その野次が止みましたから。
ガクちゃんが、その歌声で野次をねじ伏せたかのようでした。

死ぬまでに一度くらいはと座った枡席で、
素晴らしい試合を見て、やはりこれやで、という熱気に触れ、
おまけに死ぬまでに一度も直に見ることもなかろうと思っていた
長尾影虎...じゃなくてガクちゃんも見られて、
大変満足な観戦でした、ハイ(^^)
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする