さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

衛星放送浸りの月曜日

2007-03-20 00:03:56 | 関東ボクシング
そんなわけで、坂田健史が勝利しました。
日本人ボクサーとしては、1990年のレパード玉熊以来、
17年ぶりの世界フライ級王座奪取です。

パーラの「狼藉」で、ミソのついてしまった試合、
これでもし負けたりしたら神も仏もないところでしたが、
とりあえず勝って、めでたしめでたし...かどうかはさておいても
坂田個人には心から祝福をしたいです。

今日の試合だけ見たら、確かにひどい試合ですが、
アゴを割られても相手を追い回した第一戦、僅差の第二戦、合計24Rを経て、
今日も変わらず懸命に闘い続けられる坂田と、変わり果ててしまったパーラ。
坂田はボクサーとしてだけでなく、人間としてパーラに勝利したのだ、と見ればいいでしょう。
次は、暫定王者バスケスとの一戦で雪辱を果たし、王者の証明をしてほしいですね。

ところで金平会長。試合当日5時に118ポンド、という縛りをかけて、
パーラの不当な体調回復を阻みましたね。これはもう、先代会長に匹敵する、
プロのボクシング・マネージャーとして見事な仕事でした。
事の是非はともかく、自分の選手を懸命に守り、勝たせるという点において、
立派だったと思います。


さて、情報シャットアウトで観戦したメキシカン対決、
バレラvsマルケス兄の一戦はマルケスの勝利。

もちろん1Rから、両者白熱の攻防を繰り広げましたが、
すごいのはなんと言っても7R。
マルケスの右ストレートでバレラがぐらついたあとの、
マルケスのアッパーを交えた連打での追撃(効いてるとこへアッパー混じりで
がんがん連打されると、ホントにつらいでしょーねー...)を
懸命に堪え忍んだバレラが徐々に立て直し、右カウンターの一発でダウンを奪う。

なんとすごいラウンド、なんと濃密な3分間であることか。
この一連の攻防で、もうしびれてしまって、後はもう、TVの前でわおわお言うばかり。
どうも私は、一流のメキシカンのボクシングに弱いですね(^^ゞ

このダウンの取り扱いと、バレラのダウン後の加撃を巡って
ちょっと問題がありましたが、試合自体がマルケスの勝利に終わったので
ちょっと安心しました。

ちょっと微妙に日陰者なイメージになりつつあったマルケスですが、
ついにビッグファイトでの勝利を挙げ、メジャーな存在になれそうです。
もっとも、彼のボクシングが一番良いときは、もう過去になりつつあるのかもしれませんが...。


そんなことで、CS、BS放送浸りの月曜日でした。
今週は神戸で武本在樹が世界4位カブレラを破った試合も
スカイAで放送されますし、まだまだ衛星放送にはお世話になります(^^)

コメント (2)
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