スノーフレーク(鈴蘭水仙)
この可愛い緑のポッチリが好き
球根で良く増えます
一日中寒かった。桜は如何しているのかな? 寒さに身を縮めているのかな~。 大急ぎで買い物をして、大急ぎで帰ってきました。寒さにあわせて今晩は「鍋焼きうどん」にしました。もう秋まで食べられないと思っていましたのに、思いがけない寒さでもう一度チャンスが・・・。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
吉原手引草 松井今朝子
作者は元々は松竹で歌舞伎の企画、製作に関わっていた人。独立後は歌舞伎の脚色、演出、評論を手がけていた。平成9年に「東洲しゃらくさし」で小説家になる。その年「仲蔵狂乱」で時代小説大賞を受賞。平成19年に「吉原手引草」が直木賞を受賞した。
この本も随分待った。今も読みたい人が後を絶たない人気ぶり。まず女性作家で、時代物小説と言うのも珍しいと思います。
仕事が歌舞伎関係と言うことが関係していると思います。歌舞伎には良く花魁がでてきますし、その営みに興味をもたれたのも無理からぬ事です。
時代物の映画にも花魁は良く出てきました。花魁を主演にした映画「紺屋高尾」と言うのは良く覚えています。主演女優が誰だったかという事はすっかり忘れておりますが、紺屋職人の久蔵の吉原太夫への純愛物語なんですが、その映画主題歌も良く歌っていましたが、今日思い出して歌おうとしましたが、所々しか覚えていません。なんだか浪曲調の歌でした。
《嘘と真が渦巻く吉原で、全盛を誇る花魁葛城。栄華を極めた夜、葛城は忽然と姿を消した。一体、何がおこったのか?》と帯に書かれている。花魁葛城のミステリアスな結末を、花魁の身辺の十数人の語る言葉によって、謎解き語り明かしていく物語。
花魁の「・・・くんなまし」「・・・ありんす」とか言う廓言葉は出身地のなまりを解らないようにするためのものだったとは、この本で初めて知りましたし、禿(かむろ:通常ははげ、この字をどうしてこう読ませるのでしょうね)を初め花魁の世話をする人たちの掛かりは全て花魁持ちとは知りませんでした。花魁は相当の稼ぎ無いと置き屋さんに借金が嵩むわけが解りました。
この本には出ていませんでしたが、花魁が髪に飾っている鼈甲の笄(こうがい)江戸の吉原と上方の島原の花魁では笄の数、挿し方も違うそうですね。笄は高価で花魁の首から上は家一件分といわれていたそうです。
喜多川歌麿の花魁図は吉原の花魁だそうですから、鼈甲の櫛は8本だそうです。そうすると私の覚えでは上方の花魁のほうが多くの櫛を挿している事になります。
作家は書くに当って江戸時代の洒落本と称する文献をかなり読まれたそうです。それらは吉原に代表される遊里の風俗ルポやハウツー本と言った内容を備えていますが、書き手には十返舎一九など有名文化人も名を連ねているそうです。
間もなく(前期:4月5日~29日 後期:5月1日~25日)奈良の県立美術館でミネアポリス美術館秘蔵「浮世絵展」があります。海外に流出してしまっている浮世絵のお里帰りです。喜多川歌麿の花魁の絵も(但し後期らしい)含まれているようです。とても楽しみにしています。
その上に、その頃は奈良公園の桜も見頃かと、そしてまだその上に美味しい釜めしも食べられるかと三重の楽しみにワクワクしています。
この可愛い緑のポッチリが好き
球根で良く増えます
一日中寒かった。桜は如何しているのかな? 寒さに身を縮めているのかな~。 大急ぎで買い物をして、大急ぎで帰ってきました。寒さにあわせて今晩は「鍋焼きうどん」にしました。もう秋まで食べられないと思っていましたのに、思いがけない寒さでもう一度チャンスが・・・。
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吉原手引草 松井今朝子
作者は元々は松竹で歌舞伎の企画、製作に関わっていた人。独立後は歌舞伎の脚色、演出、評論を手がけていた。平成9年に「東洲しゃらくさし」で小説家になる。その年「仲蔵狂乱」で時代小説大賞を受賞。平成19年に「吉原手引草」が直木賞を受賞した。
この本も随分待った。今も読みたい人が後を絶たない人気ぶり。まず女性作家で、時代物小説と言うのも珍しいと思います。
仕事が歌舞伎関係と言うことが関係していると思います。歌舞伎には良く花魁がでてきますし、その営みに興味をもたれたのも無理からぬ事です。
時代物の映画にも花魁は良く出てきました。花魁を主演にした映画「紺屋高尾」と言うのは良く覚えています。主演女優が誰だったかという事はすっかり忘れておりますが、紺屋職人の久蔵の吉原太夫への純愛物語なんですが、その映画主題歌も良く歌っていましたが、今日思い出して歌おうとしましたが、所々しか覚えていません。なんだか浪曲調の歌でした。
《嘘と真が渦巻く吉原で、全盛を誇る花魁葛城。栄華を極めた夜、葛城は忽然と姿を消した。一体、何がおこったのか?》と帯に書かれている。花魁葛城のミステリアスな結末を、花魁の身辺の十数人の語る言葉によって、謎解き語り明かしていく物語。
花魁の「・・・くんなまし」「・・・ありんす」とか言う廓言葉は出身地のなまりを解らないようにするためのものだったとは、この本で初めて知りましたし、禿(かむろ:通常ははげ、この字をどうしてこう読ませるのでしょうね)を初め花魁の世話をする人たちの掛かりは全て花魁持ちとは知りませんでした。花魁は相当の稼ぎ無いと置き屋さんに借金が嵩むわけが解りました。
この本には出ていませんでしたが、花魁が髪に飾っている鼈甲の笄(こうがい)江戸の吉原と上方の島原の花魁では笄の数、挿し方も違うそうですね。笄は高価で花魁の首から上は家一件分といわれていたそうです。
喜多川歌麿の花魁図は吉原の花魁だそうですから、鼈甲の櫛は8本だそうです。そうすると私の覚えでは上方の花魁のほうが多くの櫛を挿している事になります。
作家は書くに当って江戸時代の洒落本と称する文献をかなり読まれたそうです。それらは吉原に代表される遊里の風俗ルポやハウツー本と言った内容を備えていますが、書き手には十返舎一九など有名文化人も名を連ねているそうです。
間もなく(前期:4月5日~29日 後期:5月1日~25日)奈良の県立美術館でミネアポリス美術館秘蔵「浮世絵展」があります。海外に流出してしまっている浮世絵のお里帰りです。喜多川歌麿の花魁の絵も(但し後期らしい)含まれているようです。とても楽しみにしています。
その上に、その頃は奈良公園の桜も見頃かと、そしてまだその上に美味しい釜めしも食べられるかと三重の楽しみにワクワクしています。