ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

常に拉致解決できぬ怒り

2008年03月06日 | 新聞から
          ミニ水仙 ティアティア
          (上坂部公園 08-3-1)

明石海峡で又もや海上事故が、其れも地上の玉突き運転の様な事が起こりました。3隻の内2隻が自動操舵だったそうです。ゴールドリーダーを追い越したオーシャンフェニックスも悪いが、ちっちゃな第5栄政丸が何故前に割り込んできたとは言え、右に空間があるのに、そのまま直進したのかと不思議だった。この2隻が自動操舵運転だというので謎が解けた。気が付いて手動に切り替えても直ぐには思う方向に変えられなかったという事だ。

イージス艦の事故も前から後からの違いはあっても、大きな船に小さな船が突っ込むという事故だった。何らかの共通点が示唆されていないだろうか。

ゴールドリーダーが沈没してその油が大きな範囲で流れ出ている。事故現場は漁場であるので、魚への影響が心配されると言う。今だけがその時期である「くぎ煮のしんこ」への影響も心配されていた。今日もご近所では「くぎ煮」を煮る匂いがしていたが・・・。


新聞2面に横田早紀江さんと台湾駐日代表婦人・盧千恵さんの対談記事が載っていた。恵ちゃんが拉致されて31年、20年は行方不明者と言う事で、《事故に遭ったのか、誘拐されたのか、家出したのか、自殺したのか、何時までたっても何もわからないことが一番つらかった。焼却炉から女性のご遺体が出た。漁船の網に小さな頭蓋骨があがったと警察から連絡があるたびに、体がガタガタ震えました》その後、北朝鮮に拉致されたという事が解ってからも10年以上経ってしまっている。

早紀江さんのお写真を見て「あ~、年をとられたな~」と思った。71歳になられたんですもの、私も時々触れていますが、何か大きな事件があると、拉致事件は無かったことのように陰を潜める。人間には寿命がある。早くしてあげないと、抱きしめる時間がどんどん少なくなっていく。

曽我ひとみさんとめぐみさんはお布団の中で日本を、家族を、母を偲びながら「故郷」を歌っていたそうです。そういえば「明日への遺言」でも歌っていましたね。岡田中将が風呂の中で歌い始めるのです、其れが大合唱になって・・・。岡田中将はそんな部下の姿を見て、彼らを故郷に、母の元に帰してやらねばならないと深く思ったのではないかと私は感じました。歌は2番までです「???」と思っていましたら、岡田中将が刑の執行でプリズンの部屋から出て行くとき、部下達が3番の歌詞を歌うんです「志を果たして・・・」って。なるほど風呂で2番までだった意味がわかったような気がしました。

早紀江さんは最後に言います《何とか皆で力を合わせてね。折角日本にうまれ、育てられた人達なんですから、10年でも5年でも1年でもいいから日本の自由を味わわせてあげないといけない。

めぐみは花が好きでね、北海道の牧場の様な花や草のある広いところで、風に吹かれて青空や雲を見ながら「今日から私は自由なんだぁ!」って言わせてやりたい。勿論他の被害者の方もです。日本政府は独裁者に対して、毅然とした態度を示していただきたいと願っています。命には限りがあります。死んでしまったら、もう子供達と遭えない。自由をあじあわせてあげる事も出来ないのです。》

人生の半分近くを、子を拉致された母の叫びを何と聞きますか。大きなチャンスがあったのに、独裁者の長男が捕らえられた時、何故急いで送り返したのか、切り札にするのは卑怯だというのか?卑怯な事をしたのは先方ではないか。何を考えて田中元外相は送り返したのか?最低の外務大臣だ!
コメント
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