ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

いきいき漢字塾

2007年05月07日 | 今日この頃
            我家の春一番咲き
           我家に来て30数年
      四季咲きなので思い出したように咲くが
          やはり春が一番多く咲く

わっさわっさ言いながら主人を送り出した。荷物の纏めは私にさせて、ご本人はさっさと靴をはいて玄関で待っている。まるで外出を喜んで先回りしている子供と同じ。ちゃんと新幹線に乗れたかしらと、此方も親になった気持ち、電話する。「唯今昼ごはん」と声を押し殺して答える。「もうじき着きます」と電話あり「私、今教室よ」「ロートルばっかりか?」「当たり前や。資格が60歳以上やもん」

「いきいき漢字塾」が今日開講だったんです。さとうせんせい「前のほうの方を見ていると今日が初めての日とは思えません(常連さんらしい)。今日が初めてと言う方手を挙げてください」私を初めパラパラと手を挙げる。驚いたことに一割居るかいないかである。「これは困るんですね。続きを始めると、初めての人はさっぱり解らない。初めての人に合わせると古い人から文句が出る。適当に古い話に新しいものを加えていきます」

次に事務局からのお願い「席は来られた順番に詰めていただきたいと言いますと、近くの方が12時頃に来られます。そうしますと遠方の方が私達はそんなに早く来れないと苦情が出ますので、余り早くに来ないで頂きたい。せめて12時半頃にお願いします。それからお友達の席取りをなさらないでください」

始めてなのでせめて今日だけは早めにと半時間前に着いた。所が、席は既に2/3は埋まっていた。そしてあちこちに席取りの気配。あ~ぁ何処も同じか。何しろ200人の女性と小さくなっている20人ぐらいの男性で会場は満席。

先生は80歳とか。遠目で見ているのでおシワは見えないし、お若く見える。声を使っての講義が体に良いのだろうか。

思った以上に面白い。喋り方もゆっくりして解り易い、ただ黒板の字が一寸みにくいかな~。今度はもう少し前の席を探そうかな~。そうするには早く行かなければならないし、来週までに考えるわ。

今日は「物」と言う漢字から、読み方、意味、使い方、それにまつわる歴史、本当にあっちに飛び戻り、こっちにとび戻り、私にとっては始めての事ばかり、あ~ぁ70年何も知らないで生きてきたと反省。でも知らないことを知る喜びは大きかった。特に学生時代好きでなかった歴史が今こんなに面白いと感じるのは何故だろう。

地理のお勉強にもなる。天橋立、伊根の浦島神社、京都の下賀茂、上賀茂神社、安倍の清明神社、奈良の三輪大社等、言われた場所は皆行っている。だけどご本体が何方で、何故其処に祀られているかは知らない。そういうお話が次々と出てくる。

奈良の三輪大社が日本で一番古い神社だと言うこと。それは通称でなくてもとの名前を書けば直ぐ解る「大神大物主神社」と言うそうです。ご本体はお酒の神様、蛇の神様、杉の神様、雷の神様と様々だそうです。私は蛇の神様だと聞きました。それゆえか蛇は卵が好きなので卵がお供えしてありました。

講義が面白いだけではなく、余禄としてもっと知りたいと思うことをパソコンで調べる楽しみもある事です。

もっと良い講座が他にもあると、お隣の席の(この講座6年のベテラン)方が教えてくださいました。「温故知新」古きを尋ねて新しきを知る会と言うのがあるそうです。こちらは先生が毎回替わって、年一回勉強した土地を訪ねると言うお勉強会だそうです。

尼崎はお勉強をしようと思えば良い講座のある良い土地柄です。これから大いに利用させていただきますよ。
コメント (2)
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