ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

麗しき近代美人画の世界

2007年05月04日 | 一寸そこまで
            (見~つけた)
        20cmはあろうかと言う大輪
      我家のは、やっと蕾が伸びてきたところだ

花の手入れをしていたご主人に「アマリリスの写真を撮らせください」とお願いして写した。手を休めて側に来られた。お話では淡路島に行った時に1500円で買ってきた球根だそうだ。

他の花々も良く手入れをされていて生き生きとしている。特に花を引き立てる葉がつやつやである。本当に花の好きな男性は女性よりまめに手を入れる。女性は家事の合間にするからの違いもあるがと私は思った。「さつき」「菊」を育てるのが圧倒的に男性が多いのも、女性の片手間と男性の専属の違いだと思う。

大谷美術館に培広庵(ばいこうあん)コレクション「麗しき近代美人画の世界」を見に行ってきました。培広庵コレクションは1970年から美人画の好きなコレクターが独自の視点を持って蒐集されたものだそうな。

70点ほどの展示で、1人約2点づつほどの展示なので、私には始めての名が多かった。これが美人?と言うお顔もあったが、独自の視点で集められたものだから、私がとやかく言うことではないが、私が一寸不満だったのは、絵師の説明文の中で代表作が挙げられているが、其の代表作が一点も無かったことです。コレクターの好みに合ったものが代表作に無かったと言うべきか、既に持ち主があったと考えるべきか?

普通ポスターとチッケトの絵柄は同じもののはず、今回は違っていたので、チケットの絵が記憶になく、其の所在を館員に訊ね、もう一度見に戻った。

好みの絵の絵葉書を買う為売店に行ったが、私の買いたかった3~4点は一枚も葉書になっていなかったのはショックだった。培広庵コレクションを調べている内の一点に私の好きだった絵が代表で載っていたのには小躍りせんばかりの気持ちだった。代表に択ぶ絵は書き手によって千差万別だが、私の択んだ一押しの絵を選ぶ人も居るのだという何とはなしの安堵感でしょか。

着物の図柄、帯との組み合わせ、日本の文化って凄いな~と思った。舞妓、芸者等玄人さんを描いたものが多かったのだが、素人さんも負けては居ない着物と帯の組み合わせ着物文化を堪能しました。

2,3日前の徹子の部屋でフジコ・ヘミングさんが着物をブラウスの上から内掛け風に羽織って、ピアノを弾いておられるのを見た。彼女も言っておられた「日本人はこんなに素晴らしい着物文化をもっと大切にしなければ、惜しい・・・」今日はこの言葉をつくづく実感しました。

もう一つ、表装の美しさです。勿論、絵を最高に引き立てる役目であって、見逃してしまいそうなものなんですが、この表装あっての、この絵と言うべき表装の渋い美しさ。絵師もお気に入りの表装師を持っていたんだろうな~と思いました。お互いの技と技が融合して名画と言われるものが出来上がったのでしょうね。

館内で軽食を食べ、庭に回りました。先回来た時は手入れが行き届いていなくてがっかりしたのですが、今は若葉の季節でもあるので緑がいっぱいで気持ちは良かったです。私の好きなエビネも少しですが咲いていました。始めてみたのは砥草(トグサ)細い竹の子の様な感じで節があり其の節の所にぎざぎざの模様があり、砥石の変わりに使われてのでこの名がついたそうです。和傘を磨くのに使われていたとか。

「蕨餅」大好きの主人が看板を見つけて「蕨餅」を土産にしました。帰り道を間違って、夙川に渡された鯉幟を見つけたのは怪我の功名。風がなくだらりと下がっていたのが残念でした。
コメント
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