ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

寝ても覚めても本の虫

2007年05月06日 | 読みました
              あやめ
      どうしてだか、あちらに1本此方に1本と
             咲いている
         株分けした覚えも無いのに

明日から主人が「○○先輩(主人のこと)を囲む会」にお呼ばれして強羅に二泊三日の旅に出ます。其の手土産を買いに「しょうたに倶楽部」に行きました。お集まり下さる皆さんも神戸支店勤務の時期があり、神戸を思い出すものと思っていましたが、今年は「尼崎名物」をと「しょうたにの品」を買おうと思っていました。

主人は其の店を知らないものですから、反応は今一でした。食べてもらうに越した事は無いと、先日試食としてお菓子を買ってきました。食べてみて美味しと感じたようです。2週間ほどの賞味期間と聞いてきましたので、なるべく新しいものをと前日の今日、買いに行きました。

「お店を見てみる?」「うん」と言うので一緒に行きました。駐車場も空いたと思えば直ぐ塞がる人気ぶりです。店内の奥はガラス張りでパテシィエやパテシィエールが忙しそうに働いているのが見えます。売り子さんも6人居ます。館内はケーキの甘い香と活気に満ちています。主人も納得の様子でした。

会社にはOB会があります。今は合併して名が変わっていますが、其の会社とは別の合併前の会社の希望者だけのOB会です。7~800名は加入しておられて、毎年東京でOB会があります。今年も3月末に行われて180名程の方が集まられました。欠席の主人にも現状報告を伴った名簿を送ってくださいます。

明日お集まりの皆さんは何時もOB会の方にも出席しておられます。主人が頑固に出席しないものですから、主人の為に集まってくださる会が続いております。

主人もこの会をとても楽しみにしております。年が明けますと待ち遠しい顔になり、OB会の通知が来れば「今年も呼んでくれるかな~」とメールの来るのを楽しみに待つ日々が続きます。何はともあれ、3日間お天気の様ですので、楽しんで来てもらいたいと思っています。

          ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

       寝ても覚めても本の虫    児玉 清

「アタック25」のあの児玉さんです。新聞の紹介本で「ぞうの背中」を児玉さんが推薦されているのを(たかこさんが教えてくださり)読みました。其の時にNHK BSⅡで児玉さんが「週間ブックレビュー」と言う番組で司会をしておられることを知りました。「ぞうの背中」は映画化が決まったようです。

この本は児玉さんが原語(英語)で読んだ本の紹介と荒筋です。私は読みたいと思っても名前が覚えられなくて、近年はもっぱら国内本ばかりです。

ただ一冊だけ其の中で私の読んだ本がありました。日本語版は「さゆり」芸者の出世話です。これも長編、児玉さんは英語で読まれたそうです。私も「さゆり」はノンフィックションだと思っていましたが、フィックションだと後日知って何故かがっかりしたと児玉さんは書いておられます。

面白かったのは外出先でコーヒー代が足りなくなった時、文庫本を古本屋さんに持っていけば、その場が凌げた、と言うお話です。本はその様に貴重品だったのです。

児玉さんも終戦直後、食べ盛りなのを我慢して、お小遣いで貸本やに通ったと書いてありました。私もそうでした。片っ端から借りて、小さい本屋で読むものが無くなり、落語全集(部厚い本でした)まで借りて読んだ覚えがあります。中学生の女の子が手当たりしだい何でも借りていくのを本屋のおじさんは如何思ってみておられたのでしょう。

コメント (2)
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