遊煩悩林

住職のつぶやき

非日常生活

2011年02月15日 | ブログ

いやいやいやこの伊勢でも大雪が続きました。
大雪といっても数センチ積もるだけのことですが、スノータイヤ装着率の低いこの地方では大混乱です。雪の重みに絶えきれず数カ所で電線までも切れていました。
昨日、雪が降りはじめたのがお昼過ぎ・・・常照寺では、来年開催の仏教講座の企画会が夕方4時に予定されていて、桑名・鈴鹿・津・松阪・多気・伊勢・志摩から十数名のご住職方にお越しいただくことになっていました。
開催か中止か・・・悩みながら一番遠い方に電話をしてみたところ、「北の方は降ってない」ということですでに出発。講師をつとめる津のご住職は「雪がパラついてきたから電車に乗った」と。
講師が向かっているのに中止にはできないと思っていたところ、ミルミルうちに積もってきてしまいました。
予定の4時には、ご遠方の方を中心に続々とご参集をいただき、逆に比較的近隣のお寺さまは積雪により出発できる状況ではなくなっていました。
「夜には雨になる」という気象予測をアテに、会議が終わる頃には解けるだろうと2時間半ほどの会議を終えたところ・・・。

これでは帰れんわ!

ということで居酒屋とホテルを予約。ではタクシーを・・・と電話したところ「すべてストップ」ということで居酒屋さんにお詫びの電話・・・。
満を持さず、意を決してノーマルタイヤ3台でホテルへ向けて出発、通常10分もかからない道中は大混乱の大渋滞で40-50分かけて到着。ホテル内の和食レストランでの食事となりました。想定外の繁盛におそらく厨房も大混乱だったと思われます。
2次会の場所を探しましたが・・・「よし!部屋飲みや!」とコンビニに行って再び唖然。おにぎり、弁当の類いはすっからかん。非常時にあって恐怖に似た不安と、我れ先に、早い者勝ち的な空気を感じました。
幸いおつまみ系とハードリカーはまだまだ余裕がありました。
非日常が演出する惨劇に自らを問いなおしながら?深酒に浸り、早朝の帰宅となったのでした。

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