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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

仕事納め~Bear's Wish~

2010年12月30日 | Weblog
終わった。
終わったよ。
長かった…6日連続出勤×2週。そして最後の大掃除。体力の限界(By千代の富士)状態。
毎日キューピーコーワを大量服用して乗りきった。耐性がついて、次第に効き目が悪くなるのを感じた。


今日は午後から着替えをして喫煙所の掃除をした。冷蔵庫の霜取りやら棚の掃除など。またコピー機やファックスもキレイキレイ。
私の机のカレンダーも新しいものに交換。

2011年も「Bear's Wish」のカレンダー。


定時後、人事部総務部合同で終礼。
●●●ィ~(部長)からのお言葉。
「目標を持ってください。また同じような一年をただ送る人には成長がありません。この正月も勉強してください」
とのこと。

来年の私の目標
・検定試験の次のステップを受験
・海外旅行実施
・読書年間30冊


終礼後、他部署の人々と年末のご挨拶を交わす。
当社の風物詩である。

今年一年、会社でたくさん笑った。悔しくて歯を食い縛ったり、悪態も吐いたし、ゴマも擦ったし、ミスもした。
今後、どのような仕事をしたいと訊かれるとまだ答えられない。私には何ができるのかという問いかけから逃げて、日々、なんとなく過ごしてしまった気がする。来年はもっと「自分にできること」を意識して働きたい。せっかく一日9時間も会社にいるのだから。

今日、吉熊上司にある提案(「今までこうして来たけれど、ああしたらいいんじゃないか」)をされた。今までの習わしというかルーチンを覆すような案だ。他部署との交渉を要することだったので、つい怖じ気づいてしまい、逃げてしまった。
後悔、でも怖い、でも私がやるべきだった、でも怖い…頭の中で自己嫌悪MAX。
2010年で一番の失態だったと思う。
同時に、「仕事ってこういうふうに作るんだな」という発見した。

主任試験に合格したとき、「吉熊上司のためになる」と心に誓った。彼が私を推してくれたからだ。
なのに、今日の私は駄目だった。
新年、リベンジしよう。
そしてあの仕事を私がしよう。

2011年の目標、追加。

会社帰りに観たイルミネーション
木々に光の花が咲いていた。
冷たい風に冴え冴えと輝き、疲れを緩和してくれた。



迷子

2010年12月30日 | Weblog
退社後、くたくたな体を引きずって駅まで歩く。寒い。寒すぎる。
駅前のT字路で騒がしく泣いている男児を発見。
「なんだよ、この子。うぜぇな」っていつもならば無関心な私なんだが、そこが割と交通量の多い道で危ないのと、誰も彼に関わろうとしないのと、彼の悲しそうな泣き顔を見て、仕方なく話しかけた。

私 「どうしましたか?」
男児「パパが~、パパが~、バイバイって手を振って…★□◎▼¥%♭&(ヒアリング不能)」

やっべ、まさか置き去り事件?
兎に角、彼の手を握り、「お姉ちゃんも一緒にいるから、ここで暫し待ちませんか」と彼と落ち着かせようとした。

ここは会社の最寄り駅付近である。同僚に、こんな子と一緒のところを目撃されたら何て噂されるかわからない。
「総務の〇〇さん(私)って隠し子いるらしいよ~」
とか
「子持ちの恋人がいるらしい」
とか。
若しくは
「すげー年下の男といたよ。セカンドバージン状態!?男日照りが長いから男児も恋愛対象になるんじゃね?」
とか。

まずいなあ~と思い、彼を見る。
粒羅な目から真っ赤な頬へと次々と流れる涙を片手で拭っている。
青いジャンパーが余計に彼の心象を強く示しているように見える。

「パパとママと…カラオケに来たの。そしたら、そしたらね、パパが手をバイバイして…ビェ~」
カラオケか。
早く言えよ。
そこにあるじゃんか。

彼とカラオケ方面に歩みを進める。
いきなり彼は私の手を離して駆けていく。
車に轢かれた大変!慌てる私。
彼の行き着く先には、カラオケ店前に佇む夫婦がいた。

「ご両親さまですか?良かった。彼、迷子になっていたのですよ」
と二人に報告し、私は彼の両親に丁寧に挨拶をされた。
男児は母親に抱きつき、また泣いた。
私の手にはいつまでも彼の湿った手の感触が残留していた。

私も子供のとき、海水浴場で迷子になった。知らないおじさんに保護されていた私を見つけたクマパパ。私を抱き締め、海辺を走って我が家のパラソルに連れてきた件は、我が家で語り継がれている伝説だ。
あの男児も、きっと本当に心細かったんだろうなあ。

子供に親切にするなんて、私にとってはレアケースだ。
CNNでトップニュースで扱われ、また明日の為替にも影響を及ぼすレベルの珍事と言えよう。

珍しいことをしたからって、明日、雨、…降らないでほしい。