世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ボーナス支給日

2010年12月15日 23時30分09秒 | Weblog
ボーナス支給日。
この日は朝礼がある。社長のお話を聞くんである。

社内掲示板にその旨を載せる係を、数年前の私は担っていた。
標題を「賞与支給にあったっけ」としてしまった。
そんな私にも賞与をくれる当社って優しい。ありがとう、会社。

社長の話を文章に起こすのは私の仕事だ。イヤホンを着けてカタカタ打っていると、社長室に呼び出された。半月に一度、賞与の日に行われる●●●ィ~(部長)との面談である。
電話に出ていて入室が遅くなってしまった私に、彼は
「ボーナス、いらないのかと思っちゃいマシタ」
とニヒルな笑みを称え、そして給与明細を差し出した。
ソファに腰かけるように促され、腰を下ろす。
勢い良すぎて尻がボフッと沈んだ。

「最近どうデスカ?」
と聞かれた。
今勉強していること、それを活かせそうな仕事があれば是非!と話した。
「ああ。じゃあ、これからアナタには、ああいうことをやってもらいまショウ」
と言われた。

話は一変し、喫煙所事情を聞かれた。
値上げに伴い、喫煙本数は変化したのか?と聞かれたので、増えたと答えた。
そう。まとめ買いをしたとき、増えてしまい、その後も体が求める本数を減らしてくれないんである。
「喫煙所なくしたら、嫌?」
と、意地悪なことを言う彼。
それは困る。
トイレを閉鎖されるよりも困る。
「嫌です」
と即答。
だって嫌なんだもん。

「ハッハッハッ!ワタシも元喫煙者だったので吸う人の気持ちはワカリマスよう!ハッハッハッ!」
と、ラピュタのムスカのような高笑いをしながら言い放つ彼。
何このネチネチとしたイビりは…。
彼のサディスティクな一面を見たような気がした。

やれやれ、と自分の席に戻る。
目の前にいる吉熊上司が、
「ボーナス、辞退しなくっちゃ駄目だろ。そしてそれは俺がもらうんだ!もらって当然だろ!?」
と。
嫌ですってば。


プチ残業後、池袋のデパートへ!
自分にご褒美を買い与えるのだ~。

エスティローダーのクリスマスコフレ(リップ & マスカラ セット)。

コンシーラー
マスカラ
リップ
アイライナー
ポーチ



嗚呼、何て素晴らしいんだろう。
決め手はやはり、マスカラ。今までずっとランコムのエクステンシルを愛用してきたのだが、浮気心で使用したエスティローダーのボリュームに感動してしまった。効果が付け睫毛級なんである。

リップは多くの色から選べる。
カウンターで、色々と選んでもらった。
ビューティアドバイザーが選んでくれた色は私が好きなピンクであり、実際に唇に乗せると肌の色にぴったりだった(色:3C5)。
恐るべし、ビューティアドバイザー。

ついでにリップに合ったチークまで頬に入れてもらった。パール入りだったので顔に立体感が生まれる。ここの接客で一番感心することは押し売りをしないこと。サービスで入れてもらったチークを欲しくなってしまったのは言うまでもない。

リップの容器に、好きな文字を入れてもらえる。
「自分大好きですいません~」
と恐縮しながら、「Ryoko」と彫ってもらった。


自分へのご褒美なのでリボンもかけてもらった。


新しい化粧品を入手すると綺麗になったかのような錯覚に陥る。それは、まるで受験生が参考書を買った途端に合格したような気になる心理に似ている。

さて、明日からも頑張るか。
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