世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

クリスマスコットン

2010年12月06日 23時20分40秒 | Weblog
毎週、週の初めに花屋さんがやって来て、ロビーに花を生ける。
今週の花は、コットン。思わず触れてしまった。ふわふわして可愛い。

コットンの花の存在を知ったのはバブル景気が去りかけた91年。
ドラマ「あしたがあるから」(脚本:内館牧子)で、知った。
当時私は中学2年生。たしか林間学校の翌月である10月から、このドラマは開始された。
このドラマには、「龍馬伝」の福山雅治も出ていた。けっこう嫌な役で出ていて(たしか中嶋朋子を水溜まりに突き飛ばす)、あれから彼をなんとなく好きになれない。

花屋の娘・令子(今井美樹)は商社勤務の普通のOL。同じ職場の健太(石橋凌)と結婚間近でウハウハ。このウハウハっぷりが、尋常ではない。会社の最寄り駅で健太に「腕を組んで出社しよう」とか言うのである。
適当に書いた企画書が通ってしまい、ある日突然、特別企画部の部長に任命させられる令子。
まずはフラワービジネスを展開。コンビニに花を置く(コンビニはたしかミニストップだった)。
これがヒットし、クリスマスにも何かを仕掛けよう…って、出された案が「クリスマスコットン」。
コットンを雪に見立てて花束を作って売ろうとした。
しかし、コットンの花を輸入する段階で、他社に権利を取られて、あぼーん。
特別企画部内も恋愛絡みのゴタゴタで、あぼーん。
更に、令子の母親(大楠道代)と令子の勤務する商社の社長(村井国夫)が、元恋人同士だったことが発覚!家庭崩壊の危機だぜ!あぼーん。
そして、あろうことか、健太を社長令嬢(仙道敦子)に取られそうになる。
もうだめぽ。

もう、何でもアリみたいなドラマだった。

最後はめでたく健太と結婚する令子。
教会のドアから出てくる花嫁の手に握られたブーケは、父親が作ってくれたコットンの花束。
エンディング「PIECE OF MY WISH」が華麗に流れる…おしまい。

コットンのふわふわっぷりを指で確かめる私の脳内を、あのドラマが走馬灯のように流れていった。

あの頃のドラマは見応えがあった。
楽しかった。
最近のドラマはねえ…。

最近…
最近…

明日は「セカンドバージン」の日ではないか!!
広報宣伝部長(自称)の私は、明日も布教に勤しむのだ~!

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