世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

漫画の中の歯医者さん

2010年12月27日 22時37分17秒 | Weblog
会社帰りに歯医者さんへ。半年に一度、きちんと定期診断に行く吉熊上司を見習い、私も9ヶ月ぶりに歯医者さんへ行った。
虫歯って1本治すのにけっこう費用がかかる。特に根治をすると1万円ぐらいかかる。面倒だが、より面倒になる前に、虫歯予防をしようと思った。
どこも痛かったり凍みたりすることはなく、強いて言うならば歯の裏のヤニがひどい。セピア色を通過し、真っ黒。暗黒というか漆黒。最近喫煙量が増加したからだろうか。

私の通院する歯科の先生はけっこうイケメンである。真田広之に似ている(月桂冠「花鳥風月」のCMに出ていた頃の)。

夜景の見えるホテルのバーで
「君の歯。右上1番から4番の並び方、最高だね。僕と君、今宵、愛の噛み合わせを試さない?」
「君の永久歯になりたい」
「君のハートを激しく削りたい」
とホテルの部屋のキーをちらつかされて口説かれたら、…などと妄想してしまう。

受付で漫画の冊子を発見。なんだべ?と手に取り、凍りついた。
真田先生が主人公の漫画ではないか!
軽く衝撃。
全米に笑撃が走っちゃうほど。
久々に全身の毛穴が、「んばぁぁ~ッ」と開くような感覚に陥った!
…もしや、彼、自分大好き?
「患者さんを救う俺、カッコいい」とか思っていない?

待合室でそれを捲り、極寒のツンドラ気候の地に取り残された小鳥のように凍えていたら、名前を呼ばれた。
まずは歯科衛生士さんによる総点検。
磨き方が上手いらしく歯石がないし、歯肉も落ちていないとのこと。良かった。
ずっと私の面倒を見てくれていた前の歯科衛生士さんの教育の賜物である。

ここで、真田先生登場。
さっきの漫画を思いだし、爆笑寸前。
ついでに、さっきの我が妄想が頭をうねり、ニヤニヤ。
「お久しぶりです~」
と、彼は歯の裏のように汚れた私の思惑なんて知る由もなく、とことん爽やかに接してきた。

噛み合わせのチェックで変なところを削ってもらい、最後にレントゲンを撮影して終了。
「虫歯はないけど。歯の裏、真っ黒だね」
とのことなので、新年早々にクリーニングをしてもらうことになった。

帰宅して、もらってきたさっきの「主人公:俺」みたいな漫画冊子を熟読。
彼の医院の治療方針や自分のヒストリーがつらつらと描かれていた。
しかもカッコよく。2回読んで2回とも笑った。明日、誰かに見せよう。

真田先生の新たな一面を見た。
…私にしたら、ちょっとしたレディコミかもしれない。あの漫画。萌え。